8月10日、裏磐梯桧原湖畔は快晴。対岸の船着き場から、ボートで資材を運びながらのキャンプ場入り。子どもたちにはボートでキャンプ場入りすることを内緒にしていたので、かなりの感動と興奮。昼食後、班ごとにテントサイトの設営、そしてふくしま冒険キャンプの目玉である「やぐら」兼無線用アンテナ設備の建設に着手した。設計通り30人が2階に乗っても壊れない丈夫なやぐらが完成した。(1Fは倉庫兼本部 2Fはアンテナ設備兼遊び場)
8月11日、磐梯山登山。「全員が頂上へ!」をみんなの目標に、2班に分けて頂上を目指した。途中小学生2名が疲れからペースダウン。みんなで励ましなあいながら弘法清水(頂上名で500m)までがんばった。明日からの活動も視野にいれながら、小学生2名とスタッフ1名を残し、頂上へ向かった。それまで晴れていた空にガスが広がりだした。頂上で気になることが・・・・。磐梯山の頂上といえば、この時期無数のトンボが乱舞しているのだが、今回は非常に少ない。環境変化が起こっているのかも知れない。下山してからの課題ができた。
8月12日から14日は、2班に分けて移動キャンプや温泉発掘等の冒険活動を展開した。無人島へは食材や1泊分の資材をカヌーに載せて、向かい風に途中挫折しながら、なんとか無人島にたどり着いた。計画ではブルーシートとシュラフだけのビバークであったが、天候の崩れを予想してテントに切り替えた。
雄国沼への1泊トレッキングでは、多くの熊の出没情報があり、その対応を協議しながらの実施であった。まずは爆竹、ホイッスル、熊よけ鈴、歌。そして、テント泊から山小屋(休憩所)での雑魚寝と計画を変更した。流れ星が飛び交う満点の星空を眺め、日の出前に起き、朝の散歩。山小屋ではログの壁にロープを張ってのクライミング。まるで別世界のような沼と湿原。それを囲む外輪の山々。「きれい!」と子どもたちが叫ぶその言葉は、普段使っている「きれい」とはかけ離れた意味をもつに違いない。 |
【磐梯山でバンダーイ!】
【夕食の準備〜無人島〜】
【雄国沼の朝焼け】
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