NO団体名主な企画内容
11 NPO法人 こが里山を守る会(茨城県) 「里山の生物調査(スズメバチの捕獲器設置)活動」
古河市上大野小学校の児童たちが昆虫などの生物調査を実施する中で、ペットボトルでスズメバチ捕獲器を作り設置する。虫たちの生態を理解し、身近な自然と共生する方法を体験を通じて学ぶ。

速報レポート2

実施日 平成26年7月13日(日)
参加者 会員10名、企業の森づくり会員(積水化成品関東の社員10名) 計20名
会場 古河市稲宮下原 フィールド(稲宮の森)
活動内容

6月19日(木)に開催された上大野小学校1~2年生参加によるスズメバチの捕獲器設置体験活動による捕獲状況を検証する。

1.捕獲器  下記による2種による同樹木に設置した捕獲状態調査する。
(1)日本酒・酢・砂糖をブレンドした捕獲器 20本 (1年生担当)
  スズメバチを主として、他の甲虫(センチコガネ等)なども多く入っていた。
(2)蜂蜜入れの捕獲器 25本 (2年生担当)
   スズメバチ・甲虫とも少なかった。捕獲が皆無の捕獲器があった。

2.設置場所
(1)風通しが良く明るく人目につくところ
   スズメバチが大量に入っている捕獲器が多い。
(2)下草に覆われ暗く、人目につかないところ
   甲虫が多く入っており、スズメバチは少ない。

3.設置の高さ
(1)小学生の目の高さ(約1m)
   スズメバチが大量に入っている捕獲器は多い。
(2)設置樹木の根元
   スズメバチは殆ど入ってなく、他の甲虫が多い。
 スズメバチの捕獲種類は、キイロスズメバチが多く、女王バチが主であるが働きバチもみられ活動期に入ってきた。又、オオスズメバチも見られたが数は少ない。

4.総括
 2種の材料により捕獲を試みるが、日本酒入りの方が捕獲状況は良かった。
 原因は臭気の発生(アルコール)があったことにより、これに関連して、高さもあり風通しの良いところが、スズメバチを呼び寄せることに繋がったものであり匂いには敏感に反応するが、明るさ・暗さの影響はなかったことが実証された。
 又、噛む力も強く、ペットボトルに侵入口とした開けた上蓋を、噛み切ってしまった捕獲器が数個あった。活動期には、目で捉えるもの(動き・白黒の判別)も加わるために自然環境体験は、スズメバチの習性を理解し活動することが求められる。

















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