活動レポート２３　ホタル館上流の畑の赤土対策

久米島ホタル館を流れる浦地川の上流には、土地改良農地と個人の農地があり、大雨の際に、その農地から流出する赤土や肥料や農薬の影響で、川に生息する生きもの達や海の資源まで年々、減少しています。
５年前に子どもたちと一緒に対策をした場所が今回、上流域の農地の開墾の際に、周辺の河畔林を含め大規模に伐採されてしまいまいました。
その状況を、ホタレンジャーの子どもたちや保護者、ホタルの会が、町行政や町議員に陳情したところ、「子ども達のために」と、役場の指導で、台風に備えた赤土流出対策を行っていただくことが出来ました。
作業には、子ども達が直接活動していませんが、農業の振興に伴う自然環境へのダメージに、前向きな対策をとる事が出来ない地域性の中、川で遊ぶ楽しさを再認識させてくれる子ども達の姿が、大人社会の仕組みに、自然環境保全の光明を見出させてくれた、画期的な出来事として報告させていただきます。

河畔林まで伐採して広げてしまった耕作農地の周りに巻き取った枯草と板戸で堰を作り、赤土が流れ出すのを防ぐ工法

開墾した広大な裸地は、ブルーシートで覆うマルチング対策を施し、複合的な赤土流出防止対策を2日間かけて行ってくれました。

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