NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人 すいた環境学習協会(大阪府) |
「水辺の生きものとふれあえる」 〜ビオトープづくりに,全校児童がチャレンジ〜吹田市立佐井寺小学校の創立30周年記念事業として全校児童で校庭にビオトープを作りあげる自然体験企画。生き物が集まるビオトープを設計から完成式まで全て児童たちの手作業で行うことで大きな達成感を味わう。 |
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速報レポート2
日 時 8月1日~10月10日
場 所 吹田市立佐井寺小学校
参 加 者 児童 752人 延 約1,600人
6年生 2クラス 71人
5年生 4クラス 147人
4年生 4クラス 133人
3年生 4クラス 136人
2年生 4クラス 138人
1年生 4クラス 127人
教師延 44人
保護者、地域の人たち 約550人
主催者 延102人
活動内容
【8月】
全校児童 ビオトープの観察
主催者 大雨により崩落した土手の修復、川づくり基礎、給水・噴水配管、川への循環配管、
噴水器具取付、水中ポンプの設置、水張り、川底整地、川岸基礎づくり、ビオトープ周辺の不用資材の片づけ 他
『活動状況』
児童たちは夏休みに登校した時に、水を張ったビオトープにカラスやスズメなどの野鳥が多く飛来し、
水あびや水をのんでいる様子を観察することができた。
また、赤トンボやチョウチョ、アメンボなどを見ることができた。
【9月】
5年生 4クラス 川底コンクリト張り、川岸の石積み、川に架ける橋の基礎づくり
4年生 4クラス 川岸石積み、コンクリートねり、コンクリート固定
5年生 有志 大雨により崩落したビオトープの土手の状態をみて、土石流の形やすごさ、こわさを学習
6年生 2クラス 撤去シーソーの遊具再利用のベンチづくり、丸太(4m)のベンチ設置
3年生 4クラス 川土手周囲・ビオトープ周り真砂土入れ、石ひろい
2年生 4クラス 市内の小学校より譲り受けた水生植物の植栽、石ひろい(スイタクワイ、スイレン
カヤツリグサ、ガマ、ショウブ、オモダカ、セリ、イグサ、アサザ、ウキクサなど)
1年生 4クラス 市内の小学校より譲り受けた生きものの観察、放流、石ひろい
(メダカ、ドジョウ、フナ、オタマジャクシ、タニシ など)
全校児童、保護者 9月29日の運動会で出来上がったビオトープのお披露目(一般公開)
地域の人たち
全校児童、保護者 「ビオトープの名前」を募集、締め切り日 10月5日
応募者数は、児童513通 保護者58通 現在 撰定中
主 催 者 ビオトープのネットワークづくりのため、ビオトープのある市内の小学校(岸部第一小学校、吹田第二小学校、山手小学校、桃山台小学校、津雲台小学校、東山田小学校)より、生きものや水生植物などをもらい受けに各校を訪問
川床のコンクリートの補修、ビオトープの水ぬき、土止め用の石おき、土手の補修、水張り、工具・資材・石などの片づけ、水辺に立ち入らないようにカンバンの取りつけ、など
『活動状況』
1.連日30度を超える猛暑の中、汗まみれになりながらも、全児童がそれぞれの分担の仕事を、きっちりとやり終えてくれた。
2.低学年の1~3年生には、ビオトープ周囲の石ひろいをやってもらったが、地味な仕事であるがみんな一生懸命で、このような地味なことほど、重要な仕事であると理解したようである。
3.石をコンクリートで固定するとき、はじめはコテ、スコップなどを使っていたが、しまいには素手の方が、やりやすいと手でセメントの団子を作って、石に張りつける児童が多かった。
4.2年生の水生植物の植え付けは、児童たちは素足でビオトープのどろの中に入り、「元気に育ってね」と 声をかけながら、大事そうに小さな手で植えた。
5.1年生は、ドジョウやオタマジャクシを手でつかみ大さわぎ、ドジョウのヒゲをかぞえたり、メダカを手のひらにのせ、やさしい目で一生懸命に観察した。
6.各クラスの作業終了後、児童全員丸太橋にのり、出来上がったばかりの噴水をみてもらう。教室の2階ぐらいまで、高く上がる噴水に頭からシャワーを浴びたようにずぶぬれになるのもいとわず歓声があがる。
7.運動会の時、保護者や地域の人たちがたくさん訪れ、児童たちが手づくりで作ったビオトープをみて、感嘆の声をあげていた。また、昼休み時には、ビオトープの回りは、児童たちでいっぱいになった。
【10月】
5~6年生 完成式でビオトープに放流、植栽する水辺の生きものや水生植物を、安威川の上流
(栽培委員会 有志) ・淀川の河川敷で採集
(メダカ、トノサマガエル、アマガエル、ハヤ、ドンコ、ミズカマキリ、サワエビ
オタマジャクシ、カワニナ、セリ、クレソン、ヨシ、など)
