NO団体名主な企画内容
45 尾道市立高見小学校(広島県) 「ふるさと再発見 ~「海と山 大好き 向島」プログラム2008~」
自然や環境・エコ問題に関心をもち、郷土の探究と郷土愛を育てる自然体験活動。高見の自然博士になろう、ホタルを呼び戻す活動、無人島生活体験、海浜清掃活動などが企画されている。

「ふるさと再発見 〜『海と山 大好き 向島』プログラム2008〜」
高見っ子版ロビンソンクルーソー [6/6-7/7]

日  時:
場  所:
参加者:
 
2008年6月6日(金)〜7月17日(木)
校区にある干汐海岸と対岸にある江府島(無人島)
小学6年生29名、引率者5名
向島の自然を愛する同好会「つるかめクラブ」のみなさん5名
 <活動の背景>

高見小学校は、
瀬戸内海国立公園に指定されている高見山・渡り鳥の飛来する調整池・豊かな海浜生物の生息する干汐海岸
に囲まれ、海や山の豊かな自然に恵まれています。
高見小学校6年生は、この自然を生かし 総合的な学習の時間に江府島探検活動を計画しました。
この活動は今年で7年目となります。
今年は探究学習を意識しながらカリキュラムの見直しを図り
次の4点をねらいとし学習をすすめていくことにしました。

 <活動のねらい>

・江府島に自分たちの力で渡り無人島生活をする活動を通して、
 すばらしい海の恩恵を受けることのできる向島町を愛する心を育てる。
・ガスや電気がない江府島で、友だちと協力して
 今まで学習してきたことを生かして生活しようとすることができる。
・自分が江府島でやってみたいこと(テーマ)を解決しようと努力することができる。
・自分たちの活動にたくさんの方々が手を貸してくださっていることを感じ、感謝の気持ちをもつことができる。

 <活動内容>

--- 6月6日(金) ------------------
向島漁協へ探検への協力依頼をしました。
まずはイメージをつかむために、いかだの模型づくりから始めました。

--- 6月20日(金) ------------------
作成したいかだの模型をもとに図面を完成させました。

--- 6月24日(火) ------------------
いかだに必要な竹を切りに行きました。
保護者の協力もいただきました。できるだけ自分たちの力でやりました。

--- 7月1日(火)、2日(水) ------------------
いかだ作りに取りかかりました。
1日目:フロートと竹を組み、枠組みを作ります。漁協の協力をいただきました。
2日目:枠にベニヤ板をはったり、旗をつけたりして完成させました。

--- 7月8日(火) ------------------
ライフジャケットを着用して、いかだの試運転をしてみました。
いかだは3隻、グループでこぎ方や帆の揚げ方などやってみました。

--- 7月11日(金) ------------------
いよいよ江府島探検へ出発です。幼稚園や1年生も見送ってくれました。
「6年生になるとあんなことができるんだな」とあこがれをもって見ているようでした。
航海の無事を祈り、それぞれのいかだにお神酒をかけ出発しました。
6年生の児童は、自分たちの課題を持ち江府島に向かってオールをこぎ始めました。
江府島では、サバイバル生活を体験しました。
食べ物は自分たちで調達します。調理もやり方を教えていただきながら自分たちでやっていきます。

>>いかだこぎでの一言
・みんなで声をかけ合ってこいでいった。
・力を合わせる、心を合わせることがどういうことかがわかった。

>>子どもたちの江府島日記
・江府島に行って、アウトドアの達人に食べられる生き物についてたくさん教えていただいた。
 カメノテやカキやウニなどをたくさん捕ることができた。
・島の裏に潮だまりを見つけた。そこには、干汐では見たことのない鯛の稚魚がいた。
・毒のある植物や食べられる植物を教えていただいた。
・ナマコやタコなど、江府島の近くにはたくさんの生き物がいることがわかった。

--- 7月17日(木) ------------------ 漁協へ行き、いかだを解体しました。
6年生全員でいかだを解体しました。たくさんの方々にお世話になったことを感謝しながら作業を終えました。
本当にありがとうございました。

 <児童からの感想>

・向島の自然、向島の人たちは、すばらしいと思った。
・たくさんの人に教えていただいたり、手伝っていただいたりしてありがたいと思った。
・自分たちで全てすると言っていたけど、魚をたくさんいただいたり、すいかやトウモロコシを差し入れていただき
 感謝しなくてはいけないと感じた。



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