NO団体名主な企画内容
18 NPO法人 国際自然大学校(東京都) 「ハメハメハキャンプ」
赤道直下のバナアツ共和国で暮らしていたスタッフがプロデュースする、原体験のキャンプ。無農薬野菜の収穫、鶏とともに生活、食事は全て自炊で行い、いまだにこのような生活をしている国が地球上にあることを実感する活動。

「ハメハメハキャンプ」 [8/28-8/30]

 日  時:2006年8月28日〜30日(2泊3日)
 場  所:国際自然大学校 日野春校 キャンプ場(山梨県北杜市)
 参加者:小学3〜6年の男女26名

暴れる鶏に悪戦苦闘中!

ハメハメハキャンプは、
電気や水道のない場所でも自分たちで暮らしや遊びを作り上げよう、という趣旨で行われました。

朝起きると、まずはお仕事の時間。
鶏隊は、小屋を掃除し、水を取り替え終わると、卵をいただきます。
「鶏の卵ってあったかーい!」卵をつかんだ瞬間に感動の一言!
いただいた卵を大事に握りしめながら、キャンプサイトまで持ち帰りました。
畑隊は、畑に行き、雑草を抜いた後に、新鮮野菜をいただきました。

キャンプ中すべての食事は自炊です。
朝取ってきた野菜・卵と、その場にある食材・調味料を駆使して作る料理。
どんな味かドキドキしながら食べてみると、「おいし〜い!」。
カウンセラーの冷や汗をよそに、子どもたちは満足げでした。
“作ったものは残さない”が基本ルールのクッキング。
毎回、くじ引きで決まるグループは、まさに運命共同体でした。
カレールウとシチューミックスを混ぜてみたり、親子丼にしてみたり、
それぞれのグループの味が出た料理が揃いました。


とれたて野菜でーす

火起こしもお手の物

皿洗いはとぎ汁で

食事作りのグループはくじ引きで

お米、こがさず炊けるかな?

自分たちで作った料理は最高!

片づけが終わると、お待ちかねのフリータイム。
川遊び、竹ばし作り、虫取り、探検など、多彩な活動が繰り広げられました。
「ドラム缶風呂沸かしたーい!」「ツリーハウスで遊びたーい!」
それぞれの子がそのとき、その場でしたいことに夢中になって遊びました。

「太陽ってすごいんだね。」
夕食作りが遅くなって急速に暗くなってくると、子どもたちは太陽のありがたみに気づきました。
また、バヌアツ式鍋洗いに挑戦し、葉っぱでこすると鍋がきれいになることにびっくりしていた子もいました。
自然に頼り、地球に優しい、バヌアツ流の暮らし方に少し迫った瞬間でした。

水や電気がなくても、すべての暮らしを自分たちで作り上げることで一回りたくましくなった子どもたち。
また、自分のしたいことを思いっきりした後の満足げな表情は、充実感にあふれていました。
「あと1ヶ月くらいこのキャンプやってればいいのに。」
時計もなく、電気もなくても、心地よい暮らし。
子どもたちは、人間本来の暮らし方を直感として感じられたことと思います。


朝風呂でっす

ナタで薪割り!

余っていた食材で作ったピザは大好評!

絶好の川日和。最高!

私は竹ばしを作りまーす!




■別年度のレポート
2008年度 自然体験フェスタ2008 ~みんなの遊び場、誰もが主役!!~ 実施レポート
2004年度 にいはる1WEEKキャンプ ~自然が先生、田舎が先生~ 実施レポート

プログラム検索に戻る