主 催 者 土手の補修 水位の調整
『活動状況』
1.地元の河川に採集に行った児童たちは、地域の生きものや水生植物とふれあいができ大満足、来年もまた来たいとの声が多く聞かれた。これを機会に好奇心や感心度も高まったようであった。
2.完成式は、10月17日(水)児童会主催で実施予定。
全校児童、教職員、PTA、地域の人たちが参加。
児童たちの感想
1.おじさんたちも、やさしくていねいに教えてくれたので、やりかたもすぐわかりました。手も足も、ドロドロによごれたけど、すごく楽しかったです。今日は、ほんとうにありがとうございました。
2.今日は、ビオトープについて、いろいろ教えてくださってありがとうございました。わたしは家にかえってビオトープについて、パソコンで調べてみることにしました。また、ビオトープ作りを楽しみにしています。
3.今日は暑かったし、ずっとしゃがんでいたので、とてもつかれました。手や足にセメントがついたりして、とても大変だった。でも、ビオトープが完成するのがとても楽しみにしています。
4.スコップでセメントをがんばってねりました。終わったあとに手を見たらすごくかわがむけていました。すごくいたかったです。でも、すごくたのしかったです。
5.最後に、「ふん水」をだしてもらった時に、周りを見たら、ほとんど完成していて「今まで自分達がやってきたんだなぁ。」と達成感を感じた。今日はありがとうございました。
6.感じたことは、みんなで力を合わせて、協力して作っていかないといけないということを感じました。 どの仕事も全力でがんばって、一生懸命やらないといけないということを感じました。
7.セメントを手でぬりました。石もはこびました。たいへんでした。でも、たのしかった。でも、しんどかった。
8.ビオトープのおじさんたちを見、わたしたちも、がんばらなきゃ!!と思いました。
9.今日、ベンチをつくったとき、初めてドリルをつかいました。最初はネジがぐらぐらして入れにくかったけど、さいごはちゃんと入れられたのでよかったです。ビオトープのおじさんへ、いままでありがとう ございました。
10. セメントを平らにならすのが大変だったけど、一番楽しかったです。ほかにも、セメントをつくったり、馬を乗せるための工夫をしたり、きちょうな体験ができました。
佐井寺小学校にビオトープをつくってくださってありがとうございました。
11. 運動会のときに、親にみてもらうのがすごくたのしみです。
12. ビオトープを作って学校がとてもきれいになったような気がします。ビオトープ作れてたのしかったです。
13. 土をほっている時に、おじさんに「上手だね」って何回も言われて、うれしかったです。
14. バケツリレーはすごくつかれました。スコップもして楽しかったです。すごくあせをかいて、たおれそうになりました。でも、みんなでやればすぐにおわりました。
15. おじさんたちは、「石ひろいは、じみだけど一番大事な仕事だって」いっていたので、わたしはすごくがんばりました。わたしにとっては、楽しい仕事です。もくひょう200コだったけど100コぐらいしか拾えませんでした。
16. きょうビオトープに水せいしょくぶつをうえました。水せいしょくぶつをうえたとき「ちゃんとそだってね」とこころの中でいいました。
17. どじょう はじめてさわれたし、ぬるぬるしていたよ。おたまじゃくしが大きかったよ。フナもはじめて さわれれてうれしかったよ。ビオトープだいじにするね。
18. さかながどうやってくらすのかを、おしえてくれてありがとうございました。
どじょうにひげが10ぽんあるなんてしらなかった。
主催者の感想
1.日々の作業は「安全第一」を合言葉として取り組んだ結果、なに一つのトラブルもケガもなく無事完成 することができました。これも参加した児童たちが、安全注意やルールをよく守り、元気よく一生懸命に取り組んでくれたおかげです。
2.担任教師たちの指示もテキパキしており、たいへん好感がもてました。
3.創立30周年を記念したビオトープづくりは、寒い日、雨上がりの日、暑い日などの中でのたいへんな作業であったが、児童・教師たちとの協働作業により、手づくりのすばらしいビオトープが完成しました。
4.完成式には、児童たちもやったという「達成感」と「満足感」で、胸がいっぱいになることでしょう。
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速報レポート3
■別年度のレポート
2014年度 体験型自然環境学習支援事業『小学校の校庭で児童・教師たちが取り組む、自然環境教育の教材の場づくりと、それに付随する体験学習』の支援活動 実施レポート
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