NO団体名主な企画内容
6 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立大雪青少年交流の家(北海道) 「ワイルドライフ キャンプ2015」
「自分の足で歩く」をキャッチフレーズに、水辺・丘・岩場・山などの様々なフィールドを歩くのが目的。また異年齢で構成された班で寝食を共にし、長期間の野外体験をすることにより、社会を生き抜くためのたくましさと、互いを認め合う心を育む企画。

速報レポート1

実施時期実:2015年8月3日(月)~8月10日(月) 7泊8日
場所: 国立大雪青少年交流の家の森
参加者:小学校3年生4人、4年生5人、5年生5人、6年生5人、中学生5人の合計24人
指導者:4名、ボランティア6名、アドバイザー1名
プログラム

1日目:テント設営、仲間作り
2日目:水辺を歩く(2キロ)
3日目:丘を歩く(8キロ)
4日目:岩場を歩く(11キロ)
5日目:富良野岳登山(標高1912メートル)
6日目:マイプラン(自分たちで1日の計画を立てて行動する)
7日目:植樹、さよならパーティー、キャンプファイヤー
8日目:出発式

かつての兄弟姉妹の関係を再現するため、小学3年生から中学生までの幅広い年齢でグループを編成しました。
その兄弟姉妹の活動から人間関係や、生活する力を学びます。
プログラム構成は、5日目の富良野岳登頂を目標に、登山に向けたトレーニングを組み入れたものとなっており、参加者は、そのトレーニングによって登山のノウハウやチームワークを身に付ける内容となっています。5日目以降はチームワークを生かして、グループ毎の活動や参加者の自主的な企画で活動し、事業のねらいである思いやりやたくましさを身に付けていく流れを作っています。
1日目は自分たちの寝るテントを設営し、キャンプ地の整備を行いました。
活動中、ほとんどの食事は自分たちで作りました。食材は町内の農家さんが作った野菜を使い、美味しくいただきました。




2日目は水辺を歩きました。交流の家から川のぼりのスタート地点までの3キロの道を歩き、川を遡って2キロほど歩きました。途中、川に横たわる木を何本も乗り越え、ニホンザリガニや不思議な形のきのこ、苔むした石など、日常ではふれることのない自然を体験しました。お昼ご飯は、自分たちでキャンプストーブを使って準備しました。キャンプストーブを使った最初の食事はチキンラーメン!美味しくいただきました!この後の昼食はキャンプストーブを使って自分で食事を準備しており、参加者は1人で道具を使いこなせるようになりました。





3日目は美瑛の丘を8キロ歩きました。これは、2日後の登山に向けて、チームで歩くトレーニングで、前後の人との間を空けずにまっすぐ歩くことを意識すると、年齢差があってもバラバラになりません。美瑛は丘のまち。登り4キロは坂でした。この日のお昼は何にしようかな。選ぶのも楽しみの一つです。




4日目は、ハイキングコースですが、川を渡り、岩場を歩き、往復6時間のコースを制覇。チームワークもばっちり。明日の登山に向けて自信をつけました。夜はお誕生日の2人をみんなでお祝いしました。





5日目は、この事業のメインとなる富良野岳登山。標高2019メートルに挑戦。チームで歩くトレーニングをした成果が表れ、全員登頂!抜けるような青空に笑顔がはじけました。下山して夕食のカレーを作って食べた後は、もうみんなテントで熟睡です。





6日目は、グループ毎に、毎日話し合って決めたマイプラン。これまでのチームワークを生かし、1日体を動かすプログラムや、燻製やバウムクーヘン、棒まきパン等を作ってお昼ご飯にしたり、森の素材でクラフトを作ったり、ハイキングしたりと、思い思いのプログラムを企画し、とっても楽しそうでした。地域の方がもぎたてのとうもろこしを提供してくれたので、早速ゆでて食べました。





7日目は、お世話になった森に、お返しの気持ちを込めてミズナラの苗を植樹しました。
夜はキャンプファイヤーを囲み、今日までのことを語り合いました。きれいな星空が広がり、とても神聖な気持ちになりました。




8日目、最終日はテントを片付け、みんなとお別れです。多くの参加者が「来年もまた来るから」と約束して帰りました。この1週間、一緒にご飯を作り、片づけをし、時にはけんかしたりしながらも、登山での登頂を目指すという共通の目的のもと生活してきました。参加者からよく聞こえてきたのは、「家族で食べるご飯みたいだね」の声でした。支えてくれる仲間がいるから、一つ一つの目標をクリアできた8日間でした。



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