NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラスト(北海道) |
「きりたっぷ子ども自然クラブ」 春と夏の湿原探検、生き物観察、無人島探検、アウトドアクッキング、廃校キャンプ等、季節に合わせて自然を楽しむ活動を展開する。地域の人たちに「先生」になってもらい、地元の魅力に触れて郷土愛を育む企画。 |
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速報レポート1
実施期日 2014年7月20日(日) 9:30~14:00
場所 霧多布湿原センター ロングリバーコース
内容 「夏のヤチボウズ探検隊!」
参加者 浜中町内小学校児童11名・スタッフ2名 計13名
参加スケジュール
9:30 受付、自己紹介、スケジュール説明
9:50 出発−トドマツ林で松ヤニ花火、途中2回ほど休憩
11:30 ナシの木広場到着−木登り、ロープでターザンなど
12:15 湧き水を飲んで休憩、カルピス用湧き水採集
13:00 センター着、昼食、カルピスで乾杯、「私は誰でしょう」ゲーム、ふりかえり
14:00 終了
活動内容
「夏のヤチボウズ探検隊!」と題し、夏の湿原と森を探検した。この「ヤチボウズ探検隊」は、春・夏・秋・冬と年に4回実施し、四季による自然の変化を、探検を通して子どもが感じられることを大切にしている。
4月の「春のヤチボウズ探検隊!」のときには低かったヨブスマソウが、2m以上の高さになっていたり、エゾアカガエルの卵が孵って成長していたりと、季節による自然の変化を体感したようである。特に今回は、4月の活動にも参加していた子が多かったため、そうした声がより多く聞かれた。
(活動中の子どもの声)
- 「4月に来たときは草(ヨシなど)がこんなにぼうぼうじゃなかったのに!大きくなったね」
- 「(エゾムラサキを見て)この花かわいい」
- 「(エゾノクサイチゴを食べて)本当だ!イチゴの味!」
ルートは、湿原センター裏の森を抜けて湿原の中を歩き、沢で湧き水を汲んでセンターに戻ってくる、というものである。この活動のお楽しみは、汲んだ湧き水でカルピスを作って飲むこと。保護者や子どもたちの声からも、この「湧き水でカルピス」が魅力的であることがうかがえる。
活動の中で子どもが夢中になっていたことは、エゾアカガエル探し。探すと言っても、歩いていると足下を跳びまわっているので、何度も立ち止まり追いかけたり観察したりした。もう一つは「松ヤニ花火」。トドマツ林でよく行うプログラムで、マツの幹の膨らみを潰して枝に松ヤニを絡め、火を付ける「森の花火」である。押すとプニュっと出てくる松ヤニと、パチパチ燃える花火に、夢中になる子どもたち。「いい匂い!」という声に、「松はアロマオイルにも使われるんだよ」と教えると、一同納得の様子だった。
センターに戻ってきて、湧き水カルピスで乾杯し、感想を聞いた。
(子どもたちの感想)
- 「湧き水カルピスがすごくおいしかった」
- 「湧き水を手ですくって飲んだら、冷たくておいしかった」
- 「カエルがたくさんいて、つかまえるのがおもしろかった」
- 「花火が楽しかった」
- 「松ヤニがいい匂いだった」
スタッフのふりかえりとしては、
- 今回は低学年が多く、歩くペースがゆっくりであったこと、途中で生き物を見つけるたび立ち止まったり休憩を入れたりが比較的多かったことから、午前中は予定より時間が押した。元々ゆったりしたスケジュールで、合間にネイチャーゲームをいくつか予定していた。それを省き時間を合わせたのでオーバーはしなかったが、参加者の年齢を考え、時間配分をしていきたい。
- マツヤニ花火は、火の始末について徹底する。夢中になると、決めた土の範囲から外に持ちだしそうになり、下に葉っぱがあると危ないので、しっかりとそのことを伝える。
- 湧き水カルピスなど、活動のお楽しみとなるものがあることで、参加者も保護者も活動への意欲が上がり、活動のイメージもわきやすい。
などが挙げられた。
速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3
■別年度のレポート
2015年度 きりたっぷ子ども自然クラブ 実施レポート
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