NO団体名主な企画内容
5 NPO法人 ビオトープ・イタンキ in 室蘭(北海道) 「「獲物のあるビオトープ」での「授業」としての自然体験学習」
ふる里の自然の再生を目指し、「獲物のあるビオトープ」作りを行う。絶滅となっている動植物は近隣から探したり、子どもたちの技とアイデアによる魚すくいやトンボ採りなどの「小さな狩り」を通じて、ふる里の自然を体感し、生き物の命を学ぶ。

速報レポート1 「自然体験学習」知利別小学校3年生

日 時  8月29日(金) 午前10時~12時
場 所  ビオトープ・イタンキ
参加者  小学生70人 大人4人

好天に恵まれ10時少し前、子ども達の賑やかな声が近づいてきました。
今日は知利別小学校3年生70名の「自然体験学習」です。
子ども達は3キロ余りの距離を徒歩で到着しました。
長靴、着替え、筆記具、昼食などの入ったリュックを背負い、手にはアミとプラケース。
私達NPOの担当者は今日は4名、水辺の草上に、大きめのプラケースを並べ水を張って待機します。

「獲物のあるビオトープ」では採集・水遊びが自由です。
子ども達は自分自身の安全に対する簡単な注意を受けた後思い思いに「獲物」を探します。
並べたプラケースには次々と子ども達の「獲物」が投入されます。
トミヨ、ドジョウなどの淡水魚、ヤゴやガムシなどの水生昆虫。
草地でバッタやコオロギを追う子もいます。
「小さな狩」に夢中になる中で子ども達は「獲物」の種名、生態、飼育方法などを学びます。

「獲物のあるビオトープ」は造成された人工の水辺です。
延長220m面積2000㎡の細長い水路は、地下1mに遮水シートを埋設しています。
子ども達の安全に配慮して水深は深い所でも50㎝程度、2006年に着工2011年春に造成計画を完了することができました。
「失われた室蘭の湿原」をモデルにふる里の自然にこだわって再生活動を続け、人手で持ち込んだものの他に多くの生き物が還ってきました。
ふる里の自然が順調によみがえりつつあります。

7月1日から9月26日まで、今年は11回の「自然体験学習」が組まれています。
年々増加傾向ですが、「ふる里の自然」の回復力は大きく、もう少し受け入れる余裕が有りそうです。






プログラム検索に戻る