NO団体名主な企画内容
24 こども芸術村(岐阜県) 「こども芸術村 アートキャンプと作品展 森の中に天空のかくれが「ツリーハウスをつくるぞ〜!」」
"子どもたちが、大人のサポートを受けながら2泊3日のアートキャンプで「天空のかくれが・ツリーハウス」を製作する。子どもの発想を最大限活かしアーティスティックで、安全・頑丈でユニークなものをつくる。"

速報レポート1

日時  8月7日(火)〜9日(木)
場所  岐阜県下呂市金山町「飛騨金山の森キャンプ場」
参加者 幼児2名 小学生53名 中学生1名 保護者3名 スタッフ36名

<8月7日>
1)集合場所(岐阜県各務原市おがせ町)より子どもたちとスタッフが大型バスと自家用車に分乗し、2時間かけて活動場所に到着。現地は、豊かな山々に囲まれ、携帯電話の電波も届かない、日常と離れ自然に触れ合うには絶好の場所です。宿泊は、古民家を宿泊施設にしたもので、家庭的な雰囲気が漂います。
 開村式、昼食後には、班ごとでフィールドワーク。ツリーハウスつくりに使用する自然素材を探しに森の中、川原などを歩きました。流木、松ぼっくりや木の枝、葉っぱや小石、藤つるなどが集まりました。
 アートなツリーハウス作りのはじめの一歩です。
2)全国的な猛暑のなか、ワークの合間に川遊び。子どもたちの楽しみの1つです。橋の上からサポーターが赤い布をたらし、子どもたちが掴まったりして遊びます。木々の濃い緑ときらめく川の光に布の赤色が映えます。子どもたちは、水の青、布の赤、木々の緑と色のコラボレーションを楽しみました。
3)宿泊所に戻りおやつタイム。川で遊んで冷えた体を内側から温めるよう、「マカロニのきな粉あえ」を調理スタッフが用意してくれました。
4)拾い集めた素材を使ってワーク。各班で小物、小屋の壁、門、階段、てすり、柱のデコレーション、屋根とそれぞれ担当の場所に取り組みます。今年の参加者は小学校低学年が多い事もあり、スタッフがツリーハウスの基礎部分を前もって危険がないよう、頑丈に作りました。こどもたちはそれぞれにアートサポーターと相談しながら、どの子も真剣な表情。楽しく創作しました。
5)お腹がすいた午後6時。今夜のメニューは「いろいろのっけ丼と豆腐とワカメのみそ汁」。いろいろのっけ丼の具は車麩、おから、野菜など。お皿にひいてあるのは現地で調達した朴の葉。朴の葉には殺菌効果もあります。また、緑色が野菜の色を引き立て、自然からの恵みをいただいていることを実感できます。
6)男子、女子に別れて入浴、その間大人は翌日の打ち合せミーティング。その後就寝。










8月8日

1)起床後、朝の散歩がてら足りない自然物を収集に。その後朝食までゆったりするはずが、なんと、子どもたちが自発的にツリーハウス作りに取り組み始めました。天気予報では今日も酷暑、それでは子どもの気持ちを尊重し、朝の涼しいうちに少しでも進めましょうと朝飯前のワークに。朝食後は、各班の発表。工夫した事、これからどんな点を頑張るのかなどをみんなの前で発表しました。その後も子どもたちはすごい集中力でどんどん作っていきます。
2)日も高くなり、気温も上がってきました。ひと息つくために午後の予定を繰り上げて川遊びに。
 川の水は冷たく気持ちいい!ちょうど良いクールダウンになりました。川から戻り、昼食の後は休憩タイム。数日前、現地では日本一の気温41度を記録しています。この日も酷暑、熱中症予防のため、子どもたちには屋外に出ないよう伝え、動きずめの大人たちもしばしの休憩です。
3)暑さのピークも過ぎた3時半ころ、ワークも再開。さあ、一気に完成にこぎつけます。それぞれ工夫をこらし、でも全体が調和した1つのツリーハウスとなるよう、各班で相談しながらパーツをひたすら作ります。調理スタッフが用意したおやつ「黒米まんじゅう」をいつ出そうか迷う程、子どもたちは集中して取り組んでいます。ワークの合間にパーツを組み立て、細部を調整してとうとうツリーハウスの完成!!階段を上って上から見下ろしたり、窓から顔を出したり、ブランコに乗ったりとみんな思い思いに楽しんでいます。
4)夕食後はツリーハウスの前でピアノとサックスのライブ演奏。ライトアップされたツリーハウスは昼とは違う表情です。プロによる生演奏で盛り上がった後はスイカで喉を潤し、入浴、就寝。












8月9日

1)朝日に光るツリーハウスの前で総勢95名の集合写真を撮影。どの顔も本当に生き生きと輝いています。
2)子どもたちは3日間の思い出を絵に描き、お世話になった宿舎の掃除、閉村式。川原で調理スタッフのお弁当を味わった後、バスに乗り現地を後にしました。

※子どもの声・「すてきなツリーハウスができて嬉しい」「楽しくて帰りたくない」「ツリーハウスで泊まってみたい」「がんばったかいがあった」など
※キャンプ場の管理人の言葉・「これほど立派なものができるとは!子どもたちが頑張って作ったと教育委員会にも報告し、ずっと保存します」
※同行した保護者の声・「子どもたちのずっと集中して頑張る姿に驚きました」「心から楽しんでやってるのがわかりました」「大人だってこんなプログラムは楽しいですよね」








スタッフより

 第13回目の今年のテーマは「ツリーハウス」。参加申込が多く、当初予定の枠を少し広げて開催しました。子どもたちはとても楽しそうに、それぞれが工夫を凝らし作業に励んでいました。時間内に完成できるか心配しましたが、大人たちが驚く程の集中力で見事完成しました。
 作業中、完成後に上っても危険がないよう、しかし、子どもたちの力が発揮できるように、と下準備に苦労しました。しかし、そのかいあって、みんな大満足の「アートなツリーハウス」が完成しました。
 今年はいつになく猛暑で、例年なら都市部より涼しい現地でまさか日本一の高温を記録するとは。子どもたちやスタッフが熱中症にならないよう、壁掛け扇風機4台と冷凍庫を持ち込み、経口保水液や塩飴を多めに用意しました。子どもたちを無事親さんにお返しできほっとしました。

※ 次回の活動は10月14日「作品展&芸術祭 ツリーハウス完成お披露目会」
ツリーハウスを見学したり遊んだりしたあと、アートキャンプの活動映像を上映し、保護者と一緒に鑑賞。ツリーハウスでの野外ライブ。を予定しています。



速報レポート1
速報レポート2 ツリーハウス完成お披露目会

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