NO団体名主な企画内容
46 安芸青年ホール(広島県) 「ほっぷ すてっぷ きゃんぷ 3」
「和」を目的とするキャンプで、薄れつつある人の輪、仲間と協力する喜びを味わうことを目的にした自然体験活動。「和」をまとめリーダーの養成プログラムとして登山なども企画されている。

「ほっぷ すてっぷ きゃんぷ 3」 [7/20-21]

日  時:
場  所:
参加者:
 
スタッフ:
 
2008年8月10日(日)〜16日(土)
広島県安芸高田市八千代町佐々井 琵琶ケ池キャンプ場
小学4年生10名、小学5年生13名、小学6年生15名
中学1年生3名、中学2年生3名、中学3年生2名
社会人23名(会社員、教職員、レスキュー隊員、看護士、保育士他)
大学生29名、高校生6名
 <企画の概要>

「和」を目的とするキャンプで、薄れつつある人の輪、仲間と協力する喜びを味わうことを目的にした自然体験活動。
「和」をまとめリーダーの養成プログラムとして登山なども企画されている。

 <活動のねらいと概要>

今回で22回目を迎えた「ほっぷ すてっぷ きゃんぷ」は、”ごっこ遊び”を中心にその時々の参加者とスタッフの時代ギャップを埋めたり、シニアリーダー育成をしたりするとともに、その活動内容を変化させてきました。

そして、今年は”ジョブ”というものにその姿を変え、ねらいを「人の輪、仲間と協力する喜びを創り出していくキャンプ」にしました。
キャンプ中日には標高889.8mの白木山山頂に登り、その山頂で星空コンサートをします。もちろん山頂で宿泊ですから、晴れてたら流れ星を見ながらビバーグします。食事に必要な水は、登頂後9合目付近から湧き出ている黄金水を汲みに行って作ります。
1週間を通して”ジョブ”が行われ、下山後は2日間をかけてラストパーティーに向けてお祭りの準備が行われます。

 <ジョブについて>

1.「ほっぷ すてっぷ きゃんぷ 3」そして『ジョブ』はごっこ遊びです
「ほっぷ すてっぷ きゃんぷ 3」は、Hop村の中で皆さんがHop国Hop村の村民になって暮らすごっこキャンプです。
村民として暮らしてもらうには、通貨が必要になります。『ジョブ』は通貨を獲得する為の仕事であり手段です。
1週間を通してキャンプ内で「班=家族」「全体=社会」と思って楽しく社会で遊んでもらいます。
自分で稼いだお金で食料や家を手に入れてください。

2.通貨について
・『Hop村』では専用の通貨でないと買い物できません。
・通貨は主に『ジョブ』で手に入れます。
・通貨の種類は2種類。★札と☆札です
・通貨は★×3個=☆となります。

3.『ジョブ』について
・★札を獲得する為に行う仕事が『ジョブ』です。
・『ジョブ』を行うには、『ジョブ屋』にいって『ジョブ指令書』を購入してください。
 購入したら、ゲームもしくは作業のスタートとなります。
・『ジョブ』が終了したら、指令書に書かれている担当者に報告して★札を受け取って下さい。
 (たまに、担当者と一緒に行うジョブもあります)
・『ジョブ』をクリア出来なかった時やギブアップする時は、指令書に書かれている賠償金を支払って終了してください。
・1つの『ジョブ』を終了したら、次の『ジョブ』を行ってください。
 同時に2つの『ジョブ』を行う事は出来ませんので注意して下さい。

4.『ジョブ屋』について
『ジョブ屋』とは『ジョブ指令書』の販売所です。また、Hop村の重要な報告も『ジョブ屋』で販売している事があります。
日本国と違ってHop国ではあたりまえのシステムです。常に『ジョブ屋』のチェックは行ってください。

5.『ジョブ指令書』について
・『ジョブ指令書』とは★札を獲得する為の手段(仕事やゲーム)が書かれている紙です。
 『ジョブ屋』で購入する事が出来ます。
・ほとんどの『ジョブ指令書』は有料です。★札を支払って購入してください。
 高額な指令書ほど内容が難しく獲得出来る金額もかなりの額になります。
・指令書のオモテには購入金額を表す★の数、タイトル、獲得金額(★)、が書かれています。
 ウラには、詳しいジョブの内容が書かれています。
・ウラ面は指令書を購入しないと読めません。オモテのタイトルで内容を想像して購入して下さい。

6.ジョブには『班ジョブ』と『個人ジョブ』があります
『ジョブ』には大きく分けて2種類あります。班で行う『班ジョブ』、個人で行う『個人ジョブ』です。
『班ジョブ』とは、文字通り班で行うジョブです。
『個人ジョブ』とは、個人の自由で選択するジョブです。
『個人ジョブ指令書』の違う所はオモテに必要人数が書かれている所です。
必要人数が10人と書かれていたら、購入する前に10人の仲間を集めてから購入します。
班にこだわらず、好きなメンバーを集めて下さい。

