NO団体名主な企画内容
3 独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立大雪青少年交流の家(北海道) 「トライアドベンチャーズキャンプ in 大雪 ~山・水・ココロ 3つ(tri)の冒険キャンプ~」
中学生を中心とした編成で、スプラッシュハイクや美瑛川の遡行、望岳台への登山など、数々の冒険プログラムにトライし、北海道ならではの「おおらかな心」と「たくましさ」を兼ね備えたリーダーの育成を目指す、9泊10日のチャレンジキャンプ。

速報レポート1

実施日:2013年8月3日(土)~8月12日(月)
場 所:国立大雪青少年交流の家、大雪山国立公園(十勝岳連峰)
参加者:中学生12名、高校生4名、学生スタッフ4名、職員4名、講師1名
内 容

○1日目、2日目は、生活ベースの整備をしながら、快適に生活を送ることができるキャンプ地に仕上げるとともに、ベース作りをとおして、これから共に冒険にチャレンジする仲間としてのつながりを深めていった。




○2日目から3日目にかけて10日間の生活に必要なキャンプの知識や技術、2泊3日の登山に必要な知識や技術を身に付けた。また、2日間をかけて「クリエイティブプログラム」の計画を実施。「クリエイティブプログラム」とは参加者自身が、その日の行動計画を自主的に立て、それぞれの責任でその日のプログラムを実行するものであり、今回は、3つの班がそれぞれ話し合いを実施し、登山2日目の活動計画を班ごとに立てた。




○4日目からは美瑛富士避難小屋付近にベースキャンプを設置して2泊3日の登山を実施した。参加者はテントや食料、水、寝袋など10kg以上の荷物を背負い、宿営地を目指した。到着後すぐにテントを設営。疲労困憊ながらもすぐに生活のベースとなる宿営地を整備し、山中での食事を満喫、宿営地から見えた満天の星空を堪能していた。




○5日目は、4時に起床し「クリエイティブプログラム」を実施した。登山前日までに班ごとに計画した登山計画を元に山中でのプログラムを満喫した。活動終了後には、突然の雷雨に見舞われるなど自然の厳しさを直接肌で感じつつも、雷雨の後にはテントから出てきて参加者全員でこれまでの活動の余韻に浸っていた。







○6日目は、3時半頃テントから出ると昨日の天候がうそのような快晴となる。直ちに行動の準備をして、近くの石垣山の頂で日の出を堪能した。見渡す限りの大自然に、参加者は大歓声をあげていた。その後、朝食をすませ下山を開始した。3日間の疲労で重くなった足を駆使して、前日の雨で悪路になった登山道と格闘しながら無事下山。全員で最大のチャレンジを成功させ達成感を味わっていた。





○7日目は前日までの活動の後片付けなどを実施しながら、心と体の休息を図る時間を設けた。前日までの疲れをとりつつ、クラフトやスポーツ活動を通じ、寝食を共にする仲間との信頼関係や集団としての一体感を確認する時間を過ごしていた。

○8日目は、不動滝川をフィールドとしたスプラッシュハイクを実施。森の中を流れる川の流れを体で感じながら、清流の心地よい冷たさに心も体も癒されていた。ゴールの不動の滝に到着すると、参加者は水しぶきを上げる滝を見上げ、自然の雄大さを感じていた。





○9日目には、この9日間の「山・水・ココロ」の3つの大冒険をふりかえるため、
森の中でたった一人になり、自分と向き合う「ソロ」活動を実施した。
太陽の日差しを浴びながら、風の音や動物たちの鳴き声しか聞こえない中ですごした時間は参加者にとって貴重な体験となったようだ。
○今回のキャンプでは、ほぼ全ての行程を野外で過ごし、食事の準備から後片付けなど、通常の活動プログラム以外にも、生活の全てが活動プログラムをして設定されていた。そのため、参加者は日々の生活の中でのそれぞれの役割を無意識のうちに果たしながら生活していた。



○事業2日目にビバーク体験として、テントの外での宿泊体験を実施。焚き火を囲んで宿泊する体験が参加者に非常に印象に残ったのか、その後のベースキャンプでの宿泊では、ほとんどの参加者が常にテント外の宿泊を選択していた。雨天でもタープの下での生活を満喫していた。



○解散の際には、参加者同士別れを惜しみながら、再会とそれぞれの活躍をかたい握手で約束していた。






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