NO団体名主な企画内容
5 NPO法人印旛野菜いかだの会(千葉県) 「生物浄化システムと体験型環境学習」
沼に浮かべたイカダで空芯菜・ハーブ・水芭蕉を水耕栽培する「植栽いかだ」法による水質浄化活動。「植栽いかだ」に乗って外来魚の一本釣り大会。地域の自然をユニークな活動へとつなげた体験型環境学習。

速報レポート2「生物浄化システムと体験型環境学習」

日 時:8月31日(水)9:40~15:00
場 所:千葉県佐倉市臼井田の西印旛沼脇舟戸広場(通称:かっぱ公園)
参加者:千葉市柏井小学校4年生28名  先生2名  PTA母親7名  
    講師4名   NPO会員18名  合計59名
活動内容

 昭和35年頃の印旛沼には、多くの浅瀬があって、水生生物の育む自然環境が、浄化効果を発揮していました。しかし、新田開発事業によって、浅瀬は失われ、生き物による浄化機能は、低下してしまいました。
 近年は、流域の都市化や経済社会活動によって、生活排水、農業排水などによる水質汚濁負荷が急速に進行し、毎年、夏場の水温上昇時には、富栄養化によるアオコ(藍藻類)の発生で、生態系は破壊され、多くの水生生物は絶滅の危機に立たされています。更に腐敗臭などの影響もあり、市民の健康・衛生問題が問われています。
 環境省の定める環境基準を大幅に上回り、印旛沼流域千葉県民140万人の大切な水道水源として、全国湖沼水質ワーストワンの汚名をきせられています。
 印旛沼で生産・生活している全ての市民に対して、親しめる清らかな水環境の再生を目的として、環境に優しい「植栽いかだ」で、「生物浄化システム」の確立と体験型環境学習を目指しています。
 千葉県佐倉市臼井田船戸大橋近くの印旛沼(西部調整池)に隣接した県道64号線から千葉県佐倉市ふるさと広場(風車)方面に向かう約200mの地が当会の活動場です。
 今、この活動場が『舟戸かっぱ公園』として蘇っています。


NPO法人印旛野菜いかだの会活動場


 当会が土地所有者、(独)水資源機構千葉用水総合管理所と水路管理者、印旛沼土地改良区の許可の下、11年前から流域市民の憩いの場、流域の小・中学校の環境教育場を目的に活動の一環として手入れをしてきたのです。(毎週水・土曜日)
 水は全ての生きものにとって命の源という水辺の環境を活かして、植栽いかだ・沼の環境・水利用・水草園見学・ポンプ場見学・釣り大会など、独自のプログラムで、子供達に体験型環境学習を年間を通して活用しています。
 公園内には、太陽光発電ソーラーシステム・当会の手造りによる水車や発酵分解を利用したバイオトイレ・当会の「植栽いかだ」による水質浄化の湖上畑などが設置されおり、環境教育公園として利用しています。


公園シンボルかっぱ

手作り水車

バイオトイレ


植栽いかだ

 8月31日(水)、7月6日(水)に次いで、千葉市柏井小学校4年生の子どもたちがやってきました。台風迫る曇り空の下、それでも環境教育用に設置したソーラパネル(太陽光)は力強く水車を回してくれました。7月6日(水)の体験型環境学習で、
 自ら種まきをした空芯菜は、湖上で大きく育ち、お土産用に収穫した子どもたちは自然の力を目の当たりにしていました。

・体験型環境学習活動プログラム内容

1「植栽いかだ」について―講師:NPO法人印旛野菜いかだの会・美島理事長
2 印旛沼について―講師:講師:小倉久子先生(千葉県環境研究センター元室長) 
3 印旛沼水草園見学―講師:NPO法人印旛沼広域環境研究会
4 印旛沼ポンプ場見学―講師:印旛沼土地改良区・高橋 修先生
5 釣り大会―釣って減らせ外来魚―指導:NPO法人印旛野菜いかだの会
6 印旛沼の魚について― 講師:新島偉行先生(水生生物研究者)
7 空芯菜収穫祭―指導:NPO法人印旛野菜いかだの会

8月31日(水) 体験環境学習(空芯菜収穫祭と勉強会)
1. 9:40~10:00 (会場:野菜いかだ活動広場)
※ 挨拶:(5分)NPO法人印旛野菜いかだの会 吉水会長
※ 「植栽いかだ」について(15分) 講師:NPO法人印旛野菜いかだの会
                       環境再生・理事長美島理事長
2. 10:00~10:20 (会場:野菜いかだ活動広場)
※ 印旛沼について(20分)講師:小倉久子先生(千葉県環境研究センター) 
3. 10:20~10:45
※印旛沼水草園見学(25分) 講師:NPO印旛沼広域環境研究会
4. 10:45~11:45 (会場:野菜いかだ活動広場)
※ポンプ場見学(60分)印旛沼の水の仕組み 講師:印旛沼土地改良区(高橋先生)
移動時間15分
5. 12:00~13:00
昼   食
6. 13:00~14:00
※「植栽いかだ」に乗って釣り大会―釣って減らせ外来魚(60分)
指導:NPO法人印旛野菜いかだの会
7. 14:00~14:20
※釣りあげた魚について(20分) 講師:新島偉行先生(水生生物研究者) 
8. 14:20~14:45
※ 収穫祭(25分)(7月に種まきをした空芯菜(野菜)の刈り取り)

15:00  帰校


テント内で印旛沼の勉強会



水草園見学



ポンプ場見学



昼食を用意するPTA

テント内で昼食 


「植栽いかだ」に乗って楽しい釣り大会



釣り上げた魚(コイ・銀ブナ・ブルーギル)


小学4年生の感想

・「いかだ」で空芯菜の野菜を作って、水がきれいになるのがわかりました。
・夏は、アオコで印旛沼が汚れていることをしり、早くきれいになってほしいと思いました。
・印旛沼のいろんな水草のことを知ってよかったです。
・「いかだ」に乗って釣りをしり、空芯菜の刈り取りをして、おみやげが出来てよかったです。
・釣り大会で、7月より魚が釣れてうれしかったです。
・「いかだ」に乗るとゆらゆら動くので楽しかったです。
・空芯菜のスープや料理がおいしかったです。
・まきでたいたご飯がおいしかったです。

主催者の感想

この日は、台風迫る曇り空で、ときおり雨が降り始めたり、元気な子供達が楽しみにしている1時間の「釣り大会」が出来ないのではないかと心配したが、すぐに雨は上がり、5時間の体験環境学習は、PTAを交えて、午前中はテント内で、印旛沼の事について勉強したり、水草園やポンプ場見学をして、勉強会を終えました。                                                               印旛沼土地改良区の計らいで、日頃は見学出来ない「ポンプ場」行って、ポンプを動かしてもらい、印旛沼と水路との水の行き来に子供達は、とても関心を持っていました。午後からは、子供達が楽しみにしている釣り大会や7月に種をまいた空芯菜の刈り取りなど、子供達の楽しそうな姿を見ていると、来年も学校と提携して、継続して行きたいと思いました。


速報レポート1「生物浄化システムと体験型環境学習」
速報レポート2「生物浄化システムと体験型環境学習」

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