NO | 団体名 | 主な企画内容
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一般社団法人 のはらくらぶ(兵庫県) |
「現代にトム・ソーヤーを蘇らせるプロジェクト第2章 ~のはらっこ自然たんけん隊~」 のはらっこ環境寺子屋*とばを拠点とした自然体験。明石市の里山を守る、明石公園の自然の価値を伝えるなど、地域の大切な自然の価値を次世代を担う地域の小学生に伝える活動。 |
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活動レポート3
日 時:(1) 2022年10月22日(土)9時30分~15時
(2)2022年10月23日(土)9時30分~15時
場 所:兵庫県明石市で開発が予定されている里山「しごせんのもり」
参加者:(1)明石市内小学校3~6年生の児童(10名)
指導者:樹木の研究者2名 のはらくらぶスタッフ2名 大学生スタッフ3名
高校生スタッフ1名. 合計18名
(2)明石市内小学校1~6年生の児童(12名)
指導者:こどもサポート財団スタッフ3名 ボランティアスタッフ3名
のはらくらぶスタッフ3名 大学生スタッフ5名 合計26名
今日の活動
◎明石市で唯一の里山・しごせんのもりを復活させよう!
◎ジュニア・リーダーとして自分にできることを考え、行動しよう!
明石で唯一の里山「しごせんのもり」を復活させるプログラム
明石市大久保北部地域の里山(市有地・旧野外キャンプ場)周辺は、明石市で唯一の里山で、明石市生物多様性戦略の重要拠点にも選定されています。67種の希少種も確認されています。
ところが、明石市は当初の目的であった住宅開発ができず、塩漬けされた市有地という認識のため、私たちは、唯一残された里山として、豊かな自然環境を次世代につないでいくという発想の転換が必要だと考えました。市民の力で里山の自然環境を守り、子どもたちの自然体験の場としての持続可能な仕組みをつくり、その価値を多くの人に伝えて地域課題を解決したいという思いから、活動を始めました。今回は、里山で思いっきり遊ぶ、竹林の整備や伐採した竹の有効活用として、竹細工などを体験しました。
※ なお。23日は、生活支援が必要な子どもたちを対象としたため、写真を提供することができません。そのため、写真は全て22日に実施したものです。
まずは、輪になって自己紹介タイム
どんぐりや竹で工作
トイレはみんなで掘ったコンポストトイレを体験しました。
お弁当タイム
カマキリ発見
いろんなどんぐり発見、環境寺子屋で体験していた子どもたちが、どんぐり笛づくりの先生になってくれました。
しごせんのもりをたんけん
もりの中や近くのため池へ自然たんけん
集合写真
子どもたちの感想
- 山を登るのがすごく楽しかった。
- どんぐりを拾うのが楽しかった。
- 森のトイレが楽しかった〜。
- ひっつきむしがいっぱいついておもしろかった。
- 山の中で、いっぱいあそんだことがたのしかった。
- どんぐり笛の作り方を知ってよかったし、楽しかった。
- 里山は楽しい、カエルとコオロギも見つけたことが心に残っています。
- いろんなどんぐりがあったよ。また来たいです。
大学生たちの思い
- 私たちは、全員、小学3年生の時の環境学習で「のはらくらぶ」に出会い、その後も明石の身近な自然での体験や但馬にキャンプに行くなどの自然体験活動に参加してきました。中学、高校と活動からは離れていましたが、その間も、自然を見るだけで心が躍るし、すごくリラックスできるし、自然から生きる力をもらっていました。こんな風に、ずっと自然を感じながら過ごしてこられたのは、のはらくらぶ で自然の中で遊んだ記憶があったからだと思います。そして、大学生になった今、のはらくらぶ のスタッフとして、みんな戻ってきました。
- 自然は言葉にできない力があります。私たちが感じてきた自然は、「自然と関わることで育まれる何かがある。」「人間も自然の仲間、人と人とのコミュニケーションが生まれる。」「緑の空間で大人にしばられない楽しさ、開放感がある。」そして、何より「自然には、言葉にできない力がある。」この言葉にできない何かを感じてほしいと思い企画しました。
- 明石で唯一の里山の自然を残したいし、今の子どもたちに体験させてあげたいと思いました。私たちは、耳を澄ましたり、いろんな色を見つけたり、五感を使って身近な自然をたくさん感じてきました。これは、体験していないと感じられない感覚です。この感覚は生きる力につながります。そんな感覚を研ぎ澄ますことができるのが、明石の里山*しごせんのもりです。この大事な里山を私たちの世代が受け継いで未来につないでいきたいです。そして、普段、自然と関わりの少ない子どもたちにも里山で思いっきり遊んで、いっぱいの感動を味わってもらいたいと思いがんばりました。
活動レポート1 6月~9月の活動
活動レポート2 日常の体験の中で心震わす感動を味わう
活動レポート3
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