NO | 団体名 | 主な企画内容
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30 |
ホールアース自然学校(静岡県) |
「2012年度 富士山冒険学校」 富士登山、徹夜ハイク、滝壺ダイブに加え、子どもたちの提案でプログラムを組み立てるキャンプを行う。富士山ならではの大自然や命の循環に触れ、「人間も自然の一部である」という感覚を育み、他者や自然を慈しむ人材を育てる。 |
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速報レポート
日 時 2012年8月5日(日)~18日(土)
名 称 富士山冒険学校
場 所 ホールアース自然学校・古民家
参加者 小学生9名、中学生5名、高校生1名
内 容
1日目 集合・オリエンテーション(PM)・宮踊り(夜)
古民家に集まった子供たちは、早速土間に集合し、オリエンテーション。
古民家でのキャンプルールを確認し、ここで生活する覚悟を決めました。
自己紹介では、呼んで欲しいニックネームやどこから来たか、今回の自分たちの目標を言い合いました。
夜はサプライズで、アイスブレイクも兼ね、
ここ富士宮市の三大祭「宮踊り」に参加。
ホールアース自然学校チーム(ホールアース連)に合流。
汗だくのスタッフに迎えられ、最初はちょっと戸惑っていましたが、
物凄い熱気とハイテンションに巻き込まれ、
子どもたちもハイテンションに。他のチームも入り乱れ、みんなの心はあっという間に打ち解けてしまいました。
2日目 作戦会議(AM)・野遊び(PM)・肝だめし(夜)
2日目からは朝・夕の日課が始まり、
子供たちは「掃除班」「創作班」「食料班」「生き物班」の4班にわかれ
作業をします。創作班は自分たちの遊び場をつくり、食料班は後半に向けて保存食を、生き物班はニワトリやうさぎの世話をします。
そして、午前中は最も大事なこと「この2週間の予定」を決める作戦会議。たくさんの面白いアイデアが出ました。
午後は、自分たちで作ったハンモックやターザンロープで遊んだり野遊び。夜に近くの大きなお寺に出かけて肝試しをしました。
3日目 川遊び(AM)・虫とり(PM)
古民家から歩いていける芝川。
とってもきれいで、とっても冷たい。富士山の恵み。
子供たちはタイヤチューブにしがみついて流れてみたり、
虫を捕まえたり、滝に打たれたり、岩の上から飛び込んだり、
それぞれの遊び方で川遊びを楽しみました。
午後は富士山の麓に広がる広葉樹の雑木林。
そこでみんなは虫探しをしました。
トラップも仕掛けてみましたが、そんな必要はありませんでした。
木の樹液に群がるカブトムシがわんさか。
10匹以上のカブトムシをほんの数分で捕まえることに成功。
4日目 原っぱでの野遊び(AM)・徹夜ハイク(夜)
朝霧高原にある原っぱで自由に野遊び。
サッカーをする子、バドミントンをする子、フリスビーをする子
虫を捕まえる子、ギターで歌をうたう子。自由な時間を楽しみました。
そして、夜はいよいよ徹夜ハイクのスタート。
今回は海がゴール。2つの山を越え日の出までに海を目指します。
スタート前はまだまだみんな元気。果たして全員無事ゴールできるのか。
5日目 徹夜ハイクゴール(AM)・マスのつかみ取り(PM)
徹夜ハイクで無事海にゴールした子供たちは
つかの間の休息を取り、
午後からマスのつかみどりをするために川へ。
自分たちで捕まえたマスを自分たちでさばき、
自分たちで焼いて、命を大切にいただきました。
6日目 洞窟樹海探検(AM&PM)
この日は1日かけて富士山の麓に広がる広大な樹海と
その下に眠る巨大な氷の洞窟探検。
子供たちは森の中を歩き、ダイナミックな命の循環を知り、
今まで見たことのない巨大な氷の洞窟に、体ごとぶつかって
行きました。
7日目 滝つぼダイブ(AM)・大掃除(PM)
7日目は富士山冒険学校恒例の滝つぼダイブ。
