NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人体験型科学教育研究所(東京都) |
「ぼくら体育会系サイエンス部!〜人と動物、植物が共存する世界に生きる〜」 自然の中で科学的な自然観察や調査を身体活動を行いながら学ぶ活動。自然ビンゴ、ネイチャーハイキング、フィッシング、滑空動物体験(パラグライダー)などの活動を通して、長野県小谷村の自然を題材にした新学習指導要領の理科カリキュラムに即した体験型プログラムを作成する、学校団体の誘致を見据えた企画。 |
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速報レポート
実施期間:2011年8月11日~8月14日
参加者 :小学5年生~中学1年生の男女
参加人数 69 人 内訳 小中学生 69人,幼児 人,大人 人
募集人数 50 人 内訳 小中学生 50人,幼児 人,大人 人
指導者数 32 人(ボランティアスタッフを含む)
実施場所:長野県北安曇郡小谷村栂池高原
活動の目的
長野県小谷村の自然を素材に専門性の高い環境調査や生き物調査を身につけ、未知のものにチャレンジし、試行錯誤し、主体的に調べる姿勢を養い、自然や命の大切さを体感することを目的とする
活動の内容と特徴
≪特徴≫
ムササビ観察、班(哺乳類、鳥、昆虫、植物・環境)に分かれての自然調査、栂池高原ならではの高層湿原での自然観察、ブナ巨木林など地域の自然を活かした科学的探究活動を実施した点
≪内容≫
第1日目
14:00 開校式
14:30 ネイチャーオリエンテーリング(自然ビンゴなどを使ったオリエンテーリング)
16:30 ムササビ観察へ向けてのレクチャー
18:00 ムササビ観察(5回の飛翔を観察できた!!)
20:30 夕食・入浴
22:30 就寝
第2日目
07:00 起床・朝食
08:30 前山自然調査隊(哺乳類・昆虫・鳥・植物環境の各班に別れて同じ山を調査)
12:30 昼食
13:30 ブナ巨木林の観察(日本屈指のブナ林及びブナの巨木を観察)
16:30 休憩、前山自然調査のまとめ
18:00 夕食、入浴
19:30 前山自然調査のまとめと発表
20:30 ストーリーテリング
第3日目
06:30 起床・朝食
08:00 栂池自然園観察会(地元のネイチャーガイドの方に協力してもらった)
12:30 昼食
14:00 ニジマスの掴み取り体験(下里瀬の青年会の方々が実施してくれた)
15:30 「前山自然観察」、「ゲーム」、「休憩」のどれかを選んで活動
17:00 入浴・夕食
18:00 キャンプファイアー
小谷太鼓(飛び入りで地域の方が太鼓を披露してくれた)
20:00 休憩
第4日目
07:00 起床・朝食
08:30 パラグライダー体験
12:00 昼食
13:00 ふりかえり・閉校式
14:30 解散
活動の中で最もアピールしたい点
・ 科学的な視点で自然を観察、調査した点はこれまでの野外活動にはなかったものである点
・ 生き物の名前に重点を置くのではなく、その生き物のもつ身体的な特徴や生息環境から生き物そのものを調べていく手法を体験させたこと
・ 上記2点を基に自然の不思議さや巧妙さを体験させることができ、「もっと調べたい」という気持ちを喚起することができたこと
活動目的の達成度について
≪活動の成果・達成度≫
短い時間だったかが前山自然調査隊はグループごとに自分たちが調べたことをまとめあげることができたこと
小谷太鼓など飛び入りで地域の方々がキャンプを支援してくれたことは子どもたちにとって自分が色々な人に支えられているんだと言うことを感じる良い機会になったこと
反省点
活動する班(活動班)と部屋で寝泊りする班(生活班)が別々で生活面での指導がうまくいかなかった。
次回実施するときは活動班と生活班が連動したグループ構成にしてやっていきたい。
スケジュールがタイトでもう少し余裕があるとさらに創意工夫が産まれる可能性があったのではないか。
同様の企画を実施する場合のポイント(アドバイス)など
似たような生き物、違う環境にいる生き物などを比較することで子どもたちは論理的に考えるようになり、その相違点から観察方法や生き物を観る視点をえることができるようになる。
観察と比較は科学的思考の第一歩。
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