NO | 団体名 | 主な企画内容
|
35 |
認定NPO法人びわ湖トラスト(滋賀県) |
「"無人ソーラーボートを作って、太陽光発電の利用と自律型水面ロボットの制御の学習をしよう"」 "座学で、自律航行する無人ソーラーボートの原理を学習する。実習で、50W級小型ソーラーボートを製作する。応用で、第23回びわ湖クルーレスソーラーボート大会先端技術部門に参加し、琵琶湖への関心を深める。" |
|
速報レポート1 「無人ソーラーボートを作って、太陽光発電の利用と自律型水面ロボットの制御を学習しよう」
実施日:2019年8月15日(木)~18日(日)
前合宿(2泊3日)とレース(1泊2日)
実施場所:琵琶湖
参加人数(最終):小学生10名、中学生8名、高校生6名、サポーター6名、事務局5名 合計35名
8月15日の午後は、台風10号が接近する中で、迫りくる風雨に負けないで座学を室内で行い、無人ソーラーボートのしくみやソフトとハードを勉強しました。台風が過ぎ去った8月16日には、午前中に無人ソーラーボートの組み立てを行い、午後は近くの乙女が池で試走を行いました。そしていよいよ8月17日と18日の2日間は、「第23回クルーレスソーラーボート大会」のレースに参加しました。暑い日差しの中、みんなで頑張って、結果は50W級で優勝、100W級と200W級は準優勝でした。
子供たちは全員元気で、みんな真っ黒に日焼けしていました。特に、8月17日の夕方に参加した親睦会では、レースに参加した東京大学チームの先生たちから無人ソーラーボートについてのアドバイスをもらったり、大勢の前で自己紹介をしたり、みんなでおいしい食事をしたりして、大満足でした。終了後のアンケートでは、全員が来年も参加したいと述べていました。
皆様の多大なご支援に深く感謝します。大変ありがとうございました。
目的
自律型ソーラーボートの製作を通じて、ものづくりにかかわるハードとソフトを学習するとともに、琵琶湖でのレースに参加して自然の恵みと厳しさを理解することを目的とした。
宿泊場所
8月15日、16日
白浜荘 ゲストハウス加茂川
〒520-1223 滋賀県 高島市
安曇川町 下小川2300-1
TEL. 0740-32-0451
http://www.shirahamaso.co.jp/kamogawa.htm
8月17日
ヴィラ山水
(民宿(本館)ヴィラ山水)
〒520-1814
滋賀県 高島市
マキノ町知内87
TEL. 0740-20-5051
http://www.sansui-r.com/room#633039
集合場所(8月15日)※以下の人数は集計時点(含スタッフ)
○JR近江高島駅から送迎車利用
12:30 JR近江高島駅改札(びわ湖トラストスタッフ1名随行)
○宿泊場所の白浜荘へ自家用車利用(駐車場70台, 無料)
13:00 白浜荘内 ゲストハウス加茂川2階 会議室
http://www.shirahamaso.co.jp/kamogawa.htm
5.解散場所(8月18日)
○レース会場のマキノグランドパークホテル横サニービーチ
JRマキノ駅(12:50発 京都方面)
現地解散(マキノ駅まで徒歩12分;12名)、状況により車で輸送
○レース会場のマキノグランドパークホテルから自家用車利用
(マキノグランドパークホテルの駐車場150台, 無料)
現地解散
※地図:JRマキノ ⇔ ヴィラ山水 ⇔ レース会場(マキノグランドパークホテル横)
スケジュール
○8月15日(木)
13時00分 白浜荘内 ゲストハウス加茂川2階 会議室 集合
13時15分 会議室 オリエンテーション(熊谷、青田)
14時00分 会議室 クルーレスソーラーボート大会について(熊谷)
ボートの構造と操作説明(山田)
ソフト解説(青田)
18時00分 白浜荘 夕食(本館1Fレストラン)
19時30分 各自の課題や宿題
20時30分 入浴(大浴場)
