NO団体名主な企画内容
23 株式会社ピッキオ(長野県) 「こども冒険クラブ~初夏/秋のムササビキャンプ~」
首都圏在住の小学生を対象に野生動物(ムササビ)を見ることに特化した1泊2泊のキャンプ。初日の夕暮れに、森で野生のムササビを観察し、翌日は森を探検しながらムササビの生態について学習する企画。

速報レポート1

日程:2021年(令和3年)5月29日(12:00-21:00)・30日(7:00-14:30)
会場:国設 軽井沢野鳥の森および隣接する私有地
   集合・解散場所:軽井沢野鳥の森 ピッキオビジターセンター
参加者:小学生6名、引率講師2名、ボランティア(インターン生)3名
実施内容

①オリエンテーション
はじまりの挨拶では、スタッフと参加児童が自己紹介を行い、注意事項やスケジュールを確認、説明しました。

②焚き火起こし
まずはみんなで薪を集め、薪割りも行いました。その後、火の起こし方や焚き木の組み方を説明し、実際に児童たちに火を起こしてもらいました。




③夕食作り・食事
みんなで役割分担をして夕食のカレーを作りました。じゃがいもや、にんじんなど野菜を切る係、お米と水を量って飯盒に入れる係に分かれて準備をし、お鍋と飯盒を焚き火にかけ、火を絶やさないようにみんなで薪をくべて出来上がりまで見守りました。食事の際には、みんなで距離を取って新型コロナ対策を行いました。
残った焚き火でマシュマロも焼きました。




④ムササビ観察
食事の後には、野生のムササビが利用する巣箱まで移動し、講師がムササビの生態について、ぬいぐるみなどを使いながらレクチャーしました。子どもたちはムササビの大きさが想像以上だったようでびっくりしていました。ムササビがどんな行動をして滑空をするか、観察の時に見逃さないために説明すると真剣な表情で聞いていました。その後、カメラ付きの巣箱の中にいるムササビの様子を観察し、ムササビが巣箱から出て森の奥へと飛んでいく様子を観察しました。



⑤ナイトハイク
宿泊する山荘まで、夜の森を歩く予定でしたが、周辺でクマ目撃情報があったためナイトハイクは中止し、安全を重視して車移動にしました。

⑥寝袋体験・就寝
新型コロナ対策のため、テントの代わりに山荘の部屋で就寝しました。翌日の活動の準備を終えてから、おやつを食べて親睦を深めました。こどもたちは寝袋での就寝を初めて体験しました。

⑦朝食
再び、役割分担し、焚き火で朝食を作りました。前日に火の起こし方や焚き木の組み方を練習したので朝食の時は子どもたちだけで火を起こせました。子どもたちはそれぞれパンやソーセージを串にさして焚き火でこんがり焼いて、ヨーグルトやバナナ、コーンスープと一緒に食べました。




⑧ムササビ痕跡探し
講師から説明を受けながら、ムササビの食痕や巣を探しました。アカマツの松ぼっくりをムササビが食べてエビフライのような形になった食痕を見つけました。ムササビがねぐらとして利用することのある自然の樹洞を観察しました。ムササビの食生活や生息地の環境、体の特徴など、生態を学びました。




⑨温泉で汗を流し、2日間頑張った体と心を癒やしました。

全体所感、参加者の感想など

野生動物を観察できるキャンプということで、子どもたちはとても楽しみにしていました。実際にムササビを観察した後「すごかった~」と興奮して、ムササビの滑空の真似をして走り回っていました。
また、コロナ禍で子どもたちも外での活動を制限されストレスもある日常を離れ、野外活動をすることで子どもが本来持つ好奇心、冒険心に応えることができるプログラムが実施できたかと思います。また、役割分担をして食事を作るなどチームワークも経験できました。保護者のみなさまからも感謝のお言葉をいただきました。
今回は開催直前に東京を中心に緊急事態宣言が発出されたため、キャンセルにより予定していた参加人数よりも少ない人数での開催となってしまったことが残念でした。



速報レポート1
速報レポート2

プログラム検索に戻る