NO団体名主な企画内容
16 NPO法人 東京コミュニティスクール(東京都) 「サマーキャンプ「生きる力」」
"小学生を対象に、山梨の大自然の中で4日間のキャンプを実施する。川・山・田んぼをフィールドに「薪運び・薪割り・火起こし」「川登り」「木登り」「田んぼ雑草抜き」「登山・野外宿」等を体験する。"

速報レポート3 サマーキャンプ「生きる力」三日目・四日目:フィールドワーク&登山野宿

実施日 2019年7月23日(火)〜26日(金)
参加者 小学生43名
指導者 13名

三日目の午前は、「フィールド近隣を散策し、その特徴を活かした時間を過ごそう!」
ということで、史跡めぐり・昆虫採集・スポーツチームに分かれて活動しました。
グループに分かれることで少人数で柔軟に移動でき、好きなことを堪能する時間となりました。


史跡めぐりチームは、武田氏一門の江草氏の居城だった獅子吼城を散策。

昆虫採集をしていたら、鹿の角を発見!

そして午後は、料・寝袋・キャンプマット・レインウェアなどを背負って登山に出発です!
目指すは、標高1,818Mの「横尾山(よこおやま)」。
山頂手前の「カヤトの原」で一夜を過ごし、翌朝に山頂で朝日を浴びるという計画です。


登山中も、合唱したりと、笑顔が絶えません。

爽やかかつ快適な高原の空気を味わいながらの登山。2〜3時間かけて、一行は今夜の宿泊先である「カヤトの原」に到着しました。
ここは、電気も水道も通っていない原っぱ。まず、日が落ちる前に寝床の用意をすることになりました。
キャンプマット・寝袋・屋根代わりのブルーシートやエマージェンシーシートを使って、どこでどうやって寝るか、快適な寝床を考えて作っていきます。
しかも、この日は雨予報!周囲は霧に包まれ、危機感が迫ってきます。そのことがより一体感を生んだのか、作戦会議が各チームで繰り広げられました。



そして、日が落ちると共に就寝時間に。早々に眠りについたり、合唱したり、他チームの寝床を探検したりと、闇夜でも明るい子どもたちでした。
横になると、目の前に夜空が広がります。雲間から一つの星が遠くにうっすら輝くのを見つけて、
「あー!星が出た!」
「本当だ!!」と子どもたちは大興奮!
雨予報はどこへやら、どんどん雲間は透き通っていき、ついには綺麗な三日月も登場して……都会では味わえない景色を堪能することができました。







こうして、朝までぐっすり眠った子どもたち。
「あれ○○君がいない!」と周りを見渡すと、斜めになっている地面を転がって草の中に埋もれた状態で発見された子どももいました(笑)。まさに、自然の一部となった体験でした。

起床後は山頂まで登り、そこで美味しい空気と共に朝食をいただきました!




標高1,800Mを超える山の下山は、下級生にとっては結構ハードなことです。
音を上げてもおかしくないのに、これが4日間の成果なのでしょうか、足をつまずいたりしても、弱音を吐くことなく歩き続ける姿がありました。歩くペースを合わせてくれたり、「頑張れ!」と応援してくれる仲間が支えになったのだと思います。


最後の食事は、子どもたちが2日目に割った薪を使って、ピザ釜で焼いた絶品ピザ。

こうして、4日間のキャンプは怪我なく終了できました。

子どもたちとの振り返りで印象的だったのは、「○○が頑張っていた。」と仲間を讃える声の多さ。特に上級生が下級生に対して4日間の成長を認めていたことに、異年齢・少人数の子どもたちが、整っていない環境の中で切磋琢磨する自然体験活動の意義を感じました。





速報レポート1 サマーキャンプ「生きる力」一日目:開拓&寝床づくり
速報レポート2 サマーキャンプ「生きる力」二日目:田んぼの草取り&薪割り
速報レポート3 サマーキャンプ「生きる力」三日目・四日目:フィールドワーク&登山野宿

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