22時00分 就寝
○8月16日(金)
6時30分 起床
8時00分 朝食(本館1Fレストラン)
9時00分 ソーラーボートの組み立てと調整
12時00分 昼食(本館1Fレストラン)
13時00分 乙女が池 試験航行
13:00 2班「ネーレウス号」
14:00 1班「Wild boar」
15:00 高校生「ばな衛門」
終了後、最終調整、レース準備
18時00分 白浜荘 夕食(本館1Fレストラン)
19時30分 各自の課題や宿題
20時30分 入浴(大浴場)
22時00分 就寝
○8月17日(土)
6時30分 起床
7時00分 朝食(本館1Fレストラン)
8時00分 白浜荘 ⇒ レース会場(マキノグランドパークホテル前)へ移動(車)
9時00分 会場 大会受付開始
10時00分 開会式
10時15分 競技開始/順次スタート
13時00分 競技終了
湖水浴(天候次第)
会場 ⇒ 宿泊先(ヴィラ山水)へ移動、チェックイン
18時30分 懇親会(奥琵琶湖マキノグランドパークホテル)
21時00分 入浴
22時00分 ヴィラ山水 就寝
○8月18日(日)
6時30分 ヴィラ山水 起床
7時00分 朝食
8時00分 会場 集合
9時00分 GPS自律航行船 競技開始
11時45分 競技終了
12時00分 表彰式、閉会式
12時20分 解散
※JRマキノ駅の京都駅方面時刻表
12時50分(新快速 姫路行き)
13時50分(新快速 姫路行き)
座学(2019年8月15日午後)合宿は座学から始まりました(白浜荘にて)
組立(2019年8月16日午前)Wild boar(100W級)の組み立て(1班)
試走(2019年8月16日午後)台風一過、全員集合。左からネーレウス号、ばな衛門、Wild boar。
レース(2019年8月17日午前)竹生島を背景にばな衛門快走、この後浸水リタイア
親睦会(2019年8月17日午後)自己紹介の時間です。少し恥ずかしかったね(2班)。
ラーメンタイム(2019年8月17日朝)みんなでチキンラーメンを食べました。初めてインスタントラーメンを食べる子もいました。おいしかったです!ありがとうございました。
レース(2019年8月18日午前)ひたすら先頭を走るWild boar号(100W級)です。
表彰式(2019年8月18日昼)ネーレウス号(50W)優勝しました(2班)。
小中学生へのアンケートの回答
(1)楽しかったこと
- 友達と色々話して作ったりびわ湖で泳いだりして楽しかったです。
- 作ったソーラーボートの近くまで船で行き、みんなで応援したことが楽しかったです。
- みんなで寝るときや、ソーラーボート作り。
- 新しい友達と話せたことやソーラーボートを完成させたこと。
- ボートの基礎を学ぶことができて、自分で操縦ができたこと。
- みんなで協力して頑張れたことです。
- 班のメンバーと一緒に協力し、ソーラーボートを走らせたこと。また、他の学校や小学生・高校生など普段あまり話す機会がない人達と交流できたこと。
- 自分たちが作ったソーラーボートがちゃんと走っているかを船で追いかけて目で確認ができたこと。完走はできませんでしたが、二日目は折り返し地点まで行って一日目より記録が伸びたこともうれしかったです。
- ソーラーパネルを付けたり、銅線を繋げたりして考えながら作ることに参加出来たこと。
- いろんな人と交流できたこと。最終日のバイキング。船上でネーレウス号を操縦したことや自動にしたときのネーレウス号を観察したこと。
- 大会で実際に走っているネーレウス号の手伝いをする事が楽しかったです。
- みんなといっしょにソーラーボートのしくみについて学べたこと。
- ソーラーボートを実際に走らせた、大会が一番楽しかったです。また、親睦会ではいろんな方と、お話しでき、よい経験になりました。
