NO団体名主な企画内容
40 NPO法人 すいた環境学習協会(大阪府) 「水辺の生きものとふれあえる」
〜ビオトープづくりに,全校児童がチャレンジ〜吹田市立佐井寺小学校の創立30周年記念事業として全校児童で校庭にビオトープを作りあげる自然体験企画。生き物が集まるビオトープを設計から完成式まで全て児童たちの手作業で行うことで大きな達成感を味わう。

速報レポート1

日  時:2月1日~7月31日
場  所:吹田市立佐井寺小学校
参 加 者:児童 計715人  延2,862人
      6年生 5クラス 169人(3月卒業)   
      6年生 4クラス 130人
      5年生 4クラス 147人
      4年生 4クラス 133人  
      3年生 4クラス 136人
     教師 延91人
     地元ゼネコン業者 4人
     主催者  延178人

※ 活動は、すべて総合学習などの授業時間で実施

活動目的

1.学校周辺の川や池はすべてコンクリートで固められ、また、池は金網や柵で囲われ、児童たちは、水辺の生きものなどにふれあえる機会は、ほとんどない。
2.児童たちは、ビオトープを自分たちの手でつくりあげることで達成感を味わい、また、友達や大人たちとの共同作業を通じて、人との交流の楽しさ、面白さを体験し、児童たちに豊かな心を育てることができる。
3.野生の生きものの集まるビオトープで、人と自然との共存などを体験的に学ぶ環境教育の場として、大いに役立ち価値あるものになる。

活動内容

【2 月】  
6年生5クラス ビオトープづくりの説明、6年生児童が設計図作成、
主催者    ビオトープづくりについて 教育委員会、 学校側と打合せ

『活動状況』
「ビオトープ」という言葉を殆んどの児童が知らなかった。
昔の里山風景や水辺の生きものとのふれあいなどについて、主催者の子供の時の体験を詳しく話をすると、児童たちの目がかがやき、興味深く説明をききだした。


現地でのビオトープづくりの説明

【3 月】 
全校児童   朝会で、ビオトープづくりを説明、クラス毎でもわかりやすく説明  
6年生5クラス ビオトープの土掘り、低木の移植 18本
5年生4クラス ビオトープの土掘り
4年生4クラス ビオトープの土掘り
6年生5クラス 丸太橋の下面に全員がビオトープづくりを記念してサイン、橋の仮架設2橋
主催者    設計図などの内容打合せと決定

ビオトープの深さ、広さの調整、追加の土掘り 他

『活動状況』
1. 6年生全児童が作成した設計図は、夢を描いたものや、校章など、ユニークなものが多かった。児童の思いを集約したすばらしい設計図ができた。
2. 計画から完成までの作業手順書作成。作業内容 学習内容などを、事前に学校側によく説明し、理解納得してもらった。
 ・作業内容 ・学習内容 ・児童参加人数、学年、クラス ・教師参加人数 ・主催者参加人数
3. 設計図にもとづいて校庭に白線を引き、児童たちは、ツルハシ・トウグワ・スコップなどを使って土掘りをはじめた。児童たちにとっては、はじめて使う道具であり、また、校庭の土に、小石やコンクリートの破片が多くまじっており、なかなかうまく掘れない。慣れるにしたがって要領がわかり、どんどん掘りすすんだ。
 6・5・4年生の全児童446人が一致協力して、広さ約10m四方、深さ約50cm~1m30cmのビオトープの土堀り作業が無事完了した。
4. 6年生児童が、丸太橋の下面に自分たちの思いや感謝の気持ちを書き、それぞれサインした。校長先生、担任の先生方もサインに参加。記入後、ビオトープに仮架設し、橋の上で記念写真をとった。3月卒業するけど、良い思い出ができ、全員にこやかな笑顔をみせた。


6年生児童たちが作成した設計図

児童たちの設計図をもとに計画図作成

6年生 白線を引いて土掘り開始


6年生 スコップ、ツルハシ、トウグワを使って土掘り

5年生 一輪車を使って土運び

5年生 校長先生と一緒に低木掘り起し


5年生 掘り起した低木を移植先へ

6年生 橋の下面にサイン

【4 月】
主催者 配電盤の設置、川の基礎づくり、排水口の掘りこみ 他
地元ゼネコン業者 地元のゼネコン業者よりマンション改築ででた不用な小石 約200個いただいたので、業者に学校までダンプカーで運んでもらった。川の土手に使用するため。


