NO団体名主な企画内容
42 たつの市立新宮小学校3年生(兵庫県) 「わくわくドキドキしんぐう☆自ぜん研究所~命のつぶやき見つけた~」
地域の特徴である「養蚕」について体験をもって学び、手作りイカダに乗って揖保川探検、生き物調査など、揖保川での自然体験を柱とした遊びと学びを一体化させた活動を行う。

速報レポート2

<活動:まゆから生糸をつくろう(7月3日 9:30 39人)>
 かいこの里を見学した子どもたちは,新宮小の郷土資料室にも同じ道具があることを知りました。さっそくカイコ博士に連絡をして,糸とり体験をすることになりました。体験は,まゆから生糸をとることと糸車を使ってみることです。
熱湯に入れたまゆを割り箸でつついていると糸の先が見えてきます。その先をペットボトルに巻き付けていくのですが,子どもたちはその糸の細さと色に驚いていました。
カイコ博士から,日本の生糸は世界でも有名だったことも教えていただきました。また道具をきっかけに新宮に養蚕を広めた「大上宇市さん」という博物学者がいることを知りました。


活動:まゆからうちわをつくろう(7月15日~1週間程度 39人)

カイコの卵は,休眠卵と不休眠卵があります。新宮小では運良く2通りの卵と出会いました。そのため,1度目に産卵した卵からもう1サイクルの変態を観察することができたのです。
5齢幼虫になったカイコをどうするか,計画を立てた時,カイコ博士がうちわをつくった話から,自分たちも作りたくなりました。
そこで,写真のように,うちわづくりをしました。その結果,新宮小では3本のうちわが完成しました。なんだか高級なうちわに感じました。うちわづくりをしたカイコは,まゆは作らなくても,無事,成虫になることも学習できました。



活動:豪雨,激流体験をしよう(7月9日 9:30 39人)

  アユの放流や水生生物調査はとても楽しいです。しかし水は楽しいばかりではないことを知っておくことも必要です。
そこで,揖保川いかだ下りに出場する前に,たつの消防署の協力のもと,「豪雨・激流体験」をしました。それによって,例え20cmほどの深さであっても流れが速いと危険であることが実感できました。
また,消防署の方の話から,子どもたちは,川遊びをするときは,大人といっしょに行くことや流れのあるところには,気をつけなければいけないことも分かりました。



活動:いかだをつくろう(7月3日~7月18日 39人)

 アユの放流のあと,揖保川でやってみたいことを計画したとき,「いかだを浮かべたい」ということになりました。危険を伴うことと5月からアユ漁が解禁となる揖保川に勝手に入ることはできないことから,7月27日に行われる「たつの揖保川いかだ下り」に参加しようということになったのです。
そこで,7月からいかだづくりを始めました。設計図を募集し,投票した結果,「新宮の自慢PR号」になりました。材料は大きな発泡スチロールとペンキです。揖保川を土台にして写真のようにアユをつけたり,赤とんぼをつけたりしました。約2週間かけて完成できました。



活動:揖保川いかだ下り大会(7月27日 13:00 31人)

1 いかだ下り大会
晴天のもと,揖保川いかだ下りが開催されました。子どもたちと保護者のみなさんといっしょに手作りいかだを浮かべました。参加した31人の子どもたちは大はしゃぎでした。途中の流れの速いところで,いかだが壊れたときもみんなとても楽しそうでした。
また途中で泳ぐ機会があったのですが,どの子も流れの速さを楽しんでいました。
審査の結果,しんぐうしぜん研究所号は「特別賞」を授賞しました。




2 アユつかみとアユの塩焼き
いかだ下りの後は,アユつかみを楽しみました。動きのはやいアユに苦戦する子どもたち。歓声が響き渡っていました。
つかまえたアユは,その場で塩焼きにしてもらいました。普段はあまり魚を食べない子も,この日はしっかりと食べることができました。とてもおいしかったようです。楽しい夏のひとときを過ごすことができました。



活動:水田で田植えをしよう(6月16日 10時,6月18日 9時 39人)

 3年生では,毎年,地域の方といっしょに田植えをしています。今年も6月16日におこないました。苗3,4本を丁寧に植える姿に,地域の方も「今年の3年生は上手だね。」とほめてくださいました。
6月18日には,新宮宮内遺跡の水田に古代米を植えました。これは,地域の方から学んだことをもとに,自分たちの力だけで田植えをしました。これから稲刈りまで,無農薬とそうでないもの,白米と古代米を比べながら観察をする予定です。




活動:水とのつながり~水田の生き物~(6月~10月 毎週月曜日観察 39人)

 水田をつくると,水辺の生き物が集まってきました。白米をつくる水田にも,古代米をつくる水田にも,オタマジャクシが最も多く,続いてカブトエビ,ホウネンエビの順でした。
遺跡の水田にしかいなかったものは,コオイムシです。どちらも揖保川の水を利用していますが,場所と環境によって数が異なることが分かりました。ちなみにトンボ(ウスバキトンボ)が飛び交う量も遺跡の水田の方が多かったです。



活動:コヤスノキについて調べよう(10月2日 9:30 39人)

1.「大上宇市」について考えよう 
1学期にカイコ博士から聞いた「大上宇市」について考えました。宇市は,若いころからとても研究熱心で,米がとれなくて貧しかった村を,養蚕で元気にしたのです。
その宇市が発見したのが,「コヤスノキ」でした。私たちは「コヤスノキ」についてもっと知りたくなりました。



2.コヤスノキをPRするために
コヤスノキは,新宮町出身の博物学者である大上宇市さんが発見した木で,日本では兵庫県の西部と岡山県の東部にしかない貴重な木です。
でも地域には,あまりその木が貴重なことを知らない人が多いので,私たちはPR活動を計画しています。そのために,コヤスノキについて詳しい先生から,コヤスノキのくわしい話と挿し木での増やし方について学習しました。
今後は,挿し木を配るとともに,地域の方が集まる市役所や図書館に紹介コーナーを作る予定です。
 



活動:稲刈りをしよう パート1(10月23日 10時 39人)

 
23日,遺跡の田に植えていた古代米の稲刈りをしました。古代米の種類は赤米と紫黒米です。かまで作業をしましたが,2つの古代米のちがいは,米の色だけでなく,切り株にも違いがありました。紫黒米の切り株は紫色でした。




活動:稲刈りをしよう パート2(10月24日 10時 39人)

 24日は地域の方と植えた白米の稲刈りをしました。前日にした古代米に比べると,田植えをした時は,同じように3,4本の苗を植えたにもかかわらず,古代米に比べて株が多く分かれたことや1本の穂のもみの数も多いことが分かりました。
地域の方に聞くと,肥料を入れたことや稲の品種改良がされたことがきっかけだと分かりました。
これからはお世話になった方を招待して,収穫祭をする予定です。





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■別年度のレポート
2020年度 あつまれ!しぜんの わんぱーく ~たつの市にひとつしかない子どもたちプロデュースの自然公園計画~ 実施レポート

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