NO団体名主な企画内容
6 網地(あじ)島ふるさと楽好(宮城県) 「限界集落の社会貢献 温かな愛に包まれる心のふるさと ~島の自然が残虐孤児の自分を大切に思う心を育む~」
虐待孤児や震災孤児が、子どもがいない限界集落の島のお年寄りの愛に包まれ、島の自然に生かされた生活を通して自己肯定感を高めることを目標にした活動。

速報レポート1

子供達が網地島でおいしい料理や昔の遊びを教えてもらったお礼の言葉や絵を書いた文集を作成し,島のお年寄りに贈りました。「竹鉄砲から煙が出た」,「生まれて初めて魚を釣った」,「初めて食べたクジラは不思議な味だった」,「生きたうにはおいしかった」,「来年は浜対抗の料理づくりで1位を取りたい」,「島のお年寄りにとても優しくしてもらった」等,子供達の豊かな感性で書かれた文集は見ているだけで楽しいです。島のお年寄りよりは,毎年,文集を楽しみしています。このような交流が,限界集落のお年寄りを励まし,来年も子供達を迎え入れる意欲につながっています。
成果

  • 網地島に来たばかりのよそよそしかった子供達もみんなで一緒に作る食の体験や網地島だけの魚釣りアナゴ抜きを通じ,次第に打ち解けて,島のお年寄りと仲良くなりました。
  • 食事づくりは,島のおじいさんが海から取ってきたものをみんなで調理しました。うには,子供達も大好きですが,食べられるようになるまでは,中をきれいにしなければならないので,たいへん手間がかかります。子供達は,興味をもって,取り組んでくれました。
  • 網地島の豊かな自然の中から登場する魚,うに,カニ,ヤドカリ,つぶ貝,ひらめ,大ムカデ,アオスジアゲハ,オニヤンマ,ショウリョウバッタ,コクワガタ,ウミネコ,カラスとの出会いが,子供達に驚きと感動,そして,小さな生き物に対する優しい心を育んでくれました。人は,大きく温かな自然の中で生かされていることを実感することができたと思います。
  • 2日間,おいしいご飯づくりの指導をしてくれた島のおばあさんに対しても,子供達から自然と感謝の気持ちを述べることができるようになりました。
  • 子供達は,網地島の楽しい思い出を胸に,笑顔いっぱいになって,帰路につくことができました。また網地島に行きたいという子供がたくさんいました。網地島の自然体験,温かな島のおじいさんやおばあさん,ボランティアとの関わりが,そして,愛情のこもった食事をおなかいっぱい食べることが,目には見えない子供達の心の傷を少しだけ癒し,大切にされ,愛される記憶を持つことができたと感じています。

(・島のお年寄りにとっては,子供達の笑顔から元気をもらうことができたと思います。)
(・大学生ボランティアは,子供の貧困や虐待,東日本大震災の被災地支援に関心のある方々です。突然,「お母さんはいるの?」と子供達から聞かれ(自分の境遇がどれほど辛いものかを確認する行為),ボランティアは,明るく振舞っている子供達の内面の寂しさや悲しさに触れることができたと言っていました。多くのボランティアが,子供達と接することによって,貴重な体験をすることができたと思います。)

網地島ふるさと楽好くじらコース
実 施 日   2022年7月28日(木)~29日(金)
参加者数   小学生3名,中学生7名
(参加してくれた子供たちは,実の両親から虐待を受けて来た子供達や
東日本大震災で両親を亡くした震災孤児等で,児童養護施設で暮らしています)
指 導 者   島のお年寄り・専門知識を持った講師等30名
ボランティア 宮城教育大学大学生等ボランティア6名


スイカ割り 当たるかな

竹鉄砲の玉の詰め方を習っています

島の 長いひじき わかめ めかぶ 鮭 鯨 


網地島だけの魚釣りあなご抜き

大きな岩の下に釣り竿を突っ込んで釣ります

釣った魚はお昼のおかずになります


島のおばあさんに子供達がプリントしたエコバックをプレゼント

網地島ふるさと楽好うにコース
実 施 日   2022年7月29日(金)~30日(土)
参加者数   小学生12名,中学生6名
(被災地の一般家庭や震災,虐待,貧困等の複雑な事情により里親家庭で暮らす子供達)
指 導 者   島のお年寄り等,専門分野の講師30名
ボランティア 宮城教育大学大学生ボランティア6名,高校生(かつての参加者)1名
ととかかスタッフ(保護者)15名


子供達はシーカヤックを自由自在に動かす

SUP 仲間で2人乗り

竹鉄砲の玉の詰め方を習っています


屋外で竹トンボの飛ばし方を習いました

料理を運んだらお盆を島のおばあさんに渡します

ながぐづ先生が採ってきた葛  


網地島だけのアナゴ抜き

味噌焼きおにぎり,はっと,あんこ餅,きな粉餅,うに

網地島ふるさと楽好あわびコース
実 施 日   2022年7月30日(土)~31日(日)
参加者数   小学生16名,中学生5名
(被災地の一般家庭や震災,虐待,貧困等の複雑な事情により里親家庭で暮らす子供達)
指 導 者   島のお年寄り等,専門分野の講師30名
ボランティア 宮城教育大学大学生ボランティア6名,高校生(かつての参加者)1名
ととかかスタッフ(保護者)19名


SUP 仲良く2人乗り

竹鉄砲の玉の詰め方を習っています

朝5時からの朝食作り


潮だまりでカニ,ヤドカリ,小さな魚を捕まえる

重い杵で餅をつきます



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