NO団体名主な企画内容
20 NPO法人 山の遊び舎はらぺこ(長野県) 「信濃川(千曲川)を下って日本海を目指すサイクリングの旅」
"出身が同じ保育園の小学4年生から中学3年生までの有志と他希望者が、信濃川(千曲川)流域を2回(1回目は日帰り、2回目は2泊3日)に分けて、200キロを下るサイクリングの旅。"

速報レポート1

実施日: 2018年9月1日
参加人数: 小学生15名 中学生4名 引率者10名
活動内容

 千曲川(信濃川)河口を目指してのサイクリング。

  • 千曲川(信濃川)の支流である奈良井川の源流付近からスタート
  • 奈良井川沿いを下りながら、中山道の宿場町である奈良井宿では、地元の方から奈良井宿の昔と今の様子のおはなしをうかがう。
  • 今回のゴール地点は奈良井川と梓川の合流地点。ここから先は犀川となり、更に犀川が千曲川に合流し日本海まで続く。次回は今回の続きから日本海を目指してのサイクリングとなる。

活動の様子

 いざ出発。残念なことに雨模様。カッパを着ての出発となる。
 スタート地点で今日の行程と、注意事項を確認。雨の日のサイクリングは危険が増すので、ブレーキのかけ方やお互いの声のかけ方など、細かいところまでの注意事項をみんなで確認し共有してからのスタート。



 まずは奈良井川の源流付近を見に行く。源流は木々に囲まれた静かな森の中を流れる清水。「雨の日なのに濁ってないね。」



 3チームに分かれて走る。長い下り坂や古い町並み、国道や田園地帯。一本の川を辿っていくと様々に変化していく風景に出会う。そこに住む人々の暮らしを感じながら走る。




 雨雲の中からサッと日が差せば、空気も温度も変化する。
 1日を一緒に過ごす中で、年齢に関係なく子どもたちの会話も自然と増えてくる。





 途中、旧中山道の宿場町である『奈良井宿』を通る。
 そこでは地元にある木のおもちゃなどの木や竹製品を扱っている『酒井産業』さんのご厚意で、奈良井宿の歴史や暮らし、産業、自然、戦争などの様々なお話を聞かせていただく。
 地元に対する愛情の感じられるお話は、そこで暮らす方々の姿が身近に感じられる貴重なものでした。







 ゴール地点付近で再度雨が降り始めたものの、全員が無事完走。
 迎えに来ていた保護者も一緒に奈良井川と梓川が合流して犀川に変わる地点を見に行った。
 次回は更にその先の日本海を目指しての旅。自転車の旅はまだまだ




1日目の活動を終えて

 このプログラムは4年生から中学生が対象となっている。今回初めて参加した4年生はあいにくの雨模様でのスタートとなってしまったが、それでもペダルをこぎ続けながら、自転車での50㎞あまりの長旅を自分の力で走破した。小学生にとったらとても大きく見える中学生たちも、一日を一緒に過ごす中で自然と打ち解けていた。
 雨雲を見上げながら、この雨雲の雨が奈良井川に落ちればその水は日本海に向かい、すぐ隣の木曽川に落ちれば太平洋に注ぎ込むという話を子どもたちにすると、自分たちが住む身近な場所がそんな大分水嶺であることの不思議さを感じていた。ちなみに子どもたちは昨年、木曽川を源流から河口まで自転車で下り、太平洋までの旅を経験している。
 次回は3日間かけて千曲川を下り、その先の日本海を目指す予定。



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