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23 富岡ビジターセンター(熊本県) 「復活!天草更紗 ~磯で見つける染色材!~」
かつて天草でつくられていた「アメフラシを使った天草更紗」の復活を目指し、染色にチャレンジする。磯の生き物から染色の材料を探し、生き物が持つ色素とその理由・意味、生態などを理解する。

「復活!天草更紗 〜磯で見つける染色材!〜」 [7/24]

 7月24日朝10時、30℃を超す気温と真夏の太陽の下
 色素を持つ磯の生物を探しに富岡半島の四季咲岬に行きました。

 海のそばに住み、海水浴などで海に親しんでいても、じっくりと海の中を覗くことが少ない子供達は、
 箱眼鏡を使っての「色素を持つ生物」探しは新鮮な驚きが多かったらしく、
 一つの生物を見つける事に感激の声を上げていました。(写真/左上)

 観察後半には生物の生きている姿に興味を持ち、生物を見つけてもすぐに採集することをせず、
 海の中での生態観察を自主的に行う子が増えました。(写真/中央上)

 午後からは採集した海藻を使って、ハンカチと和紙の染色を行いました。
 種類の異なる海藻なのに同じような色の染色液が出来ることや、
 同じ色をした海藻なのに出来た染色液の色が異なること、
 同じ染色液でも媒染剤の種類によって色の染まり方が違ってくることなどを学びました。(写真/右上)

 ハンカチへの模様作りの際には、伝統的な「絞り」の技法を学びました。
 輪ゴム一つでわっかが作れること、折りたたみ方で線がかけることなどを学びましたが、
 初めての挑戦のためできあがりを想像して模様を作ることは難しかったようです。(写真/左下)

 それでも染め上がりにはみんな満足したようで、作品を持っての撮影時にはみんな満面の笑顔で臨みました。
 (写真/中央下)

 今回の目玉であった「アメフラシを使った染色」は
 みんなで見つけたアメフラシが「ムラサキの汁」を出さない種類であったため行うことは出来ませんでした。
 来年、再度挑戦したいと思います。(写真/右下)




復活!天草更紗 〜磯で見つける染色材!〜 実施レポート(1)
復活!天草更紗 〜磯で見つける染色材!〜 実施レポート(2)

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