速報レポート1実施日 2012年9月11日(火)午前10時~午後2時
趣旨
天気 晴天 場所 国立科学博物館附属自然教育園 参加者 39名 小学5年生 28名 学校関係者 4名 自然教育園関係者 2名(講師含む) 豊島区環境政策課 2名 特定非営利活動法人ネイチャーセンターリセン 3名(講師含む) 自然教育園の自然環境と歴史に触れる 自然教育園の観察 導入では、移動教室や地域の自然を皆で思い起こしました セミの抜け殻の観察 ハキリバチが作った穴 講師から自然教育園の歴史を学び、大人と一緒に観察を開始しました。 花を付け始めてきた秋の植物達 昆虫や植物の色や形、匂い、味など、それぞれ体で自然を感じました。 音叉を使って、ジョロウグモの動きを観察しました カワセミの産室内の雛の生態の撮影に成功したことや、カワセミの生態についてお話を聞きました。自然教育園に生息する生きものたちは、飼育されていないありのままの自然の姿です。一歩園を出ると徒歩5分でJR目黒駅という場所で、車や人の交通量も多い都会の真ん中です。だからこそこのように自然のままありのままに生息する動植物の様子に驚きました。 ナンバンギセルの花 クサガメ 嘗て池に放された外来種であるブルーギルやブラックバスを撤去するために園の方が御苦労された話を聞き「ひどいことする人がいるね」「外来種は怖いね」などという声も生まれました。 昼食後、講師から自然教育園に生息するトンボについてお話を伺い、講師が作った大型のオオオニヤンマをイメージした模型などトンボの特徴をデザインしたカラフルなトンボの模型などを見て、それぞれオリジナルのトンボを作りました。 工作自体は簡単な内容ではありますが、一緒に協力して作ったり、うまくトンボの羽がまわらない子どもに励ましたりアドバイスをしたり、最後まで皆で協力して完成することができました。 自分でイメージしたトンボを作ります 皆で協力して作りました 東京の都心の環境の中で、樹齢300年の松やスダジイの巨木などが生息する自然環境があるということを学びましたので、これから校庭や地域の自然環境を改めて振り返りたいと思います。 東京の都心の中の自然、人が手を加えている場所、そのまま植物の遷移を研究している場所、それらすべてが自然教育園の職員の方々の日頃の管理で行われていることを、子どもながらに感じました。自然教育園が都会の野鳥のねぐらになっていたり、植物が地域の温度を下げる効果があることも感じました。 トンボの模型工作では学校周辺を飛ぶトンボなども思い起こし、地域の昆虫や生息環境に関心が広がる機会を生みました。 国立科学博物館附属自然教育園 速報レポート1 速報レポート2 プログラム検索に戻る |