速報レポート1 「防波堤・護岸の二枚貝の剥ぎ取りと堆肥化」実施場所:兵庫県尼崎市,尼崎港,大阪湾広域臨海環境整備センター尼崎沖埋立地
活動報告
実施日時:8月1日10時~17時 参加者:中学生20名,大学生6名,スタッフ13名 尼崎港の護岸や防波堤には大量のムラサキイガイなどの二枚貝が付着しています. 【剥ぎ取り編】 ムラサキイガイを剥ぎ取ると言うことは,海底のヘドロ化を防ぎ,それが水中の酸素を奪って,環境を悪化させることを防ぐことになります.今年は,600kgのムラサキイガイを剥ぎ取ることができました.壁面の幅1mに約100kgのムラサキイガイがついているので,これでも6mの貝を剥ぎ取ったていです.子どもや参加者は付着生物の多さに驚き,それが脱落すると海が汚れることを体験を通して学びます. ムラサキイガイを海から取り上げる学習は他でもなされていますが,護岸や防波堤の壁面のものを剥ぎ取るのはここでの学習だけです. 今日は防波堤の壁面につくムラサキイガイを剥ぎ取ります.船で防波堤まで移動します. 壁面から剥ぎ取られたムラサキイガイ 貝の剥ぎ取りは専門のダイバーさんの仕事 剥ぎ取った貝を陸揚げします.かごをもっぱら大学生の仕事 ムラサキイガイの他にも,カンザシゴカイなど様々な生き物が混ざっていて,即席の生き物観察会がはじまります. 尼崎産のタコです.他にも,カニ,ナマコ,ホヤなどの生き物が見つかりました.汚れた海にも色んな生き物がいることを学びます. 【堆肥編】 午後からは,大阪湾広域臨海環境整備センター尼崎沖埋立地(通称,フェニックス廃棄物処分場)に移動し,剥ぎ取ったムラサキイガイは全て堆肥にします.まずは貝を潰しますが,余りにも量が多いので,今年は建設会社の方に手伝ってもらい,トラックの上で作業をすることになりました. 地域の枯葉などと混ぜて,尼崎の海の栄養から堆肥を作ります.尼海産の堆肥です! トラックの荷台にムラサキイガイ600kgをあける トラックのムラサキイガイはユンボを使って潰していく!たぶん世界初. ペースト状にムラサキイガイガなっていきます 枯葉とあわせて堆肥づくりを始めます 混ぜ合わせる草の種類も変えて,どんな草がよいのかについても実験をします. こんな堆肥の山を6つ作ることができました. 速報レポート1 「防波堤・護岸の二枚貝の剥ぎ取りと堆肥化」 速報レポート2 「菜の花畑の耕運と菜種油の搾油,芋の天ぷら」 プログラム検索に戻る |