速報レポート１　野外活動

　入隊式では、東京都から来た子どもたちに、このプログラム内での注意事項や、頑張ってほしいことを伝えました。アイスブレイクとして、子どもたちの自己紹介を兼ねて名前や好きな食べ物などを質問しあいました。

入隊式の様子

　昼食後、まずは林道散策を行いました。中之条町の森林面積が9割を超えることなどを話しました。実際に木が伐採されている林道を歩くと、豊かな自然に興味津々な様子でした。道すがら落ち葉を拾って観察したり、木の幹をみて木の種類を当てて見たりするなど、楽しみながら自然に触れる体験をしました。ここでの学びやミッションについての内容を探検ブックに記載しました。

林道散策で木材を見ている様子

林道散策の様子

　続いて、りんご収穫を行いました。つがる、おぜの紅、さんさの3種類のりんごを収穫し、実際に食べてみて味や食感を食べ比べました。りんごを収穫するのが初めての子もいましたが、すぐにコツをつかんで上手に収穫できていました。中之条の仲間にお土産として後で食べてもらう分も収穫しました。

りんご収穫で話を聞いている様子

りんごを収穫している様子

　そして、中之条のことをもっとよく知るために町を探検しました。中之条町で有名な甌穴と四万温泉を散策しました。甌穴では、水量が多く、甌穴の形状を見ることは難しかったけれども、水流の音を聞いて涼むことができました。四万温泉では、千と千尋の神隠しのモデルとなったといわれている湯屋を見に行きました。子どもたちにカメラを渡すと、思い思いに好きな風景をカメラに収めていました。

甌穴を見ている様子

四万温泉で記念撮影

　その後、中之条町の子どもたちと合流し、再び自己紹介を行いました。東京都の子どもたちは初めこそ緊張した様子でしたが、すぐに打ち解けることができていました。移動中のバスの中では、東京都と中之条町の違うところ探しに夢中になり、お互いの居住地の良さに憧れを持つとともに、自分の住む地域の良さを再確認していました。

中之条町の仲間と合流

　夕食はカレー作りに挑戦しました。火を起こす班と、カレーに使う具材を切る班に分かれて作業しました。火起こし班では、着火剤を使わず、自然にあるもので火を起こすことに奮闘しました。油分のある松ぼっくりなどがよく燃えることを伝えると、夢中で探し、木を組んだり風を送ったりすることもやってみました。具材を切る班では、「玉ねぎが目に染みる」と言いながら、皆で交代で具材を切っていました。

具材を切っている様子

みんなでカレーをいただきます

　入浴後、1日目の締めに花火をしました。特に線香花火は誰が一番長くできるかを競い合い、とても盛り上がりました。

みんなで線香花火

　この1日を通して見つけた、仲間の良かったところを紙に書いてもらいました。中之条の子どもたちは皆顔見知りであったものの、この日一日で仲間の新たな一面を知ることができ、いいところを見つけて書いていました。

みんなのいいところカード記入

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