NO団体名主な企画内容
4 NPO法人 ビオトープ・イタンキ in 室蘭(北海道) 「「獲物のあるビオトープ」における自然体験学習」
湿地再生・自然回復活動は順調に進み、子どもたちが自由に遊び、虫や魚を採取できるビオトープになりつつある。そんな場所に子どもたちを呼びこみ、生き物に触れ、体感し、自然の恵みや命の大切さ、ふるさとの自然環境について学ぶ。

速報レポート3

実施日 : 2015年9月17日(木)
実施校 : ほくと保育園
参加者 : 4歳児・5歳児56名、引率者9名、NPO法人会員5名

 ビオトープ・イタンキで唯一の未就園児による自然体験学習です。もともと7月に予定されていた活動ですが、ビオトープ・イタンキ周辺地域でドクガが大発生したため、二カ月も延期となってしまいました。昨年夏は2回も実施していただけに、楽しみにしていた子ども達も多かったことでしょう。
 4歳と5歳ということもあり、学習というよりは「外でのお遊び」です。池へ入ろうとするも、最初のうちは長靴に水が入らないようにと慎重な子が多いようでしたが、すぐに慣れて水の中へジャブジャブ、大人の後を追いかけて入っていき、網でトミヨをすくっていました。他にはドジョウ、タニシ、モノアラガイ、ヒル、ヤゴ、コオイムシなどが捕れ、初めて見る生き物に興味津々の様子でした。草地の方でも、昆虫採集に興味のある子ども達が網を振り回して昆虫を追いかけていましたが、網を振り回して走っているだけでさっぱり取れないことが多いようでした。保育士の先生やNPO法人会員から採集の手伝ってもらいながら、ナバッタ、モンキチョウ、アキアカネ、エゾエンマコオロギなどを捕まえ、観察ケースに入れてじっと覗き込んでいる様子が印象的でした。
 今回採集した生物から、トミヨ、モノアラガイ、タニシ、ドジョウそれにニホンザリガニを保育園に持ち帰り園児達がお世話をすることになります。生き物を捕まえて観察、飼育し、地元の自然に親しんだ体験学習となり、初秋のよい思い出となることでしょう。


自然体験学習の説明を受けている園児たち

水辺で水生生物を探している様子

水辺で水生生物を探している様子


採集した生物を観察ケースに入れて観察している様子

水辺や草地で採集をしている様子

初めて見るニホンザリガニに興味津々で見入っている様子



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