NO団体名主な企画内容
47 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立夜須高原青少年自然の家(福岡県) 「夜須高原長期チャレンジキャンプ」
日常生活で行う機会が少ないテント生活で、野外炊飯、カヌー、ヨット、サイクリングなどの体験を行う。豊かな人間性や価値観を形成し、困難を克服し人間関係能力や自己肯定感を育成する8日間の長期キャンプ。

速報レポート1

期 日 平成29年8月13日(日)~8月20日(日)〈7泊8日〉
会 場 福岡県立少年自然の家「玄海の家」、勝浦浜海洋スポーツセンター、国立夜須高原青少年自然の家
対 象 小学校5,6年生 中学校1~3年生  計42名
参加者 ○参加人数:42名
    ・小5:16名、小6:15名、中1:8名、中2:2名、中3:1名
    ◯学生ボランティア:9名
連携機関 福岡県立少年自然の家「玄海の家」、勝浦浜海洋スポーツセンター
趣 旨

子供たちがSNSやゲーム、テレビ等のメディアに依存した生活から離れ、テント泊、野外炊飯、カヌー・ヨット体験、スタードーム制作など様々な自然体験活動を通して、人間関係能力や自己肯定感を育成する。

日 程

○8月13日(日)福岡県立少年自然の家「玄海の家」
(午後)開会式、仲間作りレクリエーション、テント設営、野外調理(BBQ)
○8月14日(月)
(午前)野外調理(朝食)、カヌー体験
(午後)海水浴、野外調理(カレーライス)
○8月15日(火)福岡県立少年自然の家「玄海の家」
(午前)野外調理(朝食)、歴史・自然散策サイクリング(新原・奴山古墳群、大峰山自然公園等)
(午後)歴史・自然散策サイクリング(新原・奴山古墳群、大峰山自然公園等)、
野外調理(焼きそばライス)
○8月16日(水)勝浦浜海洋スポーツセンター 国立夜須高原青少年自然の家
(午前)野外調理(朝食)、テント撤収、サイクリング(勝浦浜海洋スポーツセンター)
ヨット・カヌー・ロープワーク体験(勝浦浜海洋スポーツセンター)
(午後)国立夜須高原青少年自然の家へバス移動、オリジナルメニュー材料買い出し(食彩館)、
テント設営、野外調理(オリジナルメニュー)
○8月17日(木)国立夜須高原青少年自然の家
(午前)スタードーム模型作り
(午後)竹の伐採、搬出、竹割り、竹の面取り
○8月18日(金)国立夜須高原青少年自然の家
(午前)竹の採寸作業、穴開け作業等
(午後)スタードーム組み立て
○8月19日(土)国立夜須高原青少年自然の家
(午前)竹箸・竹食器作り、流しそうめん竹準備
(午後)選択活動(林間ボブスレー、草スキー、クラフト(すべラップ作り))、野外調理(バーベキュー)、キャンプファイヤー
○8月20日(日)国立夜須高原青少年自然の家
(午前)テント撤収、体験スピーチ準備(全日程のふりかえり)
(午後)体験スピーチ発表会、閉会式

活動の実際

【テント設営】

【カヌー体験】

【海水浴】


【サイクリング】

【野外炊飯(カレーライス)】

【ヨット体験】


【ロープワーク体験】

【オリジナルメニュー買い出し】

【スタードーム模型作り】


【スタードーム竹の切り出し】

【スタードーム竹割り】

【スタードーム竹の面取り】


【スタードーム竹の採寸】

【スタードーム竹の組み立て】

【スタードーム竹の立ち上げ】


【スタードームのフレーム完成】

【スタードームの完成】

【キャンプファイヤー】

感 想(体験スピーチ原稿より)

  • 自分はこのキャンプで自然のすごさを感じました。夜中に大雨や雷雲のことを聞き、体育館へ避難しました。なかなか眠れませんでした。しかし、朝になると晴れていました。風が吹き、気持ちよく海洋スポーツに取り組むことができました。友達と「自然はすごいな。」などと、自然について話しました。
  • テント泊やいろいろな活動の準備で、自分のことは自分でする、みんなに迷惑をかけないことを意識して活動することができ、精神的にも成長したように感じます。
  • スタードームの材料となる竹を加工する際、みんなで声を掛け合って、協力して行った。竹を編み、途中で「せーの。」と一斉に立ち上げた時は、とても達成感を味わえた。
  • 僕がこのキャンプに参加して学んだことは、みんなで協力したら、一人では大変なことも楽しく早くできるということです。また、いつも親がいろいろしてくれているので、そのありがたみを感じました。

成 果

  • 福岡県立少年自然の家「玄海の家」や勝浦浜海洋スポーツセンターでのカヌーやヨット体験、国立夜須高原青少年自然の家でのスタードーム作りなどの児童・生徒にとって魅力的な活動を仕組むことで、参加者の興味や関心、意欲を引き出すことができた。
  • 活動場所を2箇所にし、第1ステージ(海の生活)、第2ステージ(森の生活)と銘打つことで、気持ちを切り替えて活動できていた。
  • 7泊8日間のテント泊や、朝食を含めた野外炊飯活動を通して、協調性や関わり方の向上を図ることができた。特に、後半になるほど、上学年の生徒からの言葉掛けや関わり方が優しくなったり、班全体の活動もスムーズに進んだりするようになった。
  • 雨や雷など、天候が悪くなることが多かった。しかし、そのような中で活動したり、避難したりすることで、自然の良さや厳しさなどを実感させることができた。



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