NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人 峠工房(神奈川県) |
「峠工房 なんちゃってサバイバル教室!SEASON4 道具を使えば自然は友達!」 学校では危険なものとして使用を禁止しがちなナイフやマッチ、はさみなどの使い方やメンテナンスの仕方など、正しい使い方を教える。危ないものではなく、ごく自然なことと教え、そして実践の集大成として、自然の中で道具を使って楽しむ。 |
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速報レポート1 「メンテナンスは大事です」
開催日: 7月26日(日)
今回開催する内容は、道具のメンテナンスを中心に考えた体験メニュー。
これは夏の峠工房のキャンプの中に組み込んだ自然体験メニューの事前の練習的意味合いもあり、5月におしえた道具のあれこれを忘れてないか実践し、同時につかった道具の手入れというものも、しっかりと出来るようにしておく事に主眼がおかれています。
本来であればこれも山の中でと言う声もあるかもしれませんが、峠工房は中庭が既にこのような状態(写真1参照)であると同時に施設前にはちょうど良い広場的な場所もあります。(写真2参照)
区画整理があったおかげで本来の土地の形が変わり、市の方からも利用してよいと言われているので、ここと中庭を使う事でほんとうの自然の中に行く前の練習場所や、街中の自然の学習の場として活躍しています。
参加者は当初は以下の予定でした。
中学生:2名
小学生:8名
ギリギリ10人なのですが、今年から学校の休みの予定がまた変更となったところが多く、参加する人数はギリギリとなってしまったのです。
そして、実際に開催する日になって突然学校の行事が入り1名欠席となり実際の参加者は
中学生:2名
小学生:7名
の9名という事になってしまいました。
もっとも、この参加者たちは峠工房のイベントや教室などに良く通っている子達です。
夏のキャンプと、秋のなんちゃってサバイバルの為のリーダー的な面を持ってもらう事も視野にいれておりますので、この参加者には良く道具の使い方やメンテナンスを覚えてもらおうと思っています。
開始は11時からなのですが、電車やバスが遅れてちょろちょろとしか集まりません。
仕方ないので、先に来た中学生とスタッフで日陰になるターフを設営します。
ターフの設営も初めてですし、固定の為の金具を打つのも初めて。
ハンマーのような道具が必要ですが、ここはあるものを使ってみましょう、と言う事で手ごろな石で、叩く事に。
初めてなので見事に曲げました。
もっとも、そのあとはコツをつかんで曲げる事なく固定完了です。
ターフの設営が済むと同時くらいに、参加者が全員揃いましたので教室で簡単な説明と、メンテナンスの方法などを教えてから、いよいよ与えられた道具と環境を元に、行動開始。
まず二手に分かれて、枝や伐採した木などを使い日陰を作る班と、マッチで火を興しバーベキューの準備をする班にわかれます。
別々の事なのですが、これには協力する部分も必要でたとえばバーベキュー班は大きな木をひっぱりだしてもそれを燃やす事はせずに、日陰班に渡します。
日陰班は火を起こす焚き付け用の細かい枝を太い枝などから切り落とし、バーベキュー班に渡します。
日陰、つまり簡単なシェルターはこれまでにも何度か教えていますが今回は、峠工房が種から育てた樹齢40年を越える枇杷の木を支柱としてつかい、ガムテープで固定する方法をとりました。
この時、鉈の使い方を教え、ナイフの使い方をおさらいします。
枝を細かく落とし形を整え、太い枝などは支柱の一部とするために残します。
一方そのころバーベキュー班は火を起こす準備をしていました。
コンロの下に焚き付けとなる枝や枯葉を置く事を教え細い枝を空気が通るように配置します。
そして、紙(古新聞や広告など)にマッチで火をつける事になります。
失敗するかな、と思ったのですが木の水分の有る無しや、乾いた木の火が付きやすい置き方などを教えた事はしっかりと覚えており、マッチで火をつけて普通に火起こしに成功しました。
峠工房の庭は、前述の通り半分密林のようなものですから枝を下ろすなんて事もします。
その枝を貯めておき、こういうときに着火剤を使わない火起こしの練習をしていた甲斐があり、無事ちゃんとした火を起こせました。
火がしっかりと燃え炭になったら、バーベキュー用の木炭を入れますがあくまで本筋は、切った枝を乾かしたものや、枯れ草で行います。
火が熾った状態になる頃には、日陰制作班も無事に骨組みを組み立て日陰になるよう新聞紙などをガムテープで固定して日陰の確保ができあがりました。
ここからはしばらくバーベキュータイムです。
ただし、串はありません。
自分で割り箸などの先端を削り、ソーセージを刺して焼くのです。
ここでも道具を使えば大体の事はできる、と言う事を教えていきます。
そして、自然の中に入れば、都会では一見不自然なこれらの事が自然なんだよと言う話しを伝えます。
バーベキューも終われば道具を片づける必要があります。
つかったナイフや鉈の汚れを落とし、物によっては刃を研ぎます。
刃物の研ぎ方も教えますが、こうする事で道具の寿命は長くなり、また必要な時にいつでも必要な力を発揮してくれる頼もしい相棒となることを学び、理解してくれたと信じています。
後片付けも全員で行い、いよいよ夏のキャンプに向けての心構えはできたと思います。
夏のキャンプと秋のイベントではこの道具を使うと言う事がより自然の中で発揮される事でしょうし、今までと違った自然の“友達”としての面をより詳しく知る事ができると思います。
速報レポート1 「メンテナンスは大事です」
速報レポート2 道具を駆使して野外活動
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