NO団体名主な企画内容
12 自然学校ねぎぼうず(新潟県) 「クマと人の活動境界整備」
荒れた里山を拠点に秘密基地作りや道の整備などの森遊びを行うことで、人とクマの境界線整備となる企画。人とクマに優しい自然体験活動。

速報レポート1

日 時:①平成23年7月23日〜25日
    ②平成23年7月25日〜27日
    ③平成23年8月7日〜9日
    ④平成23年8月22日〜24日
場 所:新潟県妙高市 リブランの森
参加者:小学生42人 引率大人7人 指導者4人
背景

 かつては里山として住民の生活に欠かせなかった場所も、化石燃料に替わってからは薪や炭のために伐採することもなくなり、薮が茂るに任せた鬱蒼とした森林と化した。8年前に手作業で道や広場を作り、子どもたちが自然体験を学ぶ場所として再生した「リブランの森」。広大な敷地であるため、活動拠点の周囲は動物たちが身を隠せる薮の地帯が広がっている。
 妙高市役所が発する住民安心安全メールサービスでは、季節になるとクマ出没情報が頻発する。その場所は人が暮らすエリアである。小学生が通学する道をクマの親子が横断しているのだ。町のあちこちの道路端には「クマ出没注意」の看板が立っている。
 文科省の地域子ども教室を開催していた頃、市内に募集チラシを配布した。森の中でのびのびと遊ぶプログラムを用意したのであるが、反応はいまひとつであった。積極的に参加している子どもの保護者に口コミで広げてもらおうとお願いした。返って来た反応は「森にはクマが出るから危なくて参加させられないとお母さんたちが言っている」というものだった。自然溢れる環境であるために出て来た反応とも言える。
 子どもたちが気軽に森で遊ぶためには、野生動物が身を隠せる薮を極力なくした整備された森にしなければならない。子どもたちに人気のプログラムである「秘密基地作り」に、野生動物を意識した意味付けをすることで、森遊びから環境への視野を広げていくことができると考える。

活動内容

【1日目】
昼に到着。
① 森で弁当昼食
食べ残しを少なくするように、食べきれない人は食べられる人に譲るよう促す。食後は容器等を分別し、周辺にゴミが落ちていないか確認をさせる。
② 活動の目的と諸注意
森の中に棲息する生き物について、特にヒトに害をもたらす場合があるものの生態と対処方法を説明。(スズメバチ、ヘビ、クマ、うるし)
うるしは実物を見て、秘密基地の材料にしないよう学ばせる。
刃物の使い方を説明する。
③ 秘密基地作り
班に分かれて場所選び、構想、作業を行う。


到着し森の入り口で準備。

森の奥へ入っていく。


秘密基地の場所選び。


【2日目】
① 秘密基地作り
前日の作業を継続
② 昼食
食べ残しのないよう食べられる量だけ取るよう指導する。食後は食器の汚れを紙で拭き取る。
③ 秘密基地の完成
基地を拠点に森遊び。
翌日の発表会に向け、発表者と発表内容を考えさせる。


班ごとに構想を基に秘密基地作り。


【3日目】
① 発表会
② 秘密基地の解体
作り始めと解体したあとの森の様子を比べる。
③ 振り返り
秘密基地作りがもたらしたよいこと3つを伝える。
遊びながら間伐と整備を行ってくれたことで、森がより元気になったことを伝える。


秘密基地の完成。

発表会の様子。


活動前



活動後。雑木がなくなり、日がさし込んでいる。




■別年度のレポート
2007年度 体験ラリー 実施レポート
2006年度 森でお茶を飲もう 実施レポート
2005年度 サバイバルトレッキング 実施レポート

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