8月8日(火)〜8月10日(木)に、木祖村こだまの森及び味噌川ダム周辺において「2006サマーキャンプinKISOGAWA」を行いました。
このサマーキャンプは「水の恵みと水を育む森林の大切さ、木曽川を通じての上下流の結びつきを知り、感じる“きっかけ”となることを願う」ことを目的とし、上下流のふれあいを推進する会(木祖村、日進市、味噌川ダム)主催で、今年で11回目を迎えました。
木曽川下流受益地の愛知県名古屋市、日進市の小学5年〜中学2年71名と、木曽川源流の里である木祖村の小学5年〜中学2年8名が、木曽川源流の里である木祖村で様々な体験活動を行いました。
今年の企画運営は、昨年同様、水源地域ビジョンの「源流の里体験・学びプロジェクト」を主体に信州大学古屋研究室の学生さんに加わっていただき、1日目はこだまの森での開村式後に「班旗作り」を行い、その後「明日の冒険計画」を立てました。夕食はこだまの森で「野外炊飯」。みんなでカレーライスを作りました。
2日目は朝食でオープンサンドを食べ、冒険に出発。各グループごとに前日に立てた冒険計画通り「ダム探検」「カヌー」「いとのこ木工」「わら細工」を行います。各場所までは木祖村自然同好会の方々の引率で歩いて移動し、子供達は木祖村内を自分の脚で体験することも出来ました。
「ダム探検」ではダムの中を探検し、その後はダム湖でクルージング、
「カヌー」は奥木曽湖ワンダリングカヌークラブの方々の御指導により、最初はうまく漕げなかった人も次第に漕げるようになり、ダム湖で楽しい時間を過ごしました。
「いとのこ木工」は地元ナルカリクラフトの方々に教えてもらいながら、各自で工夫した「しゃもじ」を作りました。
「わら細工」では木祖村すずめ塾のおじいちゃんおばあちゃんに教わりながら藁で草履を作りました。自分で作った草履は一番のお土産になったようです。
夕食は水源地域ビジョン「食の塩梅プロジェクト」の方々が木祖村郷土料理の「五平餅」、「きゃらふき」等を作ってくださいました。
その後の「キャンプファイヤー」では流れ星が見えるなど、思い出に残る木祖村の夜となりました。
3日目最終日は早朝から畑に行き、農家の方が丹念に育ててくれた、とうもろこしやじゃがいもを収穫し、朝食はその取り立てのとうもろこしとホットドッグを牛乳パックを使って作りました。
その後木曽川源流ふれあい館へ移動し、昨日の「冒険記」をまとめて、各班で「冒険記発表会」を行いました。
そして、「閉村式」を行い、無事帰宅の途につきました。
今回のキャンプで名古屋市、日進市、そして木祖村の小学生も、
蛇口をひねれば出てくる「水」の生まれる源流の里、木祖村で様々な体験をし、水をとおした上下流の絆を深めることが出来たと思います。
また、キャンプの企画運営にご協力下さった多くの方々にも感謝申し上げるとともに、改めて上下流交流の意味を再確認するいいきっかけになれば幸いに思います。
このキャンプを通じて、これからも益々上下流の交流が深まっていくことを期待します。 |
カヌー体験
キャンプファイヤー
野外炊飯
野菜収穫体験 |