NO | 団体名 | 主な企画内容
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国士舘大学ウエルネス・リサーチセンター(東京都) |
「第14回 自然体験教室 沖縄・座間味島キャンプスクール16日間~ウミガメが暮らす無人島キャンプ5日間を含む~」 シュノーケリング・夜の生き物観察・無人島一周探検・リーフ(サンゴ礁)トレイルなどのプログラムを通じて、「体験」だけで終わらせない「経験」から「日常」への行動変容を目指す企画。学校とも連携し、参加者の変化を学校へ報告する。 |
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速報レポート1
開催日時 平成24年8月10日(月)~8月25日(土) 15泊16日
開催場所 沖縄県 座間味島及び安室島(無人島)
参加者数 38名(小学3年生~6年生)*中学生1名を含む
スタッフ 12名(大学教員2名そのうち1名は救急救命士、大学院生3名、大学生7名)
実施プログラム
シュノーケリング講習3日間、スポットシュノーケリング(10m)1回、星座教室2回、夜の生物観察)2回、リーフフィッシング2回程度、シュノーケルフィッシング2回、リーフトレイル2回、無人島キャンプ5日間、無人島半周トレッキング、キャンプファイヤー、野外炊飯(無人島)11回、魚・貝の調理、平和学習(座間味島沖縄戦・対馬丸記念館)、環境学習(ビーチクリーニング)、貝・サンゴを使ったクラフト(ストラップ作り)、ウミガメ観察、座間味島一周トレッキング(17.5km)、沖縄県立博物館にて歴史・文化学習、絵手紙(保護者に向けて)、絵日記、ソロプログラム(ふりかえり)
活動内容
① 第1期(8月10日~14日)
班の仲間作りと集団生活に慣れる。シュノーケリングスキルアップを目指す。
羽田空港を7時に集合した参加者らは、家族らが見送る中、9時の飛行機で沖縄に旅立った。いよいよ16日間の旅の始まりである。初日の宿泊は、翌日の座間味島行きフェリーの出航に備えて、那覇市内ホテルの地下大広間の一室に参加者全員が寝袋で就寝した。2日目、座間味島に到着した参加者らは、長期滞在のベースキャンプ地となる座間味村青少年交流センターに移動し、班ごとの食料買い出し、料理作り、洗濯、お風呂、掃除などの集団生活がスタートした。交流センターから徒歩2分程度の場所にウミガメが来る美しいビーチがあり、このビーチにてシュノーケリング講習を行った。講習は3日間行い、シュノーケリング技術と安全管理、様々な海の生き物について学習した。
ホテルの地下大広間にて参加者全員で就寝。翌日のフェリー出航に備える。
地元のスーパーに食材を買出しに行き、班ごと調理。キャンプ期間中の班ごとの調理回数は30回を超える。
ウミガメがやって来るビーチにて3日間のシュノーケリング講習。
② 第2期(8月14日~18日)
4泊5日の無人キャンプに挑戦。心揺さぶられる自然体験。
チャーター船にて無人島に渡り、いよいよ4泊5日の無人島キャンプがスタート。海から見る無人島には人が住める様子は全くなく、参加者らは不安で一杯。自分たちでテントを張って荷物をテントの中に入れると、少し安心した様子。流木を使って野外調理をしたり、穴を掘っただけのトイレを利用したり、食器はトイレットペーパーで拭き取って、砂で擦って綺麗にしたりと、生活の一つ一つが初めてのことばかり。大変なこともありましたが、みんなで協力して無人島生活を思いっきり楽しみました。水深4m~10mの場所でシュノーケリングを班ごと行い、たくさんの魚やサンゴ、ウミヘビなどに出会い、夜は満天の星空のもと、様々な星座や天の川、流れ星、人工衛星、月などの観察をおこなった。日の出とともに起床し、日が沈むのに合わせて夕食を取り、時計を使わないで一日一日を大切に過ごしました。
チャーター船にて無人島に上陸。4泊5日の無人島生活のスタート。