- ソーラーボートの大会で船を浮かせて船がちゃんと動いたところを見たり、操縦できたり、船の調子が悪くなったらそれを調整したこと。親睦会で、大学生の人や同期の友達とたくさん喋れたこと。
- ソーラーボートを作る際の導線を繋ぐ工程
- ソーラーボートがうまく進んでいるのを船の上で見たこと。友達と仲良くなれてしゃべったり、遊んだこと。
- 伴走船に乗って、ソーラーボートが走るのを見守ること。
- ソーラーボートのマイコンのプログラミングが興味深かったです。
(2)困ったこと
- 台風で電車や車が動くか心配だった。
- ズボンが濡れてしまったこと。アユが死んでいたこと。
- ボートのスピードが落ちたとき原因がなかなか分からなかった。
- ありません。困ったことがあればみんなに聞けましたし、すぐに解決できました。
- 現地集合を希望したがなかなか集合場所が見つからなかったこと。
- マイコンが熱に弱かったこと。就寝時間がいつもより1時間遅かったこと。
- 船に乗っている時にものすごく暑く、日焼けもすごかった事。日焼け止めを塗っていたにもかかわらず、首が痛くなりました。
- B地点まで行った後、急にソーラーボートが回って困った。
- ソーラーボートが逆走したこと。その原因をつきとめるまで時間がかかってしまったこと。
- スクリューに藻が絡まったこと。
- ヴィラ山水に冷蔵庫がなかったこと。
(3)感想
- 最初は一人で参加し、友達が出来るか心配だったけど仲良くなれて楽しかった。あと10分あればゴールしたのに残念だった。
- 来年はソーラーボートを最初から作ってみたいと思いました。
- みんなで遊ぶことがとても楽しかったです。
- 製作や準備時間にもう少し時間が欲しいと思いました。
- びわ湖トラストの友達と遊ぶことができて楽しかった。
- 2班の方と交流できたことがとてもよかったです。いろんな話をさせてもらえて、面白かったし勉強になりました。
- 大きなソーラーボートを琵琶湖で走らせることは初めてであり、とても良い体験ができたので楽しかったです。
- 普段は体験できないようなことが体験できました。ソーラーボートや船の操縦など経験しなければ興味を持つことがなかったであろうことを経験できたことは貴重な経験になりました。また、普段はあまり関わり機会のない高校生や中学生、小学生の人たちと寝食を共にして、目標に向かって取組むことはとても楽しかったです。また機会があれば是非参加させていただきたいです。
- 様々な歳の人と友達になれたこと。
- 普段見れないようなソーラーボートの仕組みやGPSなどがどういう形をしているのかわかってよかった。お金がかかるのでソーラーボートは家ではできないがそういう体験をできて楽しかった。 貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。
- 2日目にB地点まで行けず、単独一位になれなかったことが悔しいです。
- 友だちが何人もできてよかった。おりかえし地点でおりかえせなかったけどゆうしょうできてよかった。
- ソーラーボートが、どうやって自律して走っているのかを、知れてよかったです。自分が知らなかったことを知れてとてもよかったです。
- すごく楽しくて、いい経験できて嬉しい。ありがとうございます。
- 大会で優勝できてうれしかった。
- 最初はボートが変な方向に行ったりグルグル回っていたりしたけど、最後には順調に進んだので良かったと思う。
- 3泊4日は長いと思っていたけれど、楽しかったのであっという間でした。
- 異学年との交流が楽しかった。普段聞くことのない話、知らない世界の話を聞けたことが良かった。来年はソーラーボート自体の設計、製作から携わってみたいと思った。
(4)また参加したいか?
- 参加したい 全員
あとがき
子供たちは、こういう貴重な体験を経て、大きく成長すると思います。彼らの人生に少しでも役に立ったら私たちの大きな喜びです。
プログラム検索に戻る