NO団体名主な企画内容
20 冒険学校 是空(静岡県) 「夏だぁ!こども冒険キャンプ ~自然の中で仲間といっしょに冒険しよう~」
川遊びから、ナイトハイク、ロッククライミング、シャワークライミング、カヌー、洞窟探検などをプログラムにした、冒険キャンプ。

「夏だぁ!こども冒険キャンプ 〜自然の中で仲間といっしょに冒険しよう〜」 [8/23-26]

 日  時:平成19年8月23日(火)〜26日(金)
 場  所:愛知県民の森キャンプ場(活動ベース、宿泊)
       鳳来川合地区亀淵岩(ロッククライミング)
       鳳来湖奥の栃の木沢及び清水沢(シャワークライミング)
       新城地区桜淵公園内鍾乳洞(洞窟探検・長さ30m)
       新城地区桜淵公園内豊川(カヌー)
 参加者:中学生2名、小学生2名、スタッフ3名

 <プログラムの目的>

是空では「子どもの成長には本物の冒険が必要だ」と考えています。
冒険とは「自分自身と本気で向き合う体験」だと考えています。
自分自身と本気で向き合うとき「度胸」と「慎重さ」と「勇気」が必要です。「仲間」が必要です。
冒険のあとには「自然への感謝」と「感動」が待っています。
そして、子ども達は冒険体験を通じて「本物の生きる力」を貯えると考えています。
多感な子ども達が夏のひとときを仲間と冒険する。
そして「本物の生きる力」を貯えることを本事業の第1目的とします。
第2目的として、今回のキャンプ会場となる愛知県新城市は
「DOS(do outdoor sports)地域再生計画」という豊かな自然を活かしたアウトドアスポーツで
地域おこしを実施している自治体であります。
しかし、地元住民が地元の資源を知らない。
または実施していない(実施しているのは休み毎にやってくる都市部住民)という現状がある。
そこで、地元や近隣都市部の子ども達にその地域の魅力を知ってもらい
まずは子ども達に地域を好きになってもらう。
更に地域活性の機会にすることをもうひとつの目的とする。

 

 <プログラムの様子>

1日目:
愛知県民の森に集合し、アイスブレイクを兼ね川遊びなどドラム缶風呂の設置。
夕食を飯盒炊爨としスタッフともども協力しながら実施。
夜はナイトハイクを実施し公園内を散策。
県民の森の中にある冷風(12℃)がでる風穴に入る。
夜の暗闇やその恐怖、神秘さを実感できた。

2日目:
ロッククライミングがメインのアクティビティの予定だが、あまりの暑さにシャワークライミングを行なう。
身体が冷え、昼食後にロッククライミング。25mの高さに挑戦。
道具と仲間を信頼し挑戦。高さに対する恐怖をこらえながら真剣に挑戦する。
登ったあとは懸垂下降を実施。自分で自分の安全を全力で確保する体験。(サブロープでスタッフが確保)
クライミングのあとに亀淵という淵にて飛び込みやウォータースライダーを実施。
食事はすべて自分たちで炊飯。夜はドラム缶風呂を沸かし入る。

3日目:
シャワークライミング。日本100名谷に数えられる栃の木沢の下部に挑戦。
しかし、渇水のため水量も少なく1時間ほどで終了。
昼食後、清水沢に行く。中流部のゴルジュ帯を泳ぎながら突破する。
途中の滝まで行き、もどる。沢の清涼感を満喫。
食事はすべて自分たちで炊飯。夜はドラム缶風呂を沸かし入る。

4日目:
3泊を過ごしたキャンプ場を離れ移動。
新城地区桜淵公園の鍾乳洞をミニ探検しコウモリを見る。
その後カヌーにのったりしながら川遊びをする。夕方解散。

 

 <目的の達成度について>

地元(新城)の子供も初めての体験が多く、自然を満喫しながら「挑戦」ということを楽しんでくれました。
シャワークライミングやカヌーでは自然のすばらしさを実感し
ロッククライミングでは真剣に挑戦する体験ができました。
ナイトハイクや洞窟では自然の神秘さを感じてくれました。
途中兄弟喧嘩が他の参加者に影響し、他の子どもが仲良くできない兄弟に泣きながら訴える場面もあり
多くのことを体験してもらえました。
参加者が募集の時期も遅く15名定員のところ4名しか集められなかったこと。
参加者が少なく子ども達が多くの子どもと接する事が少なかったことが残念でしたが
その分スタッフは一人一人と深く係ることができました。

 <参加した子どもたちの声>

・楽しかった。
・ロッククライミングは怖かったけど良い経験だった。
・シャワークライミングは気持ち良かった。
・ドラム缶風呂が初めての体験でよかった。
・コウモリの顔をはじめて見た。
・喧嘩は嫌だった。仲良くできた。
・新城(鳳来)にこんな場所があるのを知らなかった。
・また参加したい。

 <反省点>

何より参加者が集まらなかった。
支援を頂けることが決定後、7月中旬から募集を開始した。
今まで参加してくれたリピーターの子どもが同時期の他のキャンプに応募後だったことが厳しかった。
いままで1泊10,000円程度の企画が多かったので、参加費も高く感じられたようだった。



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