NO | 団体名 | 主な企画内容
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ひびきの親子あそび研究会(福岡県) |
「やってみよう こども避難所体験 ~トムとハックの野宿体験」 事前に防災士を講師に迎えて学習し、各自が用意した防災用品を担いで、実際に徒歩で避難所に向かう。そして知らない人と一晩過ごす内容の、いざという時に備えるサバイバル体験活動。 |
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速報レポート1 1)仲間づくりワーク 2)防災センスアップ講座 3)こども避難所体験
1)7月25日(土)(中学生4、小学生30、幼2 ,大人13 指導者4)
2)8月26日(水)(大人8 子ども13 指導者2 防災士・保育士)
3)8月28日(金)〜29(土)(大人10 子ども14 大学生3 指導者2 防災士・自然体験活動指導者NEALリーダー)
1)仲間づくりワーク
親子で仲間づくりワーク活動として、防災士でもある講師の指導により、スポーツ鬼ごっこを実施。なるべく大人数の人が体育館に集まって、急遽見知らぬ子どもや大人と、息を合わせて過ごす、みんなでルールを守りながら活動する、など、集団生活の基本を楽しみながら学びました。
保護者には、続く本活動の案内をしました。
2)防災センスアップ講座
乳幼児や赤ちゃんを連れた親も一緒に考える、防災センスアップ講座。
防災とは、「日常と非日常のギャップを埋めるための、体験と想像力」基本的なレクチャーと防災クッキング体験会。小さな子どもを抱えた親が、無理なくできる、防災クッキング。炊飯、オムレツ、卵料理、おやつ、離乳食、など様々な献立を試してみました。当初予定していた「歩き回り」活動は、猛暑のため野外は危険と判断し、室内での活動としました。様々な質問が出て、いろんなアイデアが子どもたちからも飛び出して、次回本訓練に参加するための予習ができました。
3)こども避難所体験
(大人10 子ども14 大学生3 指導者2 防災士・自然体験活動指導者NEALリーダー)
「やってみよう こども避難所体験 〜トムとハックの野宿体験」
急な避難指示!子どもだけの力で一晩避難所で過ごす試み。仲間と力を合わせて野外でサバイバル体験にチャレンジ!地図を見ながら避難ルートを決め、防災食クッキングや、年齢に応じた役割を果たしながら知恵を絞って、生き延びよう。
防災士に事前準備、避難活動の指導など活動を通して指導を受け、様々な体験を通じて、子どもたち自身が「じゅんびする」「うごく」「考える」などについてしっかり体感できる活動となりました。
大人はみまもりつつ、ほとんど関与しない活動が実施できました。
大人は、「関与しない」ことがものすごく難しいということを体験しました。
集合は あそび工房前 避難命令のメールが配信されてからわずか2時間後。荷物のパッキングの点検と是からの避難時間などについての予想。子どもたちそれぞれに、荷物をまとめ直す。
避難ルートの確認。防災マップを見ながら。水の出るところはさけて通ります。隊列を乱さないように、歩きます。
どの順序で歩くのかも、スカウティングの基本のレクチャーを受けてから、子どもたちで決めました。先頭は、状況判断、最後は常に確認をします。
ちびさん達もてくてくあるいて避難の練習。
休憩場所は、先頭のサブリーダーが決めます。 小さな子どもも居るので、頻繁に給水タイム。でも、トイレが見当たらない、、、?
最後のきつい坂も、仲間全員自力で歩きました。おうちの人からは離れて、全員ぐずったりリタイアしたりする事なく、無事避難所へ到着。途中、くじけそうにもなりましたが、予定より1時間遅れでしたが、みんなげんきでした!!
まずは、防災クッキング。つくらないと食べれらないのですから、真剣です。
調理器具を使わない調理法。炊飯袋でさまざまなメニューを考案し、自分で創って自分で食べました。食器を忘れてきてしまったので、新聞紙でみんなで創りました。
夜寝るために、段ボールを使ってパーテーションを創ります。みんな自分の寝床を作成中。自然にグループに分かれて、真剣に寝床作り。
翌朝の朝食。それぞれ持ってきたものを見せ合って検討。 リュックに入れてもってきた荷物を全部出して、みんなで点検、検討します。
大人が一切関与しない荷造りはとてもユニーク。大事だね〜持ってきてよかったね〜 あれ?これは多すぎたかもね、、?などと友達同士いろんなやりとりが続きます。食べ物はとても大事だけれど、食べ物ばっかり、、??寝袋も次は持ってきた方がいいね。
とくに、実際使ったものの中では、おもちゃやぬいぐるみ、家族の写真、などが予想外に大事でした。
忘れ物で一番多かったのは「寝袋」。タオルや毛布、布などが活躍する事を教えてもらいました。
逆に、寝袋だけを持ってきた子どもも居ました。子どもたちの考え方は様々で、実際に持ってきたものも様々。お互いに興味深そうに他の人の荷物を見ていました。
自分の荷物、普段持ち出せるようにしておく必要がある事も、わかりました。
普段の防災対策、きっと、子どもたちも参加して、いろいろな避難袋を創れるようになったと思います。
子どもだけで友達となんとかする、という体験も、とてもよい体験でした。
子どもたちがふと見せる、普段はないような真剣な表情や、自信に満ちた、表情がとても印象的でした。毎年チャレンジして、常に備えれ居られるようになりたいです。子どもたちは日々育っていき、役割も変わっていきます。すべての子どもたちの居場所を、日常にも非日常にも確保していきたいと考えています。
■別年度のレポート
2013年度 トムとハックの大脱走 みんなで脱走=大冒険 実施レポート
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