NO | 団体名 | 主な企画内容
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(公財)佐賀県教育文化振興財団(佐賀県) |
「ハドベンチャー!生きる力の祭典」 "地域のオリーブ畑農家、狩猟ハンター、漁師の協力を得て子どもたちに農業漁業の苦労、厳しさ、楽しさを体験してもらう。最後は地域で獲れた食材(獣肉と魚、オリーブオイル等)を捌き、BBQを行う。" |
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速報レポート1
実施日:2019年10月5日(土)~6日(日)
趣旨:地域と連携して様々な体験活動をおこなうことで、子どもたちの心や身体の逞しさを育む
活動場所:佐賀県波戸岬少年自然の家とその周辺
参加人数:小学生19名、中学生3名、保護者10名・地域の方8名、指導者7名 計47名
日程
10月5日(土)
11:15 開会行事
11:30 仲間づくり
12:15 弁当(昼食)
13:00 オリーブ園へ移動
13:30 オリーブの実収穫体験
14:30 自然の家へ移動
15:15 罠作り・仕掛け
17:30 カレーライス(夕食)
18:30 入浴
19:30 NIGHTサファリハイキング
20:30 ふりかえり
21:15 就寝準備、就寝
10月6日(日)
6:00 起床
6:15 清掃
6:35 MORNINGサファリ
7:15 サンドイッチ&牛乳(朝食)
7:45 漁港へ移動
8:30 船釣り
10:45 自然の家へ移動
11:30 解体ショー、準備
12:15 狩猟BBQ
13:20 片付け
14:00 アンケート記入
14:30 閉会行事
仲間づくりのために行ったレクリエーションでは、導入に手遊びやジャンケンを用いて指導者や参加者同士の盛んな交流を図った。また、展開では、グループ間の競争を促し、より高い得点をあげるために協力が垣間見えた。
オリーブの収穫体験では、はじめに地元農家の打越 氏より、オリーブの種類、植え方や育て方、収穫の時期や方法、販売までの一連の流れをお話しいただいた。その後の質問時間では、10以上もの質問が飛び交い、初めての体験にわくわくしている様子だった。
また、グループごとに18リットルのバケツいっぱいに黄色、赤色、黒色の実の収穫を行った。
収穫の際、特に印象に残ったのが、収穫前に土の上に落ちてしまった真っ赤なオリーブである。台風や害虫(オリーブアナアキゾウムシ)、イノシシの突進等による被害を直接肌で感じた。
罠作り・仕掛けでは、唐津市鳥獣対策室の石橋 氏が美味しいイノシシ捕るのに適した時期や方法、餌の種類を教えていただいた。罠の他にも猟犬にイノシシを捜索させ、犬が吠える場所で狩猟を行うなどいろんな方法があることやイノシシの危険についても学んだ。
説明後、狩猟に興味津々の子どもから次々に質問が飛び同じ女の子が6つも質問するといった場面があった。
次に、跳ね上げ式罠を仕掛けるための枯れ枝集めとロープワーク(わな結び、巻き結び)を習得。ようやくグループごとにどうやったら動物を捕まえることができるか試行錯誤しながらの罠作り・仕掛けがはじまった。黙々作業に集中し、あっという間に2時間が過ぎた。どんな動物が捕れるか楽しみ!!
NIGHTサファリハイキングでは、絵本の読み聞かせ、門番によるシルエットクイズ、サル・ウサギ・モグラなどたくさんの仕掛けを準備するとともに予期せぬ場所でホンモノのタヌキが出た時には、大興奮!子どもの心に残る夜の思い出となったようだった。
MORNINGサファリでは、早起きして普段人が立ち入るような場所ではないであろう獣道を歩いた。途中、複数の巣穴を発見できたが動物の発見には至らず、最後は恐る恐る自然にできた木の橋を渡るとその先にクモの巣が待ち受けていた。また、前日に仕掛けた罠に動物が来て餌を齧った形跡が残されていたことに「あっ!」と驚き、歓喜した。
船釣りでは、波浪とうねりがあったため、地元漁師の判断により港内の船釣りとなった。実施となったことに参加者は喜び、防波堤の影になる安全な場所での船釣りが始まった。竿を出してすぐアタリがあり次々とアジ、メジナ、イサキ、サバといった種類の魚が釣れた。みんなで500匹以上も吊り上げた。
狩猟BBQでは、講師の先生に教わり捌き方を習得。小学校低学年の男の子もお母さんと一緒に魚を捌く体験ができた。他にも、昨日拾った枯れ枝の余りを活用した火起こし、野菜カット、食器洗いなどBBQの段取りをみんなで協力して行った。その後、12時15分から、アジの刺身、焼き魚、イノシシ、オリーブととれたての地元食材を囲んでBBQを楽しんだ。海と森を融合させた贅沢なジビエとなった。
参加者の感想
- なんでもやってみようという意欲関心が高まった。
- オリーブの育て方、イノシシの事など勉強になって良かった。
- 造りが簡単なワナは、工夫が大切で難しかったが、紐の結び方など学べて良かった。
- ナイトサファリ最高でした。アイデアが斬新でした。
- 船に乗るのも大泣きでしたが、最後にはエサ担当になり参加できました。たくさん魚を釣り、それを食べるという命の大切さもわかり、とてもおいしかったし大満足です。
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