NO団体名主な企画内容
9 社会福祉法人扶助者聖母会 星美ホーム(東京都) 「高学年キャンプ ~3つの時間・自然との 自分との 仲間との~」
日常では体験できない「ロッククライミング」や「レイククロス」や「登山」などを行い。自分の頑張りがグループの成功につながる体験や、子どもが本来もっている力を実感し、成長のきっかけをつくる企画。

速報レポート1 高学年キャンプ ~3つの時間・自然との 自分との 仲間との ~

活動日  令和3年8月20日(金)~8月25日(水)
活動場所 長野県 青木湖周辺
参加人数 小学生高学年男女10名(男子4名・女子6名) 引率3名
活動内容

 当児童養護施設の段階的な野外活動プログラムにおいて、児童が最初に体験する野外活動。
 児童にとって初めて目の当たりにする大自然。時には優しく包み込まれ、時には厳しい場面にも直面する中で仲間と共に考え、必死に乗り越えていくことで、学校や日常では味わうことのできない「心の揺れ」を感じる。
 活動を通して大きく、激しく揺らす中で、心に本物の自信や感動が生まれ、次につながる一歩になることを目指している。

8月20日(金) 東京都北区より車で長野県大町「青木壮キャンプ場」へ
8月21日(土) 爺ヶ岳 登山遠征
8月22日(日) 爺ヶ岳 登山遠征
8月23日(月) 沢登り
8月24日(火) ふりかえり 帰京

 8月21日・22日 爺ヶ岳 登山遠征
 21日 6時45分 柏原新道登山口 11時58分 種池山荘  5時間13分
 22日 6時20分 種池山荘 8時25分 爺ヶ岳 12時55分 6時間35分

 1泊2日での登山。登ペースや順番、休憩時間などをグループで話し合い、進んでいく。個人の体力差、思いなどが交錯し、最初はなかなかうまく進まないが、時間が経つごとにグループとしてのまとまりが出てきた。
 2日目は爺ヶ岳を登頂後、昨日来た道を下山。慣れない登山道、重い荷物、グループでの行動などで時間がかかったが、自分達で設定した目標時間(13時までに下山)を達成することができた。












23日 沢登り

 グループで協力することにより達成できる沢登り。最初は水の冷たさや水量に戸惑い、消極的だった子ども達も、一つ滝を乗り越えると共に、自信が付き、積極的になってきた。明らかに顔つきが変わり、仲間と協力すること、挑戦してみること、達成感などを体感できたように思う。












子どもたちの声

  • 「みんなで協力することの大切さを知った」
  • 「みんなで行動すると、大きな力が出ると思った」
  • 「登山は山道の険しさや大変さに、沢登りは水の量に圧倒されて、最初は“無理”と思ったけど、 やっていくうちに“行けるかも”と思った。どっちも達成できてよかった」
  • 「自分に思った以上に体力があったことを知ることができた」
  • 「挑戦することの大切さがわかった。」
  • 「無理だと思ったこともやってみたらできた。自分にも、みんなにもこんなに力があるんだと思った」
  • 「登山が楽しかった。あんまり景色が見られなかったけど、少し見えたとき“こんなに高く登ってきたんだ”と感動した」
  • 「沢登りは、最初は怖かったけど、上から手で引き上げてくれて登ことができた。嬉しかった」
  • 「沢登りの水の量は半端じゃなかった。水に負けて押し戻されそうになったけど、みんなで頑張れた」
  • 「またやりたい」

総括

 このキャンプでは、子ども達の表情が変わる瞬間を見ることができた。自然の中で、その美しさやすごさを体感し、そこを舞台に挑戦していくことは、小さなきっかけではあるが大きな成長につながったと思う。
 「自然」「自分」「仲間」という「3つの時間」を体験を通して学び、“頑張れた自分”、“仲間と一緒に乗り越えられた”体験を、日常生活中で少しでも思い出し、頑張れる力につながってくれることを期待したい。


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