<釣り竿をつくろう>
今回のマス釣り大会に参加するには手作りで竿を用意した。
雑木林から適当なアズマネザザを切り出して乾燥し、仕掛けをつけていく。林の開拓と合わせて少しずつ作業を進めてきた。
初めて釣りの仕掛けをつくる保護者もおり、釣り竿作り講師となった本校の副校長の指導のもと、一人一本ずつ仕上がっていった。昔は虫取り網なども針金と蜘蛛の巣を利用して手作りだったことも話題となった。
中には青竹のままを釣り竿にしようとする子どももいる。重いこと、当日までに乾燥して折れやすくなることを知らせる。
本校の若手教員も数名参加。釣りをしたことがないという教諭もいる。
<さあ釣るぞ>
プールに放流されたマスは150匹。
みな手作りの竿にえさをつけ一斉に釣り始める。
養魚場の方の好意によりかなり大きなものもいる。だれがあの大物を釣り上げるか真剣である。「つれたつれた」あちらこちらで歓声が上がる。「針を飲み込んでしまった。」でも手は貸しません。自分ではずしましょう。
次々につり上げられたマスは保護者や中学生の手でさばかれて、塩焼きの係へまわされていく。この中学生は2年前に初めてマスにさわりさばき方を覚えた生徒である。
ちなみに塩焼き用の串も雑木林の竹からの手作りである。燃料の薪も林から運んでくる。ついでにまだ残っている栽培中の椎茸も串焼きにする。
まさに雑木林の恵みを感じる瞬間であった。
<活動を振り返って>
本校でのプールを利用したマス釣り大会は今年で3年目をむかえる。
1年目はマスの稚魚から育てていった。2年目からは手作り竿づくりが始まった。プールで釣りをして校庭で焼いて食べる。
日頃の学校ではできない活動である。アウトドア活動をこれまであまり経験していない人にとっては活動の一つ一つが大きな思い出となっている。
月に一度程度の活動であるが、雑木林探検隊のイベントを通して、人間は生活の中で自然の様々な恩恵にあずかっていること、他の命をいただいて生きていること、自然の環境やあらゆるものとの調和の中に生きていることに気がついていくと信じている。
<今後の活動予定>
1月、2月は雑木林の開拓ときのこ栽培の準備をしていく予定である。
2年前に菌植えをした椎茸が今年はようやく収穫できるようになった。わずかであるが給食の食材ともなった。さらにナメコやヒラタケの菌を入手して林の中で栽培していくことにする。収穫が期待されるまで時間がかかるが楽しみに雑木林での活動を続けていく。
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