NO団体名主な企画内容
24 小諸市立千曲小学校(長野県) 「千曲の自然にふれる70周年プロジェクト」
千曲川で生き物採取やラフティング(川下り)などの川遊び、御牧が原での里山探検を通して、地域の自然を見つめ直し、子どもたち一人一人の心にふるさとの自然を印象付ける。全校児童が参加する学校創立70周年記念の自然体験企画。

速報レポート 親子御牧ヶ原散策


10月11日(木)

 週間天気予報では11日だけに雨マークが付いていたにもかかわらず、当日はやや雲はありながらも、朝からよい天気になった。
 朝8:50、1年から3年生まで53名と保護者31名、職員5名、講師の掛川剛さんを合わせ、総勢90名が玄関前に集まった。
 出発の会で、校長先生から「みる」ことについてお話いただき、その後掛川さんに指導していただき、歩く前のストレッチで体を伸ばした後、いざ学校を出発。
 1年生を先頭に、親子が一緒に袴腰口からの上り坂を上っていった。途中、掛川さんから木や植物、地層などの説明をしていただきながら御牧ヶ原に向かって歩いた。約1時間ほど上って、袴腰の展望台の展望台入口に到着。袴腰はかつての狼煙台であったとの説明をお聞きし、上りはほぼ終わり、後は平坦に道を進み、御牧ヶ原に出るあたりからは下りになり、子どもたちの足も元気になり、どんどん坂を下っていく姿が見られた。コスモスの咲いている場所や稲刈り前後の田園風景が広がるとても景色のよいところを親子で仲良く手をつなぎながら歩いている姿も見られた。
 学校を出発して約1時間半後、休憩地点である「読書の森」さんの動物のいる広場に到着した。ここにはヤギやロバがいて、子どもたちは草をあげたりして、動物に関わっていた。
 約20分の休憩とたった1個の飴玉で元気になった子どもたちは、お昼を食べる場所「農業大学校」を目指して、再び歩き始めた。途中は別荘地になっていて、「森の小道」と名付けられた道はとても歩きやすく、親子でのんびりと歩くことができた。途中、栗やドングリがたくさん落ちている場所があり、ビニール袋がいっぱいになるくらい拾っている子も見られた。
 森の中の道だったせいか、あっという間に農業大学校に到着。標高800mの見晴らしのよい丘でお昼を食べることに。トイレの場所を確認した後、親子一緒にシートをひき、「いただきまーす」。たくさん歩いた後のお弁当のおいしいこと。子どもたちもおうちの人たちからもおいしくて思わず笑みがこぼれてしまうようでした。食べ終わるとすぐに丘の斜面を転がり始める子がいたのにはびっくり。よく気持ち悪くならないなあと感心していると、あっちでもこっちでも次々にでんぐり返りが始まり、見ているこちらの方が目を回してしまうようであった。約1時間休んだ後、浅間山をバックに全員で記念写真撮影。雲は多かったが、元気な子どもたちの顔と浅間山はバッチリと写る。(一人だけでんぐり返りで気持ちが悪くなり、真っ青な顔をしている子もいるが、、、)
 帰りは干間無池(ひまむいけ)などのため池が広がる田んぼの中の道を進み、途中で藁葺き屋根の小屋やこぎつね天文台、丘のブランコを通り、そこここで説明を聞きながら歩いた。丘のブランコは丘の上の松の木にロープをぶる下げた手作りのブランコで、子どもたちは一人ずつ順番に乗って、ブランコからの風景を楽しんだ。途中、ススキやアケビのある小道を親子で話をしながらのんびりと歩くことができた。
 途中からは行きに通った道に合流し、後はひたすら学校までの下り坂を歩いた。さすがに後半は疲れたらしく、黙ってひたすら歩いている子が多く見られた。(もちろんおうちの人たちも)
 午後2:30、予定通りに学校に到着。終わりの会をして、子どもたちは教室へ。どの子も疲れた表情ながらも、歩ききった満足感が顔に表れていた。おうちの人たちはというと、玄関前の段のところにぺったりと座り込んでいる人が何人も見られた。
 しかし、秋の自然を存分に感じながら、親子のふれあいもでき、とても気持ちのよい1日を過ごすことができた。


速報レポート 千曲川 川下り体験記
速報レポート 親子御牧ヶ原散策

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