NO団体名主な企画内容
14 NPO法人 nature center risen(東京都) 「「地域の緑を育てよう!~5年生は地域の緑メッセンジャー!~」」
豊島区立長崎小学校の5年生が総合学習の時間を中心に理科・社会・国語・情報の複数の教科にまたがった、生きた学びを実践。最も身近な「校庭」の自然と、都市部の手入れされた豊かな自然、遠くの山中湖の大きな自然を比較し、地域に必要な環境整備について考え実行する。

速報レポート1

実施日 2012年9月11日(火)午前10時~午後2時
天気  晴天
場所  国立科学博物館附属自然教育園
参加者 39名
    小学5年生 28名
    学校関係者 4名
    自然教育園関係者 2名(講師含む)
    豊島区環境政策課 2名
    特定非営利活動法人ネイチャーセンターリセン 3名(講師含む)
趣旨

自然教育園の自然環境と歴史に触れる
都心の自然環境の役割を学ぶ
学校周辺地域の環境と比較できる

内容

自然教育園の観察
自然教育園の歴史の学習
身近な生きものを理解できるネイチャークラフトの体験


導入では、移動教室や地域の自然を皆で思い起こしました

セミの抜け殻の観察

ハキリバチが作った穴

講師から自然教育園の歴史を学び、大人と一緒に観察を開始しました。
セミの抜け殻の観察は、「気持ち悪い!」「こういうの、苦手なんだよね」「アブラゼミしか知らなかった」などという子ども、「ハキリバチ」が作った葉の丸い穴の様子に「上手に丸く穴を開けるんだね」という声もありました。
セミの穴の標本を見て意外に穴が太いと感心しました。


花を付け始めてきた秋の植物達


昆虫や植物の色や形、匂い、味など、それぞれ体で自然を感じました。
アゲハやカラスアゲハなどの飛ぶ様子を下から見上げたり、またはシオカラトンボや
ショウジョウトンボが池の周囲を飛ぶ様子をじっと見つめていた子どもたちの姿を見ると、体験的な教育の大切さを感じます。


音叉を使って、ジョロウグモの動きを観察しました


カワセミの産室内の雛の生態の撮影に成功したことや、カワセミの生態についてお話を聞きました。自然教育園に生息する生きものたちは、飼育されていないありのままの自然の姿です。一歩園を出ると徒歩5分でJR目黒駅という場所で、車や人の交通量も多い都会の真ん中です。だからこそこのように自然のままありのままに生息する動植物の様子に驚きました。



ナンバンギセルの花



クサガメ


嘗て池に放された外来種であるブルーギルやブラックバスを撤去するために園の方が御苦労された話を聞き「ひどいことする人がいるね」「外来種は怖いね」などという声も生まれました。
校庭の池や地域の身近な自然を気になり始めました。

昼食後、講師から自然教育園に生息するトンボについてお話を伺い、講師が作った大型のオオオニヤンマをイメージした模型などトンボの特徴をデザインしたカラフルなトンボの模型などを見て、それぞれオリジナルのトンボを作りました。

工作自体は簡単な内容ではありますが、一緒に協力して作ったり、うまくトンボの羽がまわらない子どもに励ましたりアドバイスをしたり、最後まで皆で協力して完成することができました。


自分でイメージしたトンボを作ります

皆で協力して作りました

東京の都心の環境の中で、樹齢300年の松やスダジイの巨木などが生息する自然環境があるということを学びましたので、これから校庭や地域の自然環境を改めて振り返りたいと思います。

東京の都心の中の自然、人が手を加えている場所、そのまま植物の遷移を研究している場所、それらすべてが自然教育園の職員の方々の日頃の管理で行われていることを、子どもながらに感じました。自然教育園が都会の野鳥のねぐらになっていたり、植物が地域の温度を下げる効果があることも感じました。

トンボの模型工作では学校周辺を飛ぶトンボなども思い起こし、地域の昆虫や生息環境に関心が広がる機会を生みました。
日常的に自然体験の少ない都会の子どもたちにとって、都心にある自然教育園の生き物や自然環境に触れたことは、10月に予定される校庭の池の保全活動に活かすことができる大きな機会となりました。生きものの正しい知識を得る貴重な機会となり、今後の教育に活かせるようにしたいと思います。

国立科学博物館附属自然教育園
http://www.ins.kahaku.go.jp/



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