NO団体名主な企画内容
3 NPO法人どんころ野外学校(北海道) 「どんぐり冒険隊2019」
"夏の冒険キャンプ サホロ・カヌー&スプラッシュ!山の湖サホロ湖畔でキャンプをし、カヌーの特訓と沢探検に挑戦する。川と湖に特化したキャンプを通じて、野外スキルの向上だけでなく、水辺での事故防止に繋がる力を子ども自身が体験しながら身につける。"

速報レポート2 メインキャンプ 「サホロ湖カヌーキャンプ&スプラッシュ!」

開催日  令和元年 7月12日(金) 集合:19時
     ~  7月14日(日) 解散:17時
参加人数 小学生13名、中学生2名 スタッフ 5名
天候   曇り/小雨/雨(2㎜)
テーマ

 プレキャンプで狩勝、サホロ周辺の歴史を知り、沢歩きの雰囲気を感じ、カヌーの基礎、川遊びの基本、たも網での魚とりを体験。いよいよ本番をむかえ、2泊3日のキャンプでは、いろいろな応用を実践。カヌーの操船技術向上、川で釣りや流れたりして遊びながら、川での楽しみ方と危険も学ぶ。
 しかし、カヌーを漕いでキャンプ地への上陸を目指していたが、低気圧停滞の影響で3日間雨の予報。屋根施設のないキャンプ場での宿泊をあきらめ、どんころ野外学校のキャンプ場と自炊棟をベースにサホロへ通うことにした。

スケジュール
時間7/12(金)7/13(土)7/14(日)
7:00
9:00
10:00
朝食
サホロ湖へ
カヌー
朝食
キャンプ地撤収、掃除
片付け
12:00


13:00
15:00
サホロ湖
→サホロ湖遡上
キャンプ場昼食
釣り、オタマジャクシ探し、川遊び
サホロ湖着
昼食
湖から2㎞上流の沢から入水、サホロ川沢歩き

16:30
18:00

集合
どんころ戻り片付け
五右衛門風呂入浴
どんころ戻り 片付け
17時 解散
19:30
21:00
キャンプの話
夕食
振返り・就寝

【第1日目 7月12日】
今回は、金曜日の夜に集合して、週末を有意義に活用。夜はなんだか不思議で、いつもよりずっとワクワクして集まりました。
キャンプの予定をみんなで確認。キャンプ地に泊まる予定を雨のため、どんころに変更。残念がるメンバーもある中、やっぱり屋根のありがたさに感謝です。
初日はしばらくおしゃべりが続くかと思いきや、早々に眠りにつきました。

【第2日目 7月13日】
朝から、予報どおりしとしと雨。朝4時には起きだして、薪ストーブをつけ、薪を割ったり、ナイフで木片から刀を削り出してみたり、高学年男子は刃物と費に夢中。それを見て、1,2年生も真似をして覚えていきます。はじめだけ、刃物のルール、どこでどうやって使うかをじっくりと教え、あとは、見様見真似。
意外とケガもしません。もし、1,2年生がナイフを持ってうろうろしていたら、高学年に声をかけて、注意をさせます。楽しいことについてくる、ちびっこもちゃんと目を配るように。

朝食を済ませて、ウェットスーツ+ブーツ+ライフジャケット+ヘルメット装着!
完璧装備で、雨がいくら降っても大丈夫。サホロ湖へ出発。
湖は風もなく、静かな小雨。特訓の成果もあり、カヌーはすいすいと順調にビーチに到着。でも、前回よりぐっと水が増えています。
湖でのカヌーに続いて、今度は流水である川での遊び方注意。川の中の倒木の危険性、ライフジャケットがあるから、うっかり転ぶと体が浮いて流されてしまうなどなどじっくり聞いて、年長、年少者とバディを組んで、川を渡っていきます。上流に立ち、ライフジャケットの肩を持つ。声をかける。目を離さない。
なおかつ、魚のいそうなポイントもチェック。

キャンプ場まで遡上し、昼食。それから魚とりとオタマジャクシとりの二手に分かれ、サホロ川に抱かれる時間が始まりました。釣りはエサを変え、ポイントを変え、魚と知恵比べ。河原に伏流水からできる水たまりができ、そこへオタマジャクシやカジカの稚魚がたくさん。女子数人がすっかりとりこになり、オタマジャクシでごっこ遊びが始まってました。釣りにも手ごたえがあり、川べりはいくら時間があっても足りないぐらい楽しい!最後に川に流れてひと遊びしてから、また、ビーチに戻り、カヌーを漕ぎ、湖を渡りバスまで戻ります。帰りのカヌーの早いこと!楽しいことはどんどん上達していく。
 
 どんころ野外学校に戻り、ウェット洗いと五右衛門風呂で暖まり、夕食。採りたて野菜に、ソーセージ、チーズ色々のっけカレー。たらふく食べたら、もう寝るだけ。でも高学年の楽しい夜はこれから。といいながらも、あっという間に、睡魔のとりこに。明日はサホロ川の上流を探検。また、何があるかわくわくだね。

【3日目 7月14日】
思ったより雨も強く降らず、曇り空の朝をまた迎えました。昨日の朝よりは遅めになったものの、6時にはほとんどのみんなが起きてきた。薪を割って、ストーブつけて。刃物も火も高学年が手際よく。
朝食後は、ベースキャンプ撤収。掃除、片付け、寝袋干し。いつもなぜかトイレ掃除が人気。どんぐりでは、細かな時間スケジュールの掲示や言われて従う活動などはありません。これを午前中に、午後にはあれをしようか。といった大枠の中で子どもたち自身が感じ、考え、楽しみ、遊びを作り出していきます。そして、日が昇り、昼を過ごし、日が落ちて夜になるという一日の流れにそって、「よし、行こう!」「ごはんにしよ。」や「そろそろ帰ろー」「おやすみ」が時を知る合図でしょうか。はじめての子どもたちは、何をしたらよいかわからず、戸惑いますが、だんだんと自由に過ごす時間、一緒に何か作り出す時間を楽しむようになります。
 
 午後のラーメンセットをもって、サホロ湖へ再び出発。雨はやまないけど、やまない雨もない。タープを張って駐車場でチキンラーメンタイム。食後にウェットスーツに身を包めば、もう、いくらぬれても大丈夫。バスを上流1㎞先に走らせ、サホロ川に流れ込む小さな沢からスプラッシュスタート。冷たい水が岩の間をすり抜けて、流れていく。岩や川をうまく歩いて沢を降り、サホロ川へ到着。
 再び、昨日と同じように年長者と低学年とバディを組んで、歩きます。サホロ川は岩盤の上を水が流れ、時折小さな落ち込みや穴がある川。川の危ないところ、流れの読み方をよーく学び、流れたり、泳いだり、ジャクジみたいに穴に入って水を浴びたりとスプラッシュも大成功。低学年も多い中の川歩きは少々心配だったけれど、プレキャンプ、昨日の川遊びでずいぶんと、川の流れを体で理解してきている子どもたちはすごい。どんどん水に飛び込んでいける。いつの間にか雨も小雨に。
 どんころに戻って装備を洗い、片付け、でも、これもまた楽し。そして、解散の時。
生き生きとした笑顔で山々にお礼のあいさつをして、キャンプを終えたのでした。






























速報レポート1 プレキャンプ 「探険!ペイユルシエペ&特訓!カヌー」
速報レポート2 メインキャンプ 「サホロ湖カヌーキャンプ&スプラッシュ!」

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