活動レポート活動日時 (1)5月15日 (2)6月14日 (3)10月中旬 (4)8月9日 (5)8月24日
活動(1): 山根川クリーン作戦(144人 5月15日 14:30)
(6)8月4日 (7)6月~11月 (8)9月27日 (9)10月1日~10日 (10)7月12日 (11)9月4日~8日 (12)10月中旬 1.止水期の山根川の泥からゴミを拾う 小宅小学校では,学校傍を流れる山根川のクリーン作戦をしています。特に田植え前の5月は3年生,5年生,6年生が中心になって行います。6年生は,泥にまみれたゴミを中心に拾いました。 2.水田の準備 6年生は山根川の水を利用して赤米の田植えを行いました。赤米の生産地として有名な岡山県総社市から取り寄せた籾種を塩水選から行いました。 10月11日,秋晴れのもと,みんなで赤米を収穫しました。1a程度の小さな田から収穫できた赤米は27.4kg。夏の台風の被害が少なかったことや,雑草に栄養をとられなかったことが収穫量につながったように思います。 最近,生き物を保護したり,生態系を守ったりする目的で,魚道整備が行われているそうです。兵庫県でもコウノトリで有名な豊岡市でも行われていると聞きました。 夏休み,6年生の希望者が集まって山根川で水遊びを行いました。ゴムボートで川を流れたり,4つのたらいを使った「アメンボ下り」を楽しんだりしました。「アメンボ下り」では最高40mほど下れた子もいました。 地域の「健やかな会」の協力を得て,山根川の本流である揖保川でカヌーを楽しみました。参加した子どもたちのほとんどが初体験でしたが,どの子もオールを上手に使えるようになるとスイスイ進めることができました。 緑のカーテンの効果を調べようと緑のカーテンづくりをしました。利用した植物は琉球アサガオです。茎が強く秋まで花を咲かせることからこの花に決定しました。毎日,朝夕水やりをし,順調に育っていた矢先のことです。右の写真のような幼虫が葉を食い尽くしたのです。1日であっという間に葉がなくなりました。子どもたちと幼虫の正体をみんなで調べたところ,スズメガの仲間でした。ホームセンターで購入した時にすでに卵がついていたようです。とても残念でしたが,えさで食い分けのあるチョウやガの習性を知ることができたのはよかったと思います。 9月,西播磨県民局から専門家を招き,魚道整備によって田んぼに増えた生き物についての学習会を行いました。理科で学習していた生態系や食物連鎖,外来種の話を聞き,生き物を調査しました。意識していなかったアメリカザリガニやウシガエルが外来種であることを理解したり,田んぼに増えた生き物が新たな生態系をつくっていることを知ったりしました。魚道をきっかけに環境についての知識が広がりました。 10月は稲刈りの季節です。田の水を抜くため,生き物を保護し,一度川に戻さなければなりません。専門家に相談したところ,田に穴を掘り,生き物が避難できるシェルターをつくることが効果的だと教えていただいたので,シェルターをつくり,写真のように,網で川に戻す作業をしました。1週間かけてほぼすべて川に戻し,産卵した手のメダカ等小さなものはシェルターに水を張り続けることで対応しようということになりました。小さな命も大切にするということを学 西播磨県民局環境課の協力のもと,山根川の水生生物調査をしました。145人を約30のグループに分け,200mの区間の調査を行いました。石の下や草陰など普段見ないところの調査をし,記録用紙に書き込みました。各グループの記録用紙を整理したところ,判定は上から2番目の水質であることが分かりました。栄養を含んだ水であることから,ホタルの幼虫やそのえさとなるカワニナが多いことやヤゴが生存しやすいこともわかりました。 山根川は増水すると切れた藻が多く岩や杭に引っかかります。その都度子どもたちと取り除いてきました。昨年に引き続き,河川清掃で取り除いた藻は,土に変える取り組みをしています。 山根川の環境に興味を持った子どもたちは学習時間以外でも,山根川に集まってきます。上の写真はその時撮影したものです。左が魚道観察用の網の中で脱皮したモクズガニです。殻もきれいなまま残っていてみんなびっくりでした。 |