NO | 団体名 | 主な企画内容
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特定非営利活動法人 京都子どもセンター(京都府) |
「無人島1週間チャレンジキャンプ2016」 テントやかまど、トイレを皆で協力して設営し、食器は手作りした竹食器を使う。魚釣りや漂着物でのイカダレース、海賊伝説のある島全体を使って宝探しゲーム等の遊びを取り入れながら、仲間と一緒に無人島生活を体験する企画。 |
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速報レポート2
日時:2016年8月6日(土)~2016年8月13日(土)
場所:京都府船井郡京丹波町下山土渕61-7 京都でてこいランド、兵庫県姫路市家島群島加島
参加者:小学生29人、中学生9人、スタッフ25人、カメラマン1人、看護師3人 計67人
スタッフが会議で決めたプログラムを元に1週間無人島キャンプを運営する。
〈1日目〉
1日目は家族と離れて生活することに慣れたり、無人島での一日の流れを知ってもらったりするため京都府船井郡にある京都でてこいランドという施設で過ごします。始めに一週間一緒に生活する班を発表し、班の名前や班長も班で相談して決めていきます。その後島で使う竹食器の製作や班のシンボルになる班旗作りを行い夜は無人島での注意事項をスタッフの寸劇を交えながら伝えました。
〈2日目〉
午前中にでてこいランドを出発しバスで姫路市にある妻鹿港まで行き、妻鹿港からは船で加島へ向います。途中男鹿島という有人島で水を汲みます。加島につくと班ごとに一週間暮らす村の場所を決め、そこに自分たちでテントを張りかまどを作ります。スタッフによる参加者の子ども達への飯盒の使い方や火のおこしかたなどの基本講習会を行いました。夜は班ごとにカレーを作り1番おいしいカレーを決めるカレーコンテストを開催しました。ピンクのカレーや玉ねぎが丸々1個入ったカレーなどがあったがどれもおいしくできました。
〈3日目〉
この日のメインイベントは食料争奪オリエンテーリングという1つ指令をこなすと1つ食材がもらえる企画。どんな食材がもらえるかは最後までわかりません。大きな声で歌ったり近くの島まで泳いで行ったりちょっぴり恥ずかしい指令や体を使った指令にも班ごとで協力してクリアを目指します。子ども達は1つでも多くの指令をクリアし多くの食材をもらおうと一生懸命。自然と班の仲も深まっていきます。午後はそのもらった食材を使って何を作るか相談して創作料理をつくります。食材のなかには玉ねぎや鶏肉などに混ざってマーマレードやポテトチップスなど変わったものもいくつかあり、完成した料理は工夫、味、見た目等を審査しどの班が1番素敵なご飯を作ったかを採点します。夜段ボールとアルミホイルで作る段ボール窯を使ってピザを焼きます。普段家でもなかなか自分で焼く機会がないピザ。自分たちで窯もピザの生地も1から手作りした子ども達は焼きあがったピザにとっても感動していました。
〈4日目〉
4日目はガチでサバイバル略してガチサバの日です。普段はライターを使い火を起こして飯盒でお米を炊いていますがこの日は朝からルーペを使って火おこしをしたり、海水から塩を作ったり魚を捕るためのもんどりをしかけたりしました。また最近増えている災害時にも使える空き缶やジップロックを使った炊飯にも挑戦しました。初めての経験が多くみんなとってもわくわくした表情でした。夜の企画は肝試しです。二人一組で森の中を抜け島の反対側までいき、その道中にいくつか仕掛けがあります。始まる前には参加者の中の中学生がとっても上手にみんなに怖い話をしてくれました。怖過ぎて泣き出してしまう子もいましたが無事ゴールできました。
〈5日目〉
5日目は渡船をお願いしている中村荘という民宿の方に講師をお願いし、釣りや魚について学ぶ海の日です。釣り場までは険しい岩場をいくつか超えていかなければいけません。初めて岩場に挑戦する子や小さい子たちはスタッフや中学生の手を借りながら無事全員が釣り場に到着しました。説明会で楽しみなこととして釣りを挙げている子が多かったこともあり子ども達は真剣な表情で釣りをしていました。午後からは釣った魚をさばきます。さばき方も中村荘の方に教えてもらい1人ずつさばいていきます。鱗を取って内臓を取って三枚おろしに、大人でもなかなかできないことを子ども達はとっても上手にやっていました。そして夜はその自分たちでさばいた魚を野菜と一緒にアルミホイルに包んでホイル焼きにします。釣ってさばいて食べてみんな大満足の一日でした。
