NO団体名主な企画内容
3 NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラスト(北海道) 「きりたっぷ子ども自然クラブ」
春と夏の湿原探検、生き物観察、無人島探検、アウトドアクッキング、廃校キャンプ等、季節に合わせて自然を楽しむ活動を展開する。地域の人たちに「先生」になってもらい、地元の魅力に触れて郷土愛を育む企画。

速報レポート3

実施期日  2014年9月21日(日) 9:30~14:00
場所    霧多布湿原センター(集合・解散)→嶮暮帰島
内容    「無人島探検!」
参加者   浜中町内小学校児童18名・ボランティア1名・実習生(大学生)2名・スタッフ2名・漁師さん(漁船操縦・島でのガイド)2名   計25名
参加スケジュール

 9:30 受付、自己紹介、スケジュール説明
 9:50 出港
10:10 嶮暮帰島着、漁師さんの紹介、班分け
   ネイチャービンゴ、昔々クイズをしながら島の上へ
11:10 島の上へ到着、昼食
11:50 伝達ゲーム、ビンゴ答え合わせ
12:15 島を降りる
13:00 島を出発
13:50 センター着、漁師さんにお礼、終了

活動内容

 毎年恒例となっている嶮暮帰島(けんぼっきとう)の探検。漁師さんの船で無人島へ渡り、浜辺や島の上を歩いて景色を眺めながらお弁当を食べる、人気の活動である。今回も応募が多く、特に子どもの保護者からも「行ってみたい」という声が多かった。船に定員があり、一度に行ける人数が限られるので、漁師さんの繁忙期(昆布漁期)を除き可能であれば複数回の開催を考えたい活動と言える。

 島までの移動手段は、漁師さんの船。初めて漁船に乗る子はドキドキの様子。一方、漁業を営む家庭の子どもは乗り慣れているため「うちのお父さんもっとスピード出すんだよ!」と自慢気。いろいろな子がいて面白い。小型でスピード感のある漁船は、波しぶきや風がとても爽快で、これが人気の理由の一つのようである。


無人島へ行ってきます!

速い、速い!気持ちいい~!

 島につくと、ネイチャービンゴをしながら浜辺を歩いていろいろなものを発見する子どもたち。貝やヨコエビを見つけたり、海藻や漂着物を拾ってきたり、中には古いタコつぼを気に入って持ち帰った子もいた。
 また、砂州の辺りでは昔、潮が引くと歩いて島まで渡れて花咲ガニが拾えたこと、古い家屋は昔漁師さんが住んでいたことなど、「昔々クイズ」を出題して漁師さんに解説して頂いた。


出発進行!何があるかな?

昔々クイズ、皆正解率が高かったです

昔はここを歩いて渡れたんだね

 島の上まで上がり、海や岩場を一望できる眺めの良い場所でお弁当を食べ、ゲームをしたりビンゴの答え合わせをしたりして楽しんだ後、島を下りた。


いい天気、お昼寝したいなあ…

漁師さんともすっかり仲良しです

海に向かって大声で叫ぼう!


海がきらきら光ってきれい!

帰り道は景色を眺める余裕のある皆

嶮暮帰島、ありがとう!

活動中の子どもの声

「船が速くて、気持ちいい!」「(浜辺で)丸い石がたくさんある」「エビがいっぱいいるよ」「動物は何が住んでいるの?」「今は歩いて渡れないの?」

子どもたちの感想

「水切りの競争を皆でして面白かった」「船にもっと乗りたい」「お弁当が楽しかった」
「上るのは大変だったけど、楽しかった」

スタッフのふりかえりとしては、

  • 島の上り下りで一列になり歩く際、歩くペースに差が出てきて間が空くことがあった。低学年などペースが遅い子のところにスタッフが入るなど配慮が必要。また、上りきってから目的地までの間にも低学年にとっては距離があるので、途中で休憩を入れたほうが良いと感じた。
  • 昔々クイズの際など、何人か違うものに注意をとられていたり、遊び出したりしてしまう子がいた。こちらに集中させる工夫、ひきつける工夫を考える。
  • 活動中は様々な危険もあり、そこを利用する動植物や人への影響もある。浜辺で遊んでいて何気なく海へ流した丸太の木が、漁船にあたってトラブルを起こすかもしれない。実際に子どもが漁師さんに注意される場面があった。しても良いことと良くないことをきちんとまず落ち着かせて伝える。良くないことであれば、それはなぜかを考えられるようにする。

などが挙げられた。



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3

■別年度のレポート
2015年度 きりたっぷ子ども自然クラブ 実施レポート

プログラム検索に戻る