NO団体名主な企画内容
9 NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団(千葉県) 「「沖ノ島探検隊」~地域の宝を見つけよう~」
沖ノ島をフィールドに「海辺・海中・魚と食」の探検を通してふるさと館山の自然や歴史を知り、子どもたちに郷土愛と生きる力を育む自然体験プログラム

速報レポート2 『沖ノ島・スノーケリングで海中探検!海の中を見てみよう!』

開催日時  平成24年8月23日(木) 9:30~15:00
会  場  沖ノ島・豊津ホール
参加者数  24名(小学生21名・保護者3名)
スタッフ  11名(海辺の鑑定団7名・中央公民館4名)
プログラム概要

・スノーケリング活動における注意点の説明、水中の生き物などについて事前、事後学習
・スノーケリングで沖ノ島周辺の海中にいる生き物の観察、調査

活動内容

 3回シリーズの沖ノ島探検隊。第2回目となる今回はスノーケリングで沖ノ島周辺の海の中を探検し、生き物探しを実施。青い空、穏やかな海、絶好のコンディションの中でのプログラムとなりました。朝から暑かったこの日。保護者に送られてくる子ども達は早く海に入りたくてウズウズしている様子。一人ひとりの笑顔やキラキラした瞳が印象的でした。

1.活動における注意事項の説明
 まず、はじめにスタッフの紹介。スタッフは「うみがめ」さん、「たこやき」さん、「まる」さんなどの愛称で呼びましょう。楽しいスタッフ紹介の後に活動における注意事項について、パネル、写真を使って説明しました。
 岩の上は滑るため走らないこと。クラゲ(カツオノエボシ・アンドンクラゲ)やゴンズイ、ガンガゼなど海の中にいる生き物の中には毒を持つものがいるので不用意に手を出さないことなど、楽しく活動するための最低限のルールです。

2.スノーケリングの器具の装着方法、使い方について
 次に各器材の使い方の説明を行いました。マスクが曇らないようにたっぷり「唾液」を塗っておくこと、マスクに水が入ってしまったら上を押さえて鼻から息を思い切り出すと水を抜くことができる、スノーケルに水が入った場合も慌てず思いっきり息を吹き出す、フィンを装着したら後ろ向きに歩くことなど、器具の装着方法、器具の使い方、特徴を学習しました。
 一通りの説明が終了したら準備運動をして、みんなが楽しみにしているスノーケリングです。ただ、その前に浅瀬で器具の使い方の最終確認と一番重要なバディとのサイン確認を行いました。みんなからのOKサインを確認し、スノーケリングスタートです。

3.スノーケリングで水中観察(前半)
 前半は比較的浅めの場所で器材になれるところからスタート。フィンをゆっくり動かしながら進み、海の中の生き物を観察しました。透明度も高かったこの日は、ソラスズメダイ、ニシキベラ、カゴカキダイなどカラフルな魚たちの観察をすることができました。
 参加した子ども達はもちろん、保護者として付き添っていた父兄の皆さんも大興奮の様子。子どもそっちのけでスノーケリングを楽しんでいたのが印象的です。

4.スノーケリングで水中観察(後半)
 小休止の後、少し水深のあるポイントで見ることができるサンゴの観察に。参加者はフローティングベスト装着しているので、海水面からの観察となりましたが、水深2~3m程度のポイントで観察できた「イボサンゴ」や「キクメイシ」、またサンゴ周辺にいる魚たちの多さに大感激。運よくトコブシを食べている魚たちの様子を見ることもできました。
 幸い、相当数発生しているというクラゲにも遭遇することも無く開催できました。

5.活動の振り返り
 午後からは振り返りの事後学習。実際に自分の目で見た生き物や自分が宝物だと感じたものなどをまとめてもらいました。午前中の活動の疲れとお弁当を食べた後の満腹感で、参加者は若干マッタリした雰囲気でしたが、サンゴの北限息といわれている当地域の恵まれた資源を目の当たりにした子ども達から、いろいろな感想を聞くことができました。
・私の宝物はサンゴ。こんなに身近な海でサンゴを見ることができて嬉しかった。
・ソラスズメダイの鮮やかな「ブルー」がきれいだった。
・ガンガゼの針があんなに長いのはビックリした。
・ナマコをはじめて触った。ブニョブニョしていて気持ち悪かった。
・テレビでサンゴが減っていると言っていた。サンゴや色々な魚がいる沖ノ島自体が地域の宝物だと感じました。
・足のつかない場所まで行ったことはちょっと怖かったけど、色々な種類のサンゴを見ることができて嬉しかった。
・たくさんの魚や生き物がいてきれいだった。このきれいな海を守っていきたい。
・子どもの付き添いのつもりで申込みをしたが、思い切ってスノーケリングに参加させてもらい貴重な体験が出来た。身近な海の中がこんなにきれいだったとは。こんなにたくさんの魚やサンゴを見ることができたことにはビックリ。参加してよかった(母)。

 恵まれた自然に囲まれ、生まれたときから同じ環境の中にいると、それが当たり前になってしまうのでしょう。このようなプログラムに参加してもらえるのは地域の中でもごく一部の人かもしれません。ただ、このように自分の目で見、肌で感じ、心に刻まれた思い出はきっと何時までも忘れられないものになるのではないかと思います。
 もっとたくさんの人たちにも素晴らしい、恵まれた自然に囲まれて生活をしていることを体感してもらいたいと思う一方、今回、このような体験活動に参加した人たちが、友達に家族に色々なことを伝えられる人になってもらえたら嬉しいと感じた一日となりました。