NO | 団体名 | 主な企画内容
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登米市立新田小学校(協働:有限会社 伊豆沼農産)(宮城県) |
「湿地のワイズユースをテーマにした食農体験プロジェクト ~ひと・みず・いきものが織りなす輝く未来へ~」 小学4~5年生が、食農体験を通じて、地域にある湿地の環境保全、賢明な利用(ワイズユース)を学び、持続可能な地域社会の実現について考える企画。学習の様子はオンライン配信を活用し、都市部の小学校との共有を図る。 |
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速報レポート1 ふゆみずたんぼの生きもの調査
活動日: 2024年6月12日(水)
活動場所: 新田小学校
参加人数: 小学生 19人 / 大人 4人 / 指導者 2人 / 合計 25人
<活動内容>
本事業では、宮城県登米市迫町新田地区をフィールドにした食農体験(※)を通じて、地域にある湿地(田んぼ、ラムサール条約湿地「伊豆沼・内沼」)の環境保全、賢明な利用(wise use)を学び、持続可能な地域社会の実現について考察を深めることを目的にしています。
※「食農体験」とは
地域資源(食・農・自然・文化・歴史等)を組み合わせた複合的かつ、参加者と地域の魅力をつなぐ体験のこと。地域特有の文化や歴史に触れ、住民とコミュニケーションを交わすことで、地域・食・農に対する理解を深める。
上記目的を達成するため、今年度は登米市立新田小学校と連携し、ふゆみずたんぼと伊豆沼・内沼をフィールドに、無農薬・無肥料の水稲栽培と渡り鳥の生態を学びます。学習の一部はオンライン配信等を活用し、都市部の小学校との共有を図る予定です。
今年度1回目の活動は、オリエンテーション(湿地の種類、田んぼの役割、学習の目標を共有)、2回目は田んぼでの手植え体験、3回目は雑草の除草を行いました。今回の速報レポートでは、4回目の活動となる「田んぼの生きもの観察」を報告します。
田んぼの学習
田んぼのやくわり
のうかさんのやくわり
水生動物の専門家(むかい*いきもの研究所:向井康夫氏)を招聘し、田んぼの役割、生物多様性の概要を学びます。
次にふゆみずたんぼで採取した小さな生き物を専用のツール、見分け方図鑑を活用して観察し、それぞれの特徴を記録していきます。
最後は講師の顕微鏡を活用したミジンコ観察。心臓の位置や食道をはじめ、小さな生き物の神秘を学びました。最後は紙コップを使った食物連鎖の仕組み、生物多様性について考えを深めました。
<子どもたちの感想>
・いろんな生きものがたくさんいて、はじめて生で見たので、うれしかったです。
・プランクトンにはいろんなしゅるいや形、色をしたものがいて、せいたいけいを守っていかないといけないと思いました。
・ピラミッド式のだんを見て、プランクトンはとてもだいじだとわかりました。
・ぼうえんきょうみたいなもので生き物を大きくして見れたのがたのしかった。
・虫がそんなに田んぼにいることをしらなかったし、カエルがヤゴを食べたり、いろいろな虫は生きて大変な思いをしてても、いつか死んでしまうんだと思って、すごい体験をさせてもらったと思いました。
・けんびきょうでミジンコをのぞいて、心ぞうやいぶくろがあった。心ぞうはとても小さくて、とう明かんがあり、いぶくろはとても細長かったです。
速報レポート1 ふゆみずたんぼの生きもの調査
速報レポート2 ふゆみずたんぼの稲刈り
速報レポート3 湿地の資源を使った草木染め
速報レポート4 収穫したお米の贈呈式
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