NO団体名主な企画内容
20 一般社団法人 若狭路活性化研究所(福井県) 「若狭路わくわくキッズパラダイス 夏の陣 常神半島 海ッ子合宿」
自然資源が豊富な若狭湾で、地元の子どもたちが都市部の子どもたちと、また地元住民や県内外の学生スタッフなど幅広い世代が交流し、海辺の生きもの探し、大敷網漁体験など、とことん若狭湾を体験するプログラム。

速報レポート1

日時:第1弾 2016年7月25日(月)16:00〜7月28日(木)11:00
場所:福井県三方上中郡若狭町神子地籍 若狭町立岬小学校及び若狭湾付近一帯
参加者:16名 (若狭・大阪府の子ども達12名、福井県内学生スタッフ2名、講師2名)

7月25日(合宿1日目)
16:00 入校式

若狭に来るのは今回が初めてという都会の子ども達と地元の子ども達計12名が顔合わせを行い、まずはあいさつと自己紹介を行いました。最初はみんな緊張している様子でしたが、お互いの名前、学年、特技などのお話をするうちに少しづつ打ち解けたようでした。



17:00 テント張り

みんなで寝るテントを子ども達自身で張りました。
「テントで寝るの初めて。」
「えっ、自分で作れるの?」
「雨とか大丈夫かな?」
など様々なことを言いつつテント張り開始。するとテント経験のある子は、経験のない子に教えてあげながら、自分達の力でテントを組み上げていきました。
力のある男の子達はペグ打ちの時に女子テントの方も補助してあげたりと、協力して作業を進めていました。
自分達の寝るテントが完成すると、子ども達もひとつ自信をつけたようで、「雨降ってきたら、この雨よけを閉めようね。」などと班内で話をする様子も見られました。


テント張りをしている様子。

18:00 夕食
合宿最初の夕食はシチューです。2日目からの夕食のご飯作りは自分達で行うので、今日は配膳等の作業のみ子ども達で行いまいた。


ご飯の準備を終えての、ハイチーズ!

19:00 オリエンテーション
 ごはんのあとは、自分達の班の役割決めを行いました。
  ①班長 ②班の名前 ③ご飯係 ④レクレーション係 ⑤お掃除係 ⑥テント管理係 
「班長やりたい人ー?」
「私やりたーい。」「僕もやりたーい。」「ずるーい。」
など、最初の自己紹介の時とはうってかわり、どんどん意見が出てくるようになりました。
21:00 就寝
 今日は初日ということもあり、オリエンテーションを中心にアイスブレイクをしっかり行うようにしました。

7月26日(合宿2日目)
6:00 起床
9:00~福井県海浜自然センター見学 
この日は朝から天気が悪かったので、合宿所からバスで20分くらいのところにある「福井県海浜自然センター」で若狭の自然について見学をしました。
海に入る前段階として若狭の海に暮らす生き物を直接手で触れてもらうことで、子ども達に若狭の海の生き物を身近に感じてもらうことができました。
生き物に触れながら、子ども達からは、
 「この生き物なんていう名前がついてるんですか?」
 「若狭グジっていう魚は若狭にしか住んでいない魚なんですか?」
など様々な質問が出ていました。



11:00 海の中へ
天気がやや回復してきましたので、見学もそこそこに海へ入ることにしました。
センター内生き物見学のお陰で、みんなの予備知識はしっかり付けられているので、フナ虫などを怖がること無く、海入ることができました。


円になってバシャバシャ、みんなでライフジャケットの浮力を体験してみましょう。

15:00 火おこし→ご飯作り
夕食のご飯作りとして、飯盒炊爨を行いました。
雨が降っているので、できるだけ薪濡らさないように気を付けながら、
 ・各班高学年は薪割り係り
 ・その他の子ども達はお米とぎ係り
に役割分担し、作業開始。初日の夜に決めた班長、ご飯係を中心に各班話し合いを行い、火をつける人、うちわで扇ぐ人、ご飯の炊き上がりを確認する人などさらに細かい分担を行っていました。



