NO団体名主な企画内容
44 ひびきの親子あそび研究会(福岡県) 「トムとハックの大脱走 みんなで脱走=大冒険」
家出の訓練や準備を経て、子どもだけの力で一晩家出を試みる。大人の力を借りずに仲間と力を合わせて林の中でサバイバル体験にチャレンジ!年齢に応じた役割を果たしながら知恵を絞って、生き残るトレーニングにもなる企画。

活動速報1


「トムとハックの大脱走 みんなで脱走=大冒険」
家出の訓練や準備を経て、子どもだけの力で一晩家出を試みる。大人の力を借りずに仲間と力を合わせて野外でサバイバル体験にチャレンジ!年齢に応じた役割を果たしながら知恵を絞って、生き延びよう。

1)予備ミーディング
8月26日 コアメンバーミーティング(中学生1、小学生5)
あらかじめ、自主的にもちもののリストを作成、配布し、
子ども同士で準備ができそうな雰囲気になりました。

2)8月29−30日
まずは、訓練キャンプ (幼稚園1 小学生15 大人10 指導者3)
あいにく台風の影響により大荒れの天気の予報でしたが 本人達の強い希望で、テント泊。見守りの指導者も、嵐と雷の中、気象情報を確認しながらよりそい、待機しました。
☆まずは、食料について
昼過ぎに集合してから、持って来た食料や物品の確認をしてお互いにどうするかを話し合っていました。
沢山の食料を持って来た子どもの食料を他の子どもがほしがったり、食料を持って来れなかった子どもが、脱走しかけたり、喧嘩になりかけたり、荷物の不足を親のせいにして、はっきり話さず、話し合いが進まなかったりと、それは様々な子ども同士のやりとりがありました。
もちよった食べ物を検討して一晩過ごすための準備をしたり(米を炊くことにし、持ち寄った米の量と人数をなんども確認して検討していました)
夕食のメニューは、ご飯とレトルトカレーと缶詰。アレルギーのある子どももいましたし、カレーが苦手で食べたことが無い子どももいて、話はなかなかまとまらず、時間はかかりましたが、子どもたち同士でなんとか話をまとめていきました。夜は台風がきそうで、朝も天気が悪そうなので、翌朝は、なんとか火起こしして湯を沸かし、支給品のチキンラーメン(この日のためにとっておきました!)を食べることに決めました。
台風がきているので、施設からは館内泊への移行を提案されましたが、予報を確認しながら、ぎりぎりまでテントで寝ることになり、最悪の場合は直ちに退避する約束をしました。

水やまき、食器、マッチの確保、明かりの確保、(暗闇が怖い子が多いので)
雨や風対策、様々なことがありました。

☆使用できる用具や施設について
子どもたちの話し合いの後、大人と会場で使用することができる資材の確認をしました。
今回水は、炊事場の水道水を飲んでも構わないこと、荒天のため、たき火ではなく野外炊飯場のかまどを使用してよい、まきも支給すること(もともとは森で薪を拾ってくる予定)こと、ドームテント3はり(暴風対策のため最低限)雨よけの大型テントをひとつ使用してよいこと、不足分の食料を補填する、調理器具のいくつかを貸し出す 、テント設営場所は、当初建物から遠いグランドを予定していましたが、天候不良と緊急時対応のため建物やトイレに近い場所に変更する、など、子どもの話し合いの後 大人といくつかの条件交渉を行いました。
その後は、子どもたち自身の発案と判断で全ての活動が進みました。

☆ドームテント(2はり)の設営と指導者テント(1はり)は全て子どもたちが設営しました。
雨と風の対策も自分たちで工夫しました。
昨年から数回、子ども用のテントなど、いろいろなデザインのテントを設営して練習してはしていましたが、大型の大人用のドームテントを子どもだけで張り上げたことは、驚きでした。

☆雨のこと
雨の中の火起こし、雨のテントでの一晩。テントの中には大人が不在です。
大雨の中、結局テントの中で一晩過ごしました。
冒険だらけの活動に成りました。
☆指導者、大人の動き
野営活動の指導ができる指導者に、現場横で野営をしてもらいました。
大人は交替で、見張りにつきました。(トイレなどへ行く子もいますので)

大人はみまもりつつ、ほとんど関与しない活動が実施できました。
大人は、「関与しない」ことがものすごく難しいということを体験しました。
ご飯は炊きあがったけど、食器が足らない、おわんはあるけど、スプンが無い、おはしもない、水を飲もうと思ったら、コップが無い!、、普段大人が如何に先回りして物事を進めているかがよくわかります。子どもが何かを発言する前に、大人が先回りして言葉を発していることもとてもよくわかります。
小さな子どもも混ざっていましたので、ことあるごとに親のところに助けを求めてきますが、「今日は、こどもだけでなんとかするんだよ」「困ったことは、大きい子たちに伝えて助けてもらいなさい」と伝えます。今回はいつもとはちがう遊びなのだと、活動の趣旨は小さいながらに理解ができていたようで、子ども同士、なんとか力を合わせてがんばれました。
夜は豪雨のため、小さな子達は室内にリタイア。少年達は外でがんばりました。
雨に振り込まれましたが、終始子どもたちは明るく、楽しんで活動していました。

☆ハプニング
雨の中での朝ご飯の途中、雷のために強制撤収の指示が出たため、人間と荷物を室内退避させました。
その途中でラーメンをひっくり返して食べ物がなくなったり、荷物がびしょぬれになったり、大変でした。

翌朝撤収予定でしたが、嵐と雷の中なかなか撤収ができず、午後まで天気の様子を見て待機し、年長の子どもたちで雨の合間に大急ぎでテントの撤収作業を行いました。

次回は本番。
終了時に次回のサバイバルチャレンジのための打合せをしました。
雨の慌ただしい状況の中、子どもたち同士で次回のことをおしゃべりしながら解散しました。思い思いに、次はどうしよう、なにをもってこよう?と考えていたようです。次は、荷物を担いでの移動から、スタートです。
もう一度、事前打合せをし、本番に備えたい、とメンバーみんな張り切っています。
現時点での今後の予定です
3)主要メンバー事前打合せ 9月8日予定
4)直前打合せ 連絡会 9月14日
5)本番 家出決行 9月15日午後〜


活動の様子

まずは子どもの話し合いの後、大人も交えて打合せ。晴れているうちにテントを設営して荷物を入れておくことにした。夜には 大雨になる予報だったので、しっかり固定。

火起こしして、ご飯を炊く。運良くまだ雨は小雨。 真っ暗になったので明かりを支給。みんなで白いご飯をお腹いっぱい食べました。



活動速報1
速報レポート2

■別年度のレポート
2015年度 やってみよう こども避難所体験 ~トムとハックの野宿体験 実施レポート

プログラム検索に戻る