班ごとテントを張り、自分の荷物をテント内に移動する。
無人島の夜は満天の星空。天の川や流れ星、人工衛星に感動。また、海を見ながらの平和学習で沖縄戦について学ぶ。
無人島でのキャンプファイヤー。どんなに大騒ぎしても大丈夫。
人気の活動プログラムであるフィッシング。腰まで海に入ってサンゴに隠れているミーバイ(ハタ)を狙う。他にもシュノーケリングをしながらのフィッシングでたくさんの魚をゲット。塩焼きや刺身、つみれ団子汁にして美味しくいただきました。
シュノーケリングの様子。
シュノーケリングの様子。
リーフトレイルをしながら無人島を半周。途中、ウツボやシャコ、カニ、ナマコ、ヒトデなどに出会う。
無人島でも班ごと食事作り。カセットコンロと焚火台をつかって煮炊きをする。
スタッフに投げられて遊ぶ参加者。無人島の海を全力で遊ぶ。
無人島最終日に、ビーチクリーニングをしたゴミを持ち帰る。ゴミの量は砂袋約40袋。アダンの茂みにはテントやアルミテーブルが捨てられていました。
③ 第3期(8月18日~22日)
班別活動。自分たちの力だけで座間味島一周に挑戦。
無人島から座間味島のベースキャンプ地である交流センターに戻り、無人島生活で溜まった洗濯物や備品の片付けを一日使って行い。無人島での思い出を日記にしたり、東京で待つ家族に宛てた絵手紙を書いたり、無人島で拾ってきた貝殻やサンゴを使ってストラップやネックレスを作ったりと、疲れた体も休ませながら、無人島生活を振り返る時間を過ごしました。体力が回復してから、いよいよキャンプカウンセラーも同行しないで、座間味島を一周する班活動に挑戦。班員で一周するルートを設定し、17.5kmのコースと、11kmのコースに挑戦しました、それぞれの班が、おにぎり弁当を作って、それぞれのペースでスタート。途中、様々な出来事があったようですが、励まし合って全員が座間味島一周に成功しました。ゴールで待つスタッフらとハイタッチして成功の喜びを分ち合いました。無人島で見ることができなかったウミガメも、交流センター近くのビーチでのシュノーケリングで参加者全員が見ることができました。
無人島で拾ってきた貝をつかったストラップ作り。
座間味島一周(17.5km)に子ども達だけで挑戦。
ゴールで待っていたスタッフとハイタッチで喜びを分かち合う。全員成功!
参加者全員がウミガメを見ることができました。
④ 第4期(8月22日~25日)
台風15号の接近により座間味島から沖縄本当へ
台風15号の接近に伴いフェリー欠航の可能性があるため予定より2日早く座間味島から沖縄本当へ戻ることになりました。このような事態に対応して、初日宿泊したホテルの地下大広間を16日間の期間中貸し切っていたため、予定変更した2日間は地下大広間に参加者全員で宿泊。参加者全員が一つのファミリーのように、男女の分け隔てなく、仲良く過ごせるようになりました。プログラムの変更に伴い、沖縄本島では、沖縄県立博物館にて歴史文化学習と、対馬丸記念館にて平和学習をおこないました。25日、帰着のスケジュールも台風の接近を想定して、午前発の成田便に変更し、成田からはチャーターバスで世田谷の解散場所まで移動しました。16日間の子どもたちの旅が終了。参加者全員が病気や怪我なく過ごすことができました。たくましく成長した我が子を見て涙ぐむお母さんがいました。
台風の接近に伴い地下大広間での2日間の共同生活。仲間たちとの共同生活で大興奮。みんな安心して夜はぐっすり・・。
たくましく成長した38名の参加者達。
■別年度のレポート
2017年度 第23回自然体験教室 座間味村自然体験教室13日間 ~慶留間島海人生活体験プログラム~ 実施レポート
2013年度 多摩の自然学校~学校キャンプと身近な自然体験~ 実施レポート
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