NO団体名主な企画内容
20 NPO法人 山の遊び舎はらぺこ(長野県) 「信濃川(千曲川)を下って日本海を目指すサイクリングの旅」
"出身が同じ保育園の小学4年生から中学3年生までの有志と他希望者が、信濃川(千曲川)流域を2回(1回目は日帰り、2回目は2泊3日)に分けて、200キロを下るサイクリングの旅。"

速報レポート2

実施日: 2018年10月6~8日
参加人数: 小学生19名 中学生13名 引率者10名
活動内容

 千曲川(信濃川)河口を目指してのサイクリング。 

  • 1回目のゴール地点で奈良井川と梓川が合流して犀川になる場所を確認している。今回はその犀川が千曲川と合流している地点を確認してから、その少し下流にある中野市からスタートしてのサイクリング。長野県では千曲川と呼ばれている川が新潟県では信濃川となり、最終的には日本海に注ぎ込むところを実際に目にした。
  • 途中で博物館に立ち寄り、その土地の文化や雪と共にある豪雪地帯ならではの生活などを知る機会となった。
  • 自転車での走行だけでなく水上バスを使って信濃川を下る区間もあり、更に近くで川の存在を感じた。
  • 今回は宿泊もあり日数も多かったので、子ども同士も打ち解けあっていた。

活動の様子

1日目
10月6日 犀川・千曲川合流地点~中野市~栄村
 快晴の青空の下、犀川と千曲川の合流地点を確認した後いよいよサイクリング開始。
 この日は栄村で32℃を記録。10月とは思えない暑さの中、山々をぬってゆっくりと流れる千曲川に沿って自転車を走らせた。
 「信号が縦に並んでいるから、ここは雪が多いのかな。」「あの山の形すごいね。」そんな会話をしながら、子どもたちも風景の変化を敏感に感じているようだった。


犀川と千曲川の合流地点

サイクリング開始(中野市)


走行中




休憩中

発電のための取水利用

もうすぐ1日目のゴール

2日目
10月7日 栄村(長野県)~なじょもん~十日町博物館~三条市(新潟県)
 雨が降り出しそうな空模様。時間を繰り上げて出発したものの、すぐに雨が降り出しカッパを着ての走行に。雨が強まる頃に博物館へ到着。この地で発見された縄文土器や雪国ならではの暮らしの工夫を見学。博物館を出る頃には雨も弱まり再度サイクリングをスタート。電車なども利用しながら2日目の目的地の三条市にたどり着いた。パンクをしたり、予定していた電車に間に合わなかったりとアクシデントもありましたが、全員無事、宿に到着です。


雨の中の走行


博物館で


全員集合!

トラブル発生

宿での食事

3日目
10月8日 三条市~水上バス~日本海
 最終日。昨日とはうって変わっての快晴に恵まれ、いよいよ海を目指して出発。
 山に囲まれた長野県の風景とは全く違った越後平野の広々とした空の下を走る。自転車で走る道のすぐ脇で草をはむヤギとの出会い。川面をかすめてカモメとの出会い。偶然の出来事との遭遇という旅の醍醐味もあじわった。水上バスで信濃川を下る区間もあり、川を渡る風の爽快感を体中で感じた。終点では河口に注ぐ信濃川を展望台から望む。遠くには佐渡島が浮かび、「行ってみたいね。」と話しながら眺めておしり、子どもたちは旅の終わりを感じるとともにまだ知らない風景を見たいという気持ちも沸き上がっていたようだった。


広い空の下を走行

偶然の出会い



水上バスの爽快な風

日本海!

信濃川の下を横切る川底トンネル

プログラムを終えて

 前回の1日も含めて4日間のプログラムだったが、日常とは違った特別な時間になった。久しぶりに顔を合わせて大はしゃぎする中学生から、初めての長距離のサイクリングの旅に緊張している4年生まで様々なメンバーだったが、同じプログラムを体験する中でかかわりが自然と生まれ、距離感が縮まっていく姿が見られた4日間だった。
 住んでいる場所から程近い川を辿っていくと大海に出る。出発地点で降っていた雨も、ゴールで見た海に注ぎ込んでいる。そんな不思議さを感じた旅だった。
 近くの川から出発した旅は、一人ひとりの大冒険になった。



速報レポート1
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