〈6日目〉
6日目は朝の企画がないためゆっくり、お昼ごはんが竹にパン生地を巻いて焼く竹パンとパン生地を飯盒にいれて焼く飯盒パンのため生地を発酵させながら班ごとに思い思いの時間を過ごします。それと同時に午後から運動会で使う神輿も作りました。運動会はまず班対抗で行いそのあとスタッフ対子どもで行いました。競技は今年のテーマである「お祭り」になぞってペットボトルキャップすくいや的あてなどをリレー方式で行いました。バトンは午前中に作った神輿です。『わっしょいわっしょい』と声をかけながらみんなで競技を楽しみました。夜の企画は班ごとに出店し売り上げを競う夜店です。あらかじめ決めていた食べ物のお店ともう一つ食べ物以外のお店も出店しました。食べ物以外の店では島で拾ったシーグラスや貝殻を使ってアクセサリーを作って売ったり、落ちていたペットボトルとボールでボウリング屋さんをやったりしていました。どの班も自分の店の商品を売ろうと『いらっしゃい』『いかがですかー?』と一生懸命声を出して宣伝していてとってもいい顔をしていました。夜店が終わるとその売り上げを使ってセリをします。果物や遊び道具など様々商品をセリで落としていきます。無人島ではめったに食べることができない甘いフルーツにどの班も子どもとスタッフが一丸となってセリに参加していました。
〈7日目〉
無人島で遊ぶ最後の日、この日のビッグイベントはイカダレースです。イカダづくりに使えるのは島に落ちているものだけ!前もって集めておいた材料をどんな形にするか話し合いロープでつないで行きます。イカダレースは速さだけでなく海に浮かべた状態で何人乗れるかや見た目も重要なポイントです。発泡スチロールや浮きをつけて軽くするなど各班工夫を凝らしたイカダになりました。午後からは作ったイカダを持ち寄ってイカダレースをします。どの班も一位になろうと頑張って泳いでイカダを進めていきます。途中でひもがほどけて崩れるなどのハプニングがあったイカダもありましたがとても楽しいイカダレースになりました。最後の夜ご飯を食べて夜はキャンプファイヤーです。みんなで歌って踊ってそして班ごとの発表もします。発表では無人島あるあるやミニゲーム、劇などどれも面白いものでした。最後に全員で一人ずつ一言感想を言っていきます。『来年も行きます!』と元気よく言ってくれる子や、みんなと別れるのがさみしくて思わず泣いてしまう子など暖かいけどどこか切ない雰囲気でした。最後にもう一度歌を歌ってキャンプファイヤーは終わりました。
〈8日目〉
8日目は京都へ帰る日です。1週間生活してきた村を元に戻していきます。テントもたたんですべての資材を撤収させていきます。子ども達の協力のおかげで例年よりもとってもスムーズに片付けの作業ができました。そして一段落つくとカモナスTシャツを子ども達に配布していきます。カモナスTシャツとはカモナスが毎年作ってキャンプに来てくれたスタッフと子ども達に配布しているものです。最終日(8日目)はこのカモナスTシャツを全員で着て京都へ帰ります。毎年色が違うのですが今年はミント色。隊長に一人ずつ名前を呼ばれると、子ども達はなんだかうれしそうな顔になっていきます。船が加島に到着しいよいよ加島とお別れです。一列に並んで一人ずつ握手しながら船に乗り込んでいきます。感極まって涙を流している子もいてこのキャンプがどれだけ大切にされているかが伝わってきました。船でまずは男鹿島までいくと海の日にお世話になった中村荘さんがおいしいお刺身と煮つけ、みそ汁を用意して出迎えてくれました。どれもおいしくいただきいよいよ京都に向けて出発です。帰りの船とバスはみんな疲れてたのかぐっすり寝てる子がたくさんいました。京都にと到着し親御さんたちに無事帰ってきたことを報告しキャンプは終わりました。
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