滝つぼの上の岩から滝つぼに向かって飛び込みます。
今年はほとんどのメンバーがちゅうちょせず、
次から次へと飛び込んでいました。
どうやら病みつきになったようです。
8日目 サバイバル(AM)・食事作り(PM)
子供たちはチームにわかれ地図だけを頼りに
目的地を探します。目的地には様々な難関が待っていて、
それをクリアするとポイントをゲットできます。
午後はゲットしたポイントを使って、食材を調達。
その食材で料理をし、順位を競います。
9日目 田貫湖ふれあい自然塾(AM)・富士登山準備(PM)
9日目は田貫湖というところにあるビジターセンター「田貫湖ふれあい自然塾」
を訪れ、室内棟と芝生広場を使っておもいっきり遊びました。
室内棟では、ベーゴマやけん玉などの昔遊びを、屋外ではだるまさんがころんだや鬼ごっこをして遊びました。
10日目 屋台村準備(AM・PM)
前日の富士登山延期の影響から、急遽予定を変更して「屋台村」の準備をすることになりました。屋台村は4班に分かれてそれぞれが好きな料理を作ってお客さんに提供します。そして料理以外にもゲームやコンサートなどをやるので、決めることがいっぱい。無事役割が決まったら、それぞれの係に分かれて作業を開始。子供たちは大人顔負け働きっぷり。てきぱきと話し合いや作業を進めます。
11日目 富士登山(AM)・屋台村(PM)
富士登山当日5合目の天気は晴れ、8合目より上に少し雲がかかっていました。奇跡を信じ登り始めましたが、天気は悪くなる一方。
元祖7合目に到着した時点で霧と風がだいぶ強くなってきたため
登山を断念。延期となりました。
登山から戻った子供たちは最終日前日に予定していた屋台村を
急遽実施することに。持ち前の手際の良さでどんどん準備をしてくれました。夕方からお客様を呼び込んで、ボンボンポテト・クレープ・富士山たこ焼き・スイーツフォンデュ&大福の屋台は飛ぶように売れました。味も見た目もばっちりでした。その後ゲームやコンサートで大盛り上がりな夜でした。
12日目 川施餓鬼(地元のお祭)へ参加(AM&PM)
地元のお寺が主催する、川でなくなった子どもを
供養する『川施餓鬼』へ参加しました。
昼間は流しそうめんやかき氷、ポン菓子のデモンストレーションも。
スイカ割りやゲームは地元の子どもたちと一緒に遊びました。
夕方からはお寺のお堂に入り、供養のための読経。
そして自分たちで作ったタイマツに火を付け町を練り歩きます。
最後にそのタイマツを川に投げ込んだら川施餓鬼終了。
とてもいい経験になりました。
13日目 富士登山(PM&AM)
富士山冒険学校富士登山隊、前代未聞の最終日前日登山。三度目の正直で遂に山頂へしかも「全員登頂!!」。帰りは一時間程遅れて二人が最後にゴール。よく頑張りました。先に着いた13人は雨でびしょびしょになったにもかかわらず、先にお風呂に行く?って聞いたら、みんな声をあわせて「友達だから待つー!」って。(涙)トランシーバーを通じて、二人を励まし続けました。そして、戻ってきた二人に「おかえりなさいー!」の大合唱。それに対して二人はもちろん「ありがとう。」とってもいい最終日前日となりました。
14日目 片付け・ふりかえり・解散
最終日は2週間過ごした古民家の掃除・撤収を行いました。
ふりかえりではスライドショーを使って大切な時間をゆっくり思い出します。そして、その大切な時間の感想を紙に記し、
それを一人ひとり言葉にします。
そして、スタッフやキャンプ長からもみんなに暖かい心のこもった
メッセージが送られました。
最後は富士山冒険学校の卒業証書。
特に今回は小学校5年生からずっと参加してくれていた
参加者が高校3年生になり、ほんとうの意味でのキャンプ卒業。
また別の形でホールアース自然学校に来て欲しいです。
■別年度のレポート
2011年度 2011年度 富士山冒険学校 実施レポート
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