NO団体名主な企画内容
49 (財)スマイルアース(佐賀県) 「第2回 森のギャラリー展」
人と森の出会いの空間を提供し、「森もアートも人の心を豊かにする」をコンセプトにした体験活動。音による涼風発信、葉っぱ星人コンテスト、古代の森恐竜数当てクイズ、竹食器づくりと流しそうめん体験などのプログラムをおこなう。

「第2回 森のギャラリー展」 森のギャラリー展 開催 [8/2-3]

日  時:
場  所:
参加者:
2008年8月2日(土)、3日(日)
佐賀県立21世紀県民の森
計251名(2日間)
 <レポート>

いよいよ開催当日。
少しでも多くの人に森と自然の魅力を感じてもらいたい。作家さんの作品と自然とのコラボレーションで、来てくださった方々に森が人にとって必要なものであることを感じてもらい、心豊かになってもらえるよう炎天下の中、がんばりました。

作品の提供はおよそ1,000点。いつもとは違う不思議な森に来られた方は満足そうでした。
1日目はあまり集客がなく、2日目に集中して来場がありました。ワークショップでエコバック、楽焼き体験、ケシゴムハンコづくり(これは持ち手が整地の際、枝打ちで出た枝なのです。会場内のスタンプラリーのスタンプもこれで作家さんに作ってもらいました。)の有料ワークショップも順調でした。積み木のコーナーでは子どもたちよりも大人がはまっていた様子。

一番盛り上がっていたのが、後で企画が上がった「音のワークショップ」と「虫取り網と釣竿づくり」でした。音のワークショップは廃材を利用した笛が面白い音を出し、子どもたちが「ぼくもやりたい!」と吹き方を習って、横にあるタイコをたたいて、竹もたたいて即席セッションでにぎわいます。
虫取り網は、ミカンネットをつけただけの単純なものだけど、芝生にいるバッタやチョウ、トンボを追っかけて回ったりできたし、釣竿は昔ながらの竹のさおに簡単な仕掛けです。
県民の森はダム湖をグルリと囲んだ場所にあるので、釣り場には困りません。「エサは?」「そこら辺におっさい(そこの辺にいるよ)」と、土を掘り返し、ミミズを見ては歓声があがっていました。実際に釣り上げて、外せずに半べその子どももいました。

恐竜の数あてクイズでは、ピタリ賞がなかなか出なかったと、担当の学生が笑っていました。自然のものの中に隠れるのは、生き物の知恵です。
参加者にはじっと見つめる五感力を鍛えていけたようです。

草刈、整地作業の時に出た竹は竹そうめんになり、食べたい人はカップを切って、おつゆを買ってもらいました。そうめんは食べたい!けど竹切り初挑戦の子どもたちもいて、親御さんはハラハラした様子で、手を出したがっていました。
「ここで親のずっぎんいつまってんしきらんよ(ここで親が手を貸すと、一生できないよ」と、指導の川本氏の厳しい一言に、じっと見守るお母さんたちがいました。

一緒に冷やし野菜を丸かじり。
なにせ炎天下です。冷やした野菜の味は格別です。
「トマトのこげんうまかてしらんやった(トマトがこんなにおいしいなんて知らなかった!)」と、口いっぱいに親も子もほおばっていました。



第2回 森のギャラリー展 実施レポート(1)
第2回 森のギャラリー展 実施レポート(2)
第2回 森のギャラリー展 実施レポート(3)

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