配電盤の設置

地元ゼネコンより川の土手に使用する小石をダンプカーで運んでもらった


【5 月】
主催者 丸太橋の撤去、川の土台づくり、ビオトープまわりの高さ調整、土の取りのぞき 他

【6 月】
主催者 排水口の位置変更、土の掘りこみ、ビオトープの土手の掘り下げ 他

【7 月】
6年生 4クラス ビオトープ内に土入れ 石ひろい 毛布敷き 約30枚
        ビオトープ全面にゴムシート張り 15m×15m 1枚もの
4年生 4クラス 赤玉土でダンゴづくり、ゴムシートに張りつけ
3年生 4クラス ビオトープの土手に真砂土入れ、バケツリレー
6年生 4クラス 丸太橋架橋 4mと5mの丸太3本1組 2橋、排水口設置、コンクリートねり
3年生 2クラス ビオトープに真砂土入れ、バケツリレー
5年生 4クラス ビオトープに真砂土入れ、土手の修復
4年生 4クラス 川づくり、ブロック積み、コンクリートねり、川の中に小石と土入れ
3年生 4クラス 川の側面に土もり、土手づくり
5年生 4クラス ビオトープ内に真砂土入れ、土手の修復
4年生 4クラス ビオトープ内に真砂土入れ、周辺の整地、石ひろい、ビオトープに水張り
主催者 給水用のパイプ敷設、橋台の設置、排水口の設置、ビオトープに水張りと水抜き、
    川づくり、ブロック積み、ビオトープまわりの修復、整地、ビオトープに水張り 他
   
※ 川づくりなどの作業は、2学期に実施。10月初めに完成予定。

『活動状況』
1. 梅雨の晴れ間をぬっての作業となり、突然降ってくる豪雨で急遽中断したりという作業の繰り返し。
  雨上がりは、ビオトープ周辺が粘土質のため足元の悪いドロドロの中での作業であったが、児童たちは、梅雨の晴れ間から照りつける太陽のもと、頭のてっぺんから足の先まで全身どろんこ、汗まみれになりながらも、みんなのガンバリにより、夏休みまでに何とか水張りまで完了した。
2. 特に、ゴムシート敷きはたいへんだった。15m×15mの1枚もの、重量168kgのシートを6年生 1クラス 32人 力を合わせてビオトープまで運び、ビオトープ全体に敷き詰め、敷き終わった時、”ヤッタ ” との児童全員からの歓声が沸き起こった。
3. 夏休み中は、このまま水を張った状態にして、ゴムシートが落ちつくのを待って、水抜きをし、給水・
  噴水・水中ポンプ等の配管工事を完了して2学期を迎え、児童参加による滝づくり、川づくりを終えて、9月末ごろに水生植物の植栽、メダカ、ドジョウなどを放流して10月初め完成の予定。


6年生 ゴムシート敷き

4年生 赤玉土の団子張り

3年生 バケツリレーで土入れ


6年生 丸太橋架設


4年生 川ブロック積み コンクリートで固定


水張りを終え ほぼ出来上がったビオトープ

児童たちの感想

1. 卒業しても生き物や植物を大切にする気持ちがもてるような、思いでに残るすばらしいビオトープを、みんなと協力して作りたい。
2. 作って「よかったなぁ~」「自然はいいなぁ~」と思い出に残るようなビオトープにしたい。できたら、ずっと大切にしていきたい、してほしい。
3. このビオトープが佐井寺小学校の象徴となり、たくさんの人たちが気軽に生きものをみたりして、楽しんでもらえたらうれしい。
4. 自然をこわすことは簡単だけど、それをもとにもどすことはたいへんだということがよくわかったので、少しずつでも自然の問題に関わっていかないとだめだと実感した。
5. 校庭の土がかたくて掘るのがたいへんだったけど、掘れた時はうれしかった。服やくつがどろどろで、手やこしがいたくなったが、きちょうな体験ができてとても楽しかった。ビオトープをつくりあげるぞという気持ちがわいてきて、また、やりたいです。
6. 土を入れたり運んだりするのは大変だった。汗がだらだらでてきて、友達に「水をあびたみたい!」といわれるほど汗をかきました。でも、とてもやりがいがあってよかったです。 次もがんばります。
7. 暑くて土が重くて大変だったけど、みんなで協力してすることができたし、良い経験になって楽しかった。
8. 一番たいへんなのは、バケツリレーです。たいへんだったけど楽しかったです。また、やりたいけど、次は、曇りの日にしてほしいです。今日はほんとうにありがとうございました。 
9. 次は、もっともっと色々な作業をしたい。今日は、土をビオトープに運ぶことをしました。とてもあつくて、少しの土でもとても重かったです。ほとんどの人がお茶をたくさん飲んでいました。こんな体験をもっとしたいです。
10. ボランティアのおじさん、おばさん毎日、佐井寺小学校のビオトープづくりを手伝ってくれてありがとうございます。これから暑くなるけど、よろしくおねがいします。私達、佐井寺小学校児童全員がビオトープの完成を楽しみにしています。

主催者の感想

1. 安全第一をモットーとして、安全作業を最優先に日々取り組んでいる。
2. 児童参加時には、活動開始前に、ビオトープづくりの目的や、作業内容、作業手順などをわかりやすく 説明し、全員が理解・納得した上で活動を開始した。
3. 自分たちの学校のものだから、自分たちの手で作るんだという強い気持ちを前面にだし、担任の教師と 一緒になって、元気よく積極的に取り組んでいる姿をみて感動した。



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■別年度のレポート
2014年度 体験型自然環境学習支援事業『小学校の校庭で児童・教師たちが取り組む、自然環境教育の教材の場づくりと、それに付随する体験学習』の支援活動 実施レポート

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