各班に与えられたマッチの数は3本。そのことを伝えると、みんな少し緊張した様子で
「やっぱり誰か代わりにやってよ。」
  「だめ、ちゃんと最後までやって。」
など少し問答を経た後、覚悟を決めて、エイッ!
…各班何とか無事に火をつけることができました。



20:00 ナイトサファリ
ご飯を食べた後は、みんなで生き物散策に行きました。
最初はみんな
 「全然怖くないわ。」
と言っていましたが、ひとたび動物の動くガサガサという音が聞こえた瞬間、
 「めちゃめちゃ怖いわ。早く帰りたい。」
言葉が一変。
 (スタッフ)「夜には、昼間では見ることの出来ない動物の生態を見ることが出来るのだから、しっかり見てな。」
 「はーい。」



7月27日(合宿3日目)
5:30 漁師さんのお仕事見学

2日目は海に慣れる、生き物を観察する、というテーマでしたが、3日目は「海と人との共生」について学びます。
その1として、地元漁師さんの仕事体験(定置網漁の水揚げ見学)を行いました。


漁師さんの仕事見学、その迫力にみんなびっくりしていました。

地元漁師さんとの触れ合い

見てるだけより、触ってみると全て分かる、その鮫肌。

9:00 海に入る前に、漁師のお話
3日目、今日のテーマは、「海と人との共生」ということで、地元漁師さんから海の環境についてお話をしていただくことにしました。みんな真剣に話を聞いていました。
質問の時間では素朴な質問から、専門的な質問までたくさんの意見が出てきていたので、短い時間ではありましたが、充実した時間となりました。


地元漁師のお話をしっかり聞いています。


最後に漁師の方と握手させてもらいました、みんなその手の大きさに驚嘆

10:00 いざ海へ
海と人との暮らし方ということで、身近にある道具を使って海を楽しむ術を体験してもらいました。※本日の海は、合宿所から徒歩1分のところ
 ・ペットボトルを使って、浮力体験
 ・竹筒を使ってのすいとんの術体験
 ・竹筒を使っての水鉄砲の術体験
 ・ライフジャケット着用泳ぎリレー


浜ではまず、漁師さんのお話にもあった「キレイな海を保っていくために、ひとりひとりが考えてください。」という言葉に則り、入水5分間浜清掃を行いました。

竹筒を使って水鉄砲をしている様子。

11:00 フロート渡り
工夫して海を楽しむ術として、最後は巨大フロート渡り大会を行いました。
揺れるフロートの上を軽快に進んでいく姿に歓声が起こっていました。
「フロート楽しい。」
「家でも作ってみたい」
一工夫でこんなにも海を楽しむ道具を作ることが出来るのです。



17:00  最後の夕食
最後の夕食のカレーのご飯はもちろん、みんなで火おこしして作ったもの。
さすがのカレーは大人気。



20:00  キャンプファイヤー
合宿最後の夜は、キャンプファイヤーを行いました。
班長がトーチで火を付けたあと、各班での出し物を行いました。
天高く上がる炎にこども達は「すごーい。燃えてるー。」「みんなの顔が見えるようになったー。」など、歓声があがっていました。



子ども達の感想(一部抜粋)

  • 朝漁師さんがとった魚をみせてもらいました。小さい魚からサメ、イシダイまでいました。サメの口の中に小さい魚が3匹入っていました。子どものサメもいました。いろんな生き物が見られて楽しかったです。
  • 海の中にはいろんな生き物がいました。
  • いっぱい海に入れて楽しかった。いっぱい友達ができました。貝やビーチガラス、魚を見つけられました。
  • キャンプファイヤーが楽しかった。
  • 海で水切りを3連続できたのがうれしかった。
  • キャンプファイヤーでは、グリコやクイズなどをたくさんして、楽しかった。
  • 海には、知っている魚だけじゃなくて、知らない魚もいた。
  • クラゲは種類によっては怖くないと知った。



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3
速報レポート4
速報レポート5

プログラム検索に戻る