NO団体名主な企画内容
12 野外教育事業所ワンパク大学(東京都) 「東京湾の海の豊かさを自分たちの舌で味わってみよう「海の幸キャンプ」」
生きものの住めない海と思われがちな東京湾で、生息する生き物に直接触れ、実際に食べることで、食べ物になることを体験するとともに、環境の観察を通して、海の豊かさを感じさせる活動。

東京湾の海の豊かさを自分たちの舌で味わってみよう「海の幸キャンプ」 [10/12-13]

日  時:
場  所:
参加者:
2008年10月12日(日)〜13日(月) 1泊2日
神奈川県横浜市金沢区野島公園内キャンプ場、海の公園
小学生28名、スタッフ12名
 <活動のねらい>

身近にある東京湾に対して次第に「生き物の住めない海」という印象が広がっている子どもたちに
実際に生息している生き物に直接触れ、実際に食べてみて、食べ物になることも体験してもらい、
東京湾にも多くの生き物が生息している事実を体感してもらい、
一度汚れた東京湾が着実にきれいになっていることを認識し、
もっと、豊かな海にするために子どもたちにできることを自分たちで考え、
行動する意欲を高めてもらうことを目的とします。

 <プログラム>

活動場所に到着後、まずは潮干狩りで天然のあさりの採取を行う。
見た目は、汚れている海に実際に、天然のあさりが育っていることを実感する。

次に、地元のNPO団体の協力を得て、調査用の地引網を引いてもらい
目の前の海にいる生き物を採取し、実際にどんな生き物がいるのかを観察した。
多様な種類の生き物驚きの声があがっていた。


 潮干狩り/地引網/生き物観察

次に、宿泊のためのテント設営を行った後に、自分たちの手で海の幸を採取するためにつりを行う。
釣竿によるハゼつりと岸壁でのイソガニつりを行った。

そして、午前中に採取したあさり、はぜ、かに、事前に用意した東京湾で取れた魚を素材に
参加者が協力をして夕食作りを行い、豪華な海の幸料理を味わった。
就寝前には夜の海にでかけ、潮の満ち引きを観察し、今日1日の海の生き物についてふりかえりを行う。

翌日は海の公園に移動し、エンジンが発明されるまで目の前の海で漁を行っていた
復元された和船の乗船体験を行った。
これも地元のNPO団体の協力を得て、乗船するだけでなく 実際に「櫓」を漕ぐ体験もさせてもらった。
また 船の上から海を観察し、海の再生のために植えられたアマモの観察も行った。

最後に海への感謝の気持ちもこめて、砂で海の生き物を作り上げ、満潮と共に海に帰してあげた


 カニつり/海の幸の夕食/和船体験
 <参加者の感想>

・最初見た海は汚いと思ったのに、こんなに生き物がいることに驚いた。
・自分でアサリを掘ったり、ハゼやカニを釣ることができたのでよかった。
・夕食で食べた海の幸の料理がとてもおいしかった。いっぱい食べ過ぎた。
・見たこともないような魚や海の生き物がたくさん網の中に入っていて、驚いた。
・和船に乗って、櫓を漕ぐのはたいへんだった。
 昔の人がこんな船で漁をしていたと思うと大変なしごとだなあと思った。
・地元の人たちが植えたアマモを見ることができてうれしかった。
 もっともっと海がきれいになるといいなあと思った。
・海をきれいにするためにいろいろな方法があることがわかった。

 <評価・反省>

今年で3回目でしたが、この3年でも海が変化していることに驚くとともに
実際に自分たちで海の幸を採取して食べることで、子どもたちが「命」について考えることができ
食事の挨拶でする「いただきます」の意味を理解してくれた。

地元のNPO団体の協力が得ることができ、非常に貴重な体験プログラムを実施することができた。



■別年度のレポート
2009年度 江戸時代の街道(中山道)を自分の足で歩いて、楽しい発見をしよう。自分の歩く力を試してみよう『中山道を25キロから40キロを歩こう!』 実施レポート

プログラム検索に戻る