 <計画時の留意点>

事前にある程度の危険予測を立ててプログラムを立案しています。
特に自然相手のプログラムを実行する前は、天気予報などの情報を十分見当し、
現時点で予想される危険に対応できるよう人員配置したり、プログラム変更が柔軟にできるようしています。

 <リスクアセスメント>

リスクアセスメントとは危険を評価すると言うような意味合いがあります。
リスクアセスメントを行い、安全にキャンプを運営していきたいと思います。
詳細プログラムに各プログラムに臨む際に考えられる危険を1〜25点の評価で記載しました。
頻度×危険度=危険の評価となります。

頻度・・・危険の頻度を1〜5で評価。よくおきる事故なら5、めったにおきなければ1
危険度・・・危険の重大性を1〜5で評価。重傷以上なら5、軽微な事故は1

危険の評価・・・頻度×危険度=合計、で計算。最大25点で数字が高ければ重大な事故。
1〜5点「注意が必要」
6〜10点「何らかの対策が必要」
10〜15点「何らかの対策が必要」 災害が起きた時の対処方法を検討する
16〜20点「何らかの対策が必要」 災害が起きた時の対処方法を検討する・プログラムを行うか慎重に検討する
20〜25点「危険度が高すぎるのでプログラムを行ってはならない」

 <レポート>

初日と2日目は、班のみんなで行う“班ジョブ”です。
ジョブは“ジョブボード”と呼んでいる掲示板にはり出されます。ジョブはタイトルだけ表示していて、ポイントでそのジョブを買い取ります。ジョブの裏に仕事が書いてあります。全員にしてもらいたいジョブは、必須ジョブとして左上に「必」と表記されています。

今日の朝ご飯は、ごはん、みそ汁、なっとうです。 3日目は、個人ジョブです。個人またはグループでジョブを行います。ジョブ指令書に、ジョブ遂行人数が書かれています。 4日目の朝は、山登りに向けて途中で食べる山賊むすびを作っています。


自分の食べるものは自分達で/ジョブ指令書/山賊むすび作り

あとちょっとで頂上だ!/山頂で記念写真!/到着しても次の準備

自分たちで寝るテントの設営。
ブルーシートとPPロープそして倒木を利用しての簡易テント、星を見ながら寝れるなあ!


山頂でのカップヌードルは最高!みんな大喜び/星空コンサートをしました/朝起きたら、雲海が広がっていましたぁ!

6日目。ラストパーティーに向けて、お祭りの企画をする班が決定!
イベント企画、昼ごはんを提供する係、飾りつけ係、設営係に別れパーティーの準備を開始。
もちろんこれも、ジョブで落札して決めました。

18時からは、班毎に創作料理にチャレンジ。それぞれの班が腕によりをかけて作りました。
皆でつくったものをバイキング方式で楽しみます。


赤いTシャツはイベント企画の印/創作料理にチャレンジ/バイキング

最終日、参加者もスタッフも涙した「さよならの集い」。
今年でホップを卒業する中学3年生の2人。卒業記念に手渡された色紙の裏にジョブ指令書が・・・
その指令書の中には「来年スタッフとして手伝ってほしい!」の文字が書かれていました。


さよならの集い/色紙の裏には・・・/記念写真
 <参加者の感想>

友達ができるかちょっと不安だったけど、すぐに友達ができてとても楽しかったです。
ジョブは、はじめてやったけど仕事の内容がおもしろくて楽しくできました。
このきゃんぷは本当に楽しかったので、キャンプにきて本当に良かったです。(小6女子)

山登りはつらかったけど、ちょう上まで行ったらすっごくきもちよかった。
くだりのときはすごくつかれてたけど、とてもたのしかった。(小4女子)

ちょうどいい期間で、ちょっと苦しいこともあったし、おもしろいこともあったのでちょうどよかった。 (小6男子)

とても自然の苦しさ厳しさを知りました。山の中でもちゃんと楽しく遊べるということがわかった。(小6男子)

いろいろな体験ができたし、たくさんの人と友達になれてよかった。
このキャンプで教えてもらったことを、明日からいろいろなことにいかしていきたいと思う。(中3男子)

今年でホップに3回目の参加でした。久しぶりに会った人や、はじめてあった人、色々な人に出会えてうれしかったです。これからも、ず〜っとホップに来たいです。(小6女子)

私は、はじめてほっぷのキャンプにきて、山、雨、水・・・、きけんなことにあいました。
でも自然のすごさがわかりました。リーダーにはいろいろ相談にのってもらって、とても助かりました。(小5女子)

登山はとってもきつかった。でも、頂上についた時の喜びは、何事にもかえられない!
星空コンサートは楽しかったし、もりあがった。今年は流れ星を7回見れたんだ!!(でも去年は25回)